【ハーレムのライオン】ライオンのオスの人生は想像以上に壮絶だった

 

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ハーレム暮らし…これって最高の人生じゃない?

 

「ハーレム」。

男性ならば一度はハーレムのような状態を味わってみたいと思うかもしれません。

女性であれば逆ハーレムのような状態を。

「ハーレム」は、本来はイスラム社会における女性の居室、

または一人の男性に対して複数の女性が取り巻く状況を指す言葉です。

現代社会では一人の男性を恋愛対象とした複数の女性に囲まれること、

またはそのような設定のフィクション作品を指す場合もあります。

ハーレムを形成する動物の一種と言えばライオン。

ハーレムとは、1頭のオスと複数のメスで構成される群れのことで、

ライオンの場合、プライドと呼ばれる群れを形成し、

その中で一夫多妻制のハーレムを築きます。

ライオンのハーレム(プライド)は、通常、1~3頭のオスと

10~15頭のメスで構成されます。

狩りは主にメスが行い、数頭のメスが協力して狩りをし、子育てもします。

メスをいっぱい囲んで、食事は持ってきてくれてって。

つまりライオンのオスはハーレムでヒモってこと?

百獣のハーレム王? ヒモのカリスマ?

オスライオンって、最高!

生まれ変わるのならばオスライオンになりたい!と思うなかれ。

ライオンのオスは、プライド(群れ)を守る役割を担っています。

具体的には、縄張りをパトロールし、他のオスライオンからの侵入を防ぎます。

また、メスライオンや子供たちの安全を守るため、外敵と戦うのです。

ハーレム(プライド)を形成する意味はいまだ解明されておらず、

おおよその予測としてハーレムの中心に立つオス同士は

子孫を残すために危害を与えあったり威張り合いを行なったりする。

このことから、より強いオスの因子を残す生殖本能が

ハーレムを形成しているのではないかと言われています。

 

 

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プライドはオスのためではなくメスのためにあるシステム。

 

ライオンの群れは母系社会。一つのプライド(群れ)にいるメスは、

母子であったり姉妹であったり。

メス同士や子どもは血縁関係でつながっていますが、

オスとの血縁関係は直接の子ども以外はなく、

プライドは常にほかのオスライオンに乗っ取られる可能性がある。

守れなかったら、それは「死」か

プライドを追われて放浪の旅に出なければならない。

またせっかく残した子孫の子ライオンも殺される運命にあります。

ライオンのオス同士の闘いは1対1をイメージされると思いますが

現実はそうではありません。

プライド(群れ)にいるメスも容赦なくオスの闘いに加担します。

 

挑んできたオスがメスにモテない非モテ野郎でしたら、

プライド(群れ)のリーダーに加担します。

プライド(群れ)のリーダーになったからといってメスからの不満が高まり

かつ、イケメンオスが闘いを挑んできたら

同じプライド(群れ)同士のメスが寄ってたかって

プライド(群れ)の元リーダーのオスに牙を剥き爪を立て

プライド(群れ)を追われることもあります。

大人のオスライオンの中には、過去の戦いの印である深い傷跡を顔や脇腹に残している者も多い。

勝つと負けるとでは大違いなため、

オスどうしの戦いは流血の事態になるのが普通である。

暴力は決して絶えることなくいつまでも続く。

オスライオンの全盛期はわずか2年か3年だと考えられています。

狩りもせず、子育てもせず。「ライオンのオスは楽で良いな~」と思われがちですが

プライド(群れ)を外敵から守り、メスを満足させるため気遣いを欠かさず

しかし、高齢になり身体が弱ったところに若くてイケメンなオスが現れれば

自分が形成したプライド(群れ)から追い出される。まるで熟年離婚のよう。

意外と可哀想な生態をしています。

 

そしてライオンはオスが《選ばれる側》の性別であるため、

見た目がより美しく見えるたてがみが進化しました。

 

ライオンのオスが狩りをしない主な理由は、

体格が大きく目立つため、メスライオンよりも効率的に狩りをできないため、と言われてきました。

が、近年ではオスも狩りに参加し、食料を得ているということが明らかになっています。

メスよりも強靭な牙と爪。

これを狩りに利用しない手はないですよね。

プライドにちょっかいを出してくる敵オスライオンはそうはたくさんはいないだろう。

そうそう毎日戦いに明け暮れているわけではないだろう。

ライオンは長くプライドの長として、

ただそこにいるだけでいい、アイコンのような存在であると思われてきましたが

実際は狩りもするし、子育てにもかかわる。

 

現代のイクメンのような存在だったのです。

 

 

今日のヒメちー

 

アフリカのおじさん(オスライオン)も実は

大変な暮らしなのですねえ…。

( ゚д゚)ハッ!

もしかして、もしかすると…。

猫のオスは一番気楽に人生を自分のために謳歌する存在なのかもしれません。

まあ、どうでもいいんですけどね。

飼い猫には飼い猫の人生、

お外の猫にはお外の猫の人生があります。

猫を「飼う」ことによって、

猫の自由気ままな人生を奪ってしまっていることになってるんじゃないかという

なんとなく、罪悪感にも似た気持ちが付きまとう。

もしかしたら外で自由に暮らしてるほうが幸せだったんじゃないか、とか。

けれどヒメちーの言うように、

それぞれの人生の幸せがあるってことよね。

 



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