【地球温暖化】5年以内に1.5度以上の気温上昇の恐れ【自然災害増加待ったなし】

 

 

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今後5年以内に地球の気温、1.5度の上昇

 

世界各国で化石燃料使用の進む以前からの世界的気温上昇を

平均1.5度以下に抑える取り組みを行っている。

残念ながら効果は目に見えてあるというほどのものではありません。

国連の世界気象機関(WMO)は17日、

地球の気温が今後5年で一時的に産業革命前よりも

摂氏1.5度超上昇する確率が史上初めて50%を突破したと発表しました。

イギリス気象庁資料より

 

平均気温が1.5度以上上がった状態が1年でも生じれば、

地球温暖化が減速ではなく加速していることを示すことになります。

また、その状態が10~20年続くと、長期間の熱波や、

これまでよりも激しい嵐や森林火災などが起こりやすくなり、

豪雨や干ばつなどの自然災害が増え、

日本のみならず、世界の社会や経済に大きな影響を及ぼす。

温暖化の弊害がさらに大きくなると予測されます。

地球には、宇宙へ逃げる熱をとどめ、生活しやすい温度に調整してくれる

「温室効果ガス」と呼ばれるガスが存在します。

温室効果ガスは地球においてとても重要なものですが、

温室効果ガスが増えすぎると温度調節が上手くできなくなり、

さまざまなところに影響を与えてしまうのです。

 1.5度の持つ大きな意味

1.5度という数値は、気候変動をめぐる交渉において象徴的なものになっています。

世界各国は2015年の「パリ協定」で、

気温上昇をこの数値以下に保つ「努力を続ける」ことで合意しました。

ただこれにはからくりがあって、今後数年で1.5度を超えたとしても、

パリ協定が破られたことになりません。

排出量を大幅に減らすことで、なお地球温暖化を抑える時間に余裕があるという見方もあります。

 

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地球の気温が1.5度を超えるとどうなるのか?

 

1.5度という数値は世界の気温を直接計るものではありませんが、

長期的な地球の平均気温と比べ、

どれだけ地球が暖まったり冷えたりしているかの指標となっています。

 

科学者らは1850~1900年の平均気温のデータを使い、

石炭や石油、ガスに頼る現代以前の状態と、現在を比べています。

出典:全国地球温暖化防止活動推進センター

 

ここ数十年は、平均気温が2度上昇すると危険な影響があると考えられてきました。

しかし2018年にはこの推測を大幅に更新し、

1.5度の上昇が大災害につながると予測を大幅修正しています。

地球の平均気温はここ数十年で少しずつ上がり続けていて、

2016年には、工業化拡大以前からの上昇値が1.28度を記録しました。

そして今、科学者らはこの記録が破られると確信しています。

2027年までに1.28度以上になる確率は98%に上るということです。

「歴史上初めて、気温が1.5度上昇しないよりもする公算が大きくなった」と

科学者たちは報告しています。

 エルニーニョ現象の影響とは

気温上昇には二つの重要な要素があり、

一つは人類の活動が大量の炭素を排出し続けていること。

新型コロナウイルスのパンデミックで一時的に減ったものの、なお増加傾向が続いています。

もう一つは、世界的に影響のあるエルニーニョ現象が起きる可能性が高いことです。

地球は過去3年間、ラニーニャ現象に見舞われていました。

これにより、温暖化はある程度抑えられていたものの、

エルニーニョ現象によって太平洋上に熱が貯まることで、

来年には地球の気温がさらに上がるとみられています。

 

