【ラッコ、残り二頭】ラッコの飼育頭数が激減した理由と北海道にいる野生下のラッコを飼育する取り組み | ヒメとまいにち

【ラッコ、残り二頭】ラッコの飼育頭数が激減した理由と北海道にいる野生下のラッコを飼育する取り組み

ラッコ、最後の二頭 ラッコ激減の理由 北海道には野生のラッコ

 

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「ラッコが水族館から消える日」国内飼育・唯一のオスが死亡

 

福岡市にある水族館・マリンワールド海の中道が公式Xを更新。

公式Xでは「お知らせ:ラッコのリロが死亡しました」と題して、ニュースを投稿。

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「2025年1月4日7時18分、ラッコのリロが死亡しました。

リロは国内で飼育されているラッコのなかで唯一のオスであったため、

”イケおじラッコ”として多くの方に愛されてきました」と報告しました。

ラッコはワシントン条約により輸入が規制されており、

国内で飼育中のラッコは、福岡マリンワールドのオスのリロと

鳥羽水族館(三重県鳥羽市)の20歳のメイと16歳のキラの2頭。

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リロの死亡により国内のラッコは鳥羽水族館でだけしか見ることができなくなってしまいました。

 

 

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ラッコは可愛いの塊?ラッコの飼育頭数が激減した理由

 

ラッコは1982年に初めて日本にやってきて以降、

全国の水族館で次々と赤ちゃんが誕生し、1994年には国内でのラッコの飼育数は、

120頭以上にものぼっていました。

水族館でその可愛い姿を見たことのある方も多いでしょう。

わたしもこどもの頃、水族館でお腹の上で貝を割る姿を見ました。

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ラッコが持つ、大好物の貝を割るための石。

実はその都度調達しているわけではなく、

ラッコたちはマイ箸ならぬマイ石を持っているのだと聞いて驚きました。

わきの下の皮膚のたるんだところがポケットのようになっているので、

そこに貝を割るためのお気に入りの石を隠す習性があるのです。

自然化では寝ているときに流されてしまわぬよう、昆布を体に巻き付けたり、

冷えすぎた手を温めるため、ほっぺに手を当てたり。

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ラッコはラブリーの塊で、人気があるのもうなずけます。

ラッコは可愛い一面、実は凶暴な生き物であるとも言われます。

ラッコは寒水域で暮らしますが、寒さをしのぐ脂肪は少ない。

食べて体温を上げるため、一日に体重の3割くらい食べないと追いつきません。

毎日7~10kg食べる計算です。

ラッコの餌は貝類、ウニ、カニなど。

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これでは海産資源も減ってしまいます。

中には養殖されているホタテを狙って食べつくす強者も…。

そんな可愛さと凶暴さの二面性を持つラッコ。

このラッコ、日本ではだんだんと飼育頭数が減っていて、

「レアな」生き物となっていたのです。

 

 ラッコ、輸出禁止。

1989年にアメリカはアラスカ沖でタンカー事故が発生したことを理由に、

1998年を最後にラッコの輸出を禁止しました。

この原油流出事故により、推定40万羽のウミガラスや、

300匹のゴマフアザラシ、3,000匹のラッコなどが死亡し、

海洋生態系は極めて大きな影響を受けたと言われています。

自然下での頭数は減っても、飼育下の頭数に影響があるとは思えない、と思いませんか?

日本では水族館同士での貸し借りで繁殖に努めましたが、

飼育下生まれの個体同士の繁殖率が低かったことや、

世代を重ねるにつれて繁殖力が弱くなっていったことが原因で、

飼育数は減少し続け2021年には残り3頭にまで減ってしまったのです。

 

 

自然下のラッコを飼育できないものだろうか。

 

ラッコは、食肉目イタチ科ラッコ属に分類される哺乳類で、海獣の一種。

イタチの仲間で、川で暮らすようになったのがカワウソ、さらに海へ進出したのがラッコです。

現生種では本種のみでラッコ属を構成します。

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ラッコはその毛皮の為に乱獲され、一時期は1000頭~2000頭までに激減しましたが

法律による保護で、現在では個体数が回復し、10~15万頭ほどが生息しているものと思われます。

日本では毛皮を採取するため乱獲され、20世紀初頭に絶滅したと考えられていました。

が、近年北海道では、浜中町の霧多布岬や根室半島の納沙布岬周辺で野生のラッコが確認されています。

繁殖も確認され現在50頭が北海道東部沿岸を訪れているとみられています。

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この野生ラッコを保護することで、国内の飼育、展示を続けられないか

現在検討中だということですが、野生のラッコの保護や展示を行うとすると、

20~30年かかるのではないかと推測されています。

今年死亡してしまったリロは17歳。ラッコの17歳を人間年齢に換算すると70歳~80歳。

鳥羽水族館(三重県鳥羽市)のメイは20歳、キラ16歳。

ラッコの寿命は一般的に20歳ほどとなっており、

ラッコの姿が国内の水族館から消える日も近いとされています。

 

 

動物園賛否両論

 

国内で見られなくなりそうな動物は、ラッコだけではありません。

アフリカゾウやゴリラも危機にあるといい、

アフリカゾウはピーク時(1985年)の69頭から21頭に、

ゴリラはピーク時(1987年)の49頭から19頭(いずれも2021年の調査)に減っています。

野生動物を捕獲し囲いの中で飼育する事。

自然の中から引き離され、長距離の過酷な移動に耐え、

柵に囲 まれた自由のない異質の空間で自然の行動パターンを奪われた状態で飼育され、

時には食べ物を餌に厳しく調教されます。

人間の娯楽のために、動物園にとらわれた動物たちは、

その動物が本来持っている全ての権利(自由や家族や自然)を全て奪われていると言い、

動物の尊厳を無視した娯楽とも言われています。

動物園に費やされる財源と知識を動物の生息地保護にまわすことこそが種の保存だとまでいう人も。

難しい問題ではありますが、生きた動物を、画面を通してではなく見ること。

それにより、野生動物たちの暮らしに関心を持つこと。

そういった気持ちをはぐくむためにも必要な場所であると考えます。

 

 

今日のヒメちー

 

可愛い一面に隠された凶暴さ…。

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もしかするとラッコは猫のライバルかもしれませんね。

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可愛くおててを舐めてるふりをしつつのー

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がぶっ

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がぶがぶ

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からのおてて舐め舐め。

これは高等技術なのですよ。

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にぎにぎ

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あーん。

ラッコ、最後の二頭 ラッコ激減の理由 北海道には野生のラッコ

ヒメちー、あなたのそれはまるでDV彼氏…。

 

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