【地球、もう限界か】豪雨と酷暑、アラスカで起きた謎のウイルス拡散

 

 

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パキスタンでは「国の3分の1冠水」、欧州では過去500年で最も深刻な干ばつ

 

欧州でこの夏、60%以上の地域が渇水による干ばつの危険にさらされました。

欧州のほぼ全ての河川が何らかの形で水位が下がるなど、

過去500年で最悪の渇水が起きました。

この渇水は農作物の収穫に影響し、山火事の原因となり、

欧州南部の一部では今後さらに数カ月続く可能性があるとのこと。

この報告を受けて欧州委員会は、

「現在の干ばつは引き続き、少なくとも過去500年で最悪の様子」だとコメントした。

セルビア・プラホゾの近くでは、

第2次世界大戦中にソ連軍から逃れようとしていたナチス・ドイツの艦船が露出。

イタリアのアルプス山脈で氷河が崩壊、少なくとも7人が死亡。

ヒマラヤの氷河崩壊。

中国では70日以上にわたり、記録的な熱波と雨不足が続いている。

特に中国南部では、60年前の観測開始以来、

これほど長期にわたり水不足が続くのは初めてという。

水不足による電力不足や農作物への影響、

600年前の仏像が干上がった川から露出した。

イギリスでこの夏、観測史上初の気温40度を突破。

パキスタンでは各地で激しい洪水が発生している。

洪水が山腹を削り、建物を根こそぎ押し流し、

田園地帯で猛威を振るった結果、地区全体が内陸の海と化し、

国土の3分の一が冠水被害を受けた。

これまでに1100人以上が死亡し、100万棟以上の家屋が損壊・倒壊した。

日本でも、酷暑や集中豪雨なのの自然災害が多く発生している。

「温暖化は自然のしっぺ返し」と言われ、

2070年までに30億人もの「気候難民」が生まれ、

“大移動”を強いられると予測されています。

 

 

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アラスカで起きた謎のウイルス拡散。

 

21世紀になり、新型コロナウィルスが世界で猛威を振るいましたが、

世界にはまだまだいろいろなウィルスが存在します。

その中でも永久凍土に眠るウィルスは、新しい脅威になるかもしれない。

アラスカの先住の人々は永久凍土層に穴を掘り、

サケを貯蔵する冷凍庫として利用してきました。

凍土は墓地にもなります。

第一次世界大戦中の1918年のこと。

たった5日の間に人口150人の小さな村の半数が

謎の病(後にスペイン風邪と判明)で急死し、

この永久凍土に埋葬されました。

凍土に眠る遺体は凍結保存と同じ状態で保存されます。

それから1世紀近くたった1997年、

発掘された遺体の肺から見つかったのは、

鳥インフルエンザとそっくりなウイルスでした。

当時は正体がわからず、謎の奇病とされていたものでしたが、

鳥インフルエンザウイルスがヒトに初めて感染するように変異したことで、

猛威を振るったと考えられています。

今世紀、世界中で多くの死者を出した

新型コロナウィルスもそうですが、

コウモリなどがウィルスを媒介したのでは、と言われています。

推定約1600万人を大きく上回る病死者を出したスペイン風邪の原因解明には、

凍土の凍結保存機能が役立ちました。

スペイン風邪と呼ばれるものは俗に言う変異インフルエンザだったのです。

原因は解明できましたが、喜んでばかりもいられないのは

凍土が過去の感染症さえも封印している可能性があると分かったためです。

 

 永久凍土はウィルスの宝庫?

永久凍土層には氷河期を生きた動植物の遺体と、

その分解を担う微生物が閉じ込められています。

AFP BBニュースより

 

シベリアのサハ共和国では、

温暖化によって凍土から露出したマンモスの発掘が一大産業となっています。

AFP BBニュースより

 

マンモスの牙は高級ハンコの材料となるため、

象牙の代替品を求める中国、日本へと高値で輸出されます。

買う人がいるから売る人がいる。

単純な図式ですが、このマンモスが出土した永久凍土には

未知のウイルス、微生物も眠っている可能性があるのです。

凍土の微生物は低温に強く、0℃でも呼吸を続け、

マイナス5℃でようやく活動が停止すると言われています。

温度が10℃上がるごとに活動度は倍増します。

温暖化によって感染症を引き起こす微生物まで目を覚ます懸念があります。

温暖化によって現代人が免疫を持っていない未知のウイルスや病原菌が活性化し、

世界に拡散するリスクがあるのです。

実際、2016年にはシベリアの凍土から解けだした

トナカイの死体から拡散した炭疽菌(細菌の一種)が、

2000頭以上のトナカイに感染し、

一人の少年の命を奪いました。

およそ3万年前のシベリアの永久凍土層から

未知の巨大ウイルス(モリウイルス)も発見され、

それが今なお増殖可能だということが分かっています。

凍土の中に潜む新種のウイルスもすでにいくつか見つかっています。

このことから、凍土の融解は「感染症の時限爆弾」とさえ言われているのです。

この永久凍土、遠くシベリアだけの話ではなく

富士山、大雪山、立山の山頂付近でも発見されています。

環境省HPより

 

軽井沢の地層には、凍土の融解・再凍結によって生じる地面の凹凸が記録され、

日本にも数万年前まで永久凍土が広がっていたことが分かっています。

凍土の融解は今に始まったことではありません。

北極海の海氷や永久凍土の融解によってこれから地球に何が起こるのかを

軽井沢の土が教えてくれるかもしれません。

凍土はどこか遠い国の話ではなく、足元の土と地続きの問題です。

北極圏だけではなく富士山の話でもあると思えば、

未知なる凍土への無関心は半減し、

気候変動も身近な問題として取り組めるのではないかと思います。

地球の温暖化が叫ばれ、

季節の移り変わりも早まったり、夏には酷暑と言っていい暑さが続いたり。

温暖化がもたらすものは暑さだけでなく、

多発するハリケーンや台風、大型の低気圧。

雨の多い土地ではさらに雨が降り、

不思議な事と思われるかもしれませんが、

寒い地方では更に冬が厳しく、降雪量も増えるのです。

ここ数年で多く起きている自然災害。

もう待ったなし、のところに来ているのかもしれません。

 

 

今日のヒメちー

 

暑い時には伸びて熱を放出します。

寒い時にはビニール袋で暖を取ります。

おもちゃは箱の再利用です。

資源の分別にも協力します。

猫の暮らしって、エコね。

わたしたちも見習わなくっちゃいけない部分もあるわ。

 

コメント

  1. 「足る」を知り、せっかく進化の過程で先人が獲得した理性を最大限に利用しなければ。ってところですよね。

    ある意味、さらなる精神のグレードアップ、ある意味の進化をしなければいけない時期に差し掛かってると思います(*´ω`*)

    • 人は多分、他の生き物に比べて進化が泊まっている生き物な気がします。
      技術は発達してもそれを使う人の方があれでは…。