 ラニーニャ現象とエルニーニョ現象の違い

南米ペルー西方海域の海面水温が、

平年より高い状態が1年程度続く場合は「エルニー ニョ現象」、

逆に低い場合は「ラニーニャ現象」と呼ばれます。

エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて

海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象です。

日本付近では太平洋高気圧の北への張り出しが弱くなり、

北日本を中心に多雨・寡照となる傾向があり、

西日本、沖縄・奄美では高温となる傾向が見られます。

2024年4月のエルニーニョ監視海域の

海面水温の基準値からの差は+0.8℃で前月に比べて0.4℃下がりました。

エルニーニョ現象発生の判断に使用している5か月移動平均値の2月の値は+1.7℃で、

去年4月から11か月連続して+0.5℃以上となっているものの、

12月までの最大の+2.2℃を下回っています。

日本気象庁は5月10日、夏から秋にかけて

ラニーニャ現象が発生する可能性が次第に高まる見込みと発表しました。

ラニーニャ現象が発生すると暖冬傾向になります。

一言でいえば、大気と海洋のバランスが崩れて

特徴的な冬型の「西高東低」の気圧配置が弱まるためです。

これにより、雨や雪の多い地域では雨や雪が降らず、

また、晴天の多い地域では雨が降ることが多くなります。

冬場、雪が降らないと、夏に渇水に見舞われる危険があります。

一番の被害を受けるのは農作物です。

気温上昇のみならず、異常気温は食糧不足へと進みます。

エルニーニョ現象で最も気温が上がるのは北極。

北半球では今後5年間の冬に、

世界的な数値の3倍以上の異常な気温を記録すると予測されています。

イギリスを含むヨーロッパ北部では向こう5年間、

5~9月の降雨量が増える見込みだということです。

 

 

地球温暖化対策・私たちにできること。

 

地球温暖化、気象異常と言われても

雨が降ったら傘を差せばいいし、暑ければエアコンを入れればいい。

なかなか身近な問題としてとらえられないかと思いますが、

ここ数年続いてる物価上昇。

とくに食べ物の価格の上昇は、一番身近な地球温暖化の爪痕です。

地球温暖化対策として、個人でできることはとても少ないです。

国を挙げて取り組むことが一番ですが、

それでも小さな努力もいつか大きな波になると信じたいです。

エコは時にはエゴになる、とも言われますが、

わたしたちが思うエコロジーな生活は本当にエコなのでしょうか。

産業革命以前の水準に戻せば地球は救われる、と言われても

江戸時代の暮らしには戻れません。

朝は日の出とともに起き、夜の闇夜を照らすのは月だけ。

「経済が止まる」論の大好きな方々にとっては経済が止まる状態です。

江戸の暮らしで見習いたい部分は

物は大切に長く使う。壊れたら修理して使う。

江戸時代には、木、わら、綿など植物を原材料にした製品がきわめて多く、

それらはリサイクルしたり、使い尽くした後に別のものに形を変えたりして、

最終的に燃料や灰になるまで繰り返し利用することができました。

灰や紙くず、糸くず、木くずさえも売買するなどの仕組みがありました。

このように製品を廃棄せず循環させることを「資源循環」といい、

江戸のような大きな町では原材料を徹底的に利用していました。

江戸資料館より

 

江戸時代の資源循環の仕組みは、幕府が制定した「ぜいたく禁止令」が基となっていますが、

町人もそれを日常的に窮めていき、いわば官民一体となってつくりあげたものでした。

江戸時代の資源循環システムを学んだ今、

現代でフォーカスされるような大量生産やゴミ問題について深く考えるだけでなく、

物を完全に使い切るにはどうしたらいいのか、という

根本的な部分について考えることも重要だと感じます。

断捨離と言って、ごみを捨てればすべて終了ではない。

目の前からごみが無くなる

すべて済んだかのよに感じるかもしれませんが

ごみ自体が消滅するわけではないのです。

ごみを捨てる時、なぜごみが出たか考える。

すぐにごみになるものは買わない。

例え100円でも、ゴミを買うような事はしてはならない。

服にしろ、道具にしろ、よいものを長く使うことでごみを減らす。

それが地球温暖化対策の第一歩だと思うのです。

 

 

今日のヒメちー

 

ヒメは非常にエコな猫です。

このスカートはヒメがまだベイベちゃんだったころ、いもーとからもらったものです。

長く、大事に使っています。

およだれや、いろんなものが染みついていますが、

もはやライナスの毛布と言ってよい存在かもしれません。

ヒメちー、ヒメちー。

多くの人が誤解しているけれど、

寒くて過剰に暖房を入れる生活もエコじゃないのよ。

では肌寒い日はこれで…。

敷物にも、掛けるものにもなる。

…今の季節はちょっと暑いですが…。

ヒメちーってばおちりで温度調整してるの?

無防備なおちりも堪能できるし、

このスカートって本当に万能よねー。

 




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