猫のマーキングってなに?
猫のマーキングとは、自分の縄張りを示すために、
尿や臭腺の分泌物を周囲に付ける行動です。
主にオス猫の問題行動ですが、稀に雌猫にも見られます。
通常の尿よりも強烈なにおいがする尿を撒く行為はスプレーとも呼ばれます。
尿を撒く行動はよく知られていますが、
下顎下頬・口周囲腺からの分泌物をなにかの突起に付ける
バンティングと言う行動もマーキングの一つです。
外猫であればそれは自分のえさ場を中心とした縄張り。
駐車場に置いたバイクや自転車に、
激しく臭いおしっこを掛けられた経験のある方は多いでしょう。
イエネコは立ったまま少量のオシッコを壁やカーテンなどにひっかけることで
家庭内の自分の場所の主張をします。
スプレーによるマーキングが起こりやすい環境
引っ越しや部屋の模様替え、新しい猫や家族が増えたなど、
急激な環境の変化によって、スプレーが起こることがあります。
自分のなわばりが何者かによって侵されたと考え、
スプレーで自分のニオイをつけて、なわばりを守ろうとしているのです。
また、発情期の猫が側にいたり、
窓から外にいるよその猫が見えたりしたときに、
自分をアピールしたり、なわばりを守ったりするために
スプレーが激しくなることがあります。
ストレスを感じていて、
自分のにおいを周りにつけて落ち着きたいという気持ちの表れです。
また、飼い主が不在になることへの情緒的不安による場合や
トイレが汚れている、トイレの場所や容器・砂などを変えたなど
トイレが快適でない場合にもマーキング行動が見られます。
このスプレーと呼ばれるマーキング。
一度した場所にはまたするという習慣もあるようです。
スプレーされてしまったら、徹底的に掃除する。
ファブリックなど洗えるものは洗う。
また、不安・不満の原因を取り除くことが大切です。
マーキングとスプレー、どう違うの?
不安を感じた時などに行って、自分の 縄張りを強く主張することを
スプレーと呼ぶのであれば、
通常のマーキングとはどのようなものでしょうか。
家具や人の足に顔をこすりつけるマーキング行為はリラックスしている証拠。
もしも足などにすりすりされたならばそれは
「この人間は俺の、わたしのものだ」と言うことです。
大いに喜びましょう。
また自分の縄張りでもあるので、
常ににおいをつけて安心できる場所にしています。
この場合は、 頬やあごにある分泌腺から においを出しています。
あごや頬を家具などにこすりつけることもマーキングと呼びます。
家具などのほかにも、急に思い立ったかのように飛んで来て、
絨毯や布、壁でバリバリと爪とぎしている姿を見たことがありませんか?
これは、気分が盛り上がって自分の存在を示すマーキングです 。
爪をとぎながら肉球から においを出していて、
「ここは俺の、わたしの縄張りだー!入って来ないでね!」と
自分の 縄張りを他のネコにアピールしています。
縄張りを荒らす他のネコのいない、単頭飼いでもこの行動をします。
これはもしかしたら、飼い主に、自分の縄張りを主張しているのでしょうか…。
今日のヒメちー
あ、やられた。
小物を片付けるケース買って来て、
拭いておいて置いたら、ヒメちーってば。
ほっぺに角、突き刺さってるわよ。
良きに計らえです。
この収納ケースはB5くらいの小さいもの。
箱ハンターヒメちー、入れると思ってきたら入れなかったと見た。
何のことでしょう。
ただヒメは…そう、箱のふちにあごを乗せているだけです。
ほら、このように。
ふう。
入れない箱はつまらないです。
なにか腹いせにできることは無いでしょうか…ゴニョゴニョ…。
ごーりごーり。
ヒメちー、マーキングね。マーキングしてるのね。
ぐりぐりぐり…。
猫はあごやほっぺたの臭腺の匂いを付けるマーキングをする。
これで「自分のものだー」と主張しているのだけど、
残念。これはねぇやんのものよー。
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