【猫は色盲は嘘】実は視力が悪い?色が分からない?犬と猫の目の仕組み

 

 

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人と、犬や猫とのものの見え方の違い

 

わたしたち人間にはなく、犬や猫やに存在する

特殊な目の反射板を「タペタム層」と呼びます。

暗がりで、猫や犬の目が黄色や緑色に光っているのを見たことはありませんか?

これはタペタム層という特殊な反射細胞の層のことで、

少ない光でも暗がりで物を見ることを可能にします。

 

また、網膜にある明暗を感知する桿状細胞がたくさんあるために、

薄暗い場所でも明暗を感じることが得意です。

犬と比べると猫の方が、特に暗がりで見ることが得意な目の構造をしているとされています。

人には暗闇に見える街並みも、猫の目にはこのように見えていると言われています。

カラパイアより

カラパイアより

 

このように明るく見えるため、、

夜、物を見るのに不便を感じないので夜間にも昼間と同じように行動できるのですね。

 

 猫の視野は広く、犬の視野は狭い!

わたしたちの目は顔の前面に位置しているため、

両目で見る視野が広く、物との距離感をつかむことが得意です。

猫は人と同様に、両目で見える範囲が広いため

獲物との距離を上手に測りハンティングをします。

犬の視野はマズル(鼻口部)の長さや目の大きさにより若干異なりますが、

両目で見る視野は人や猫と比べると狭くなっています。

その代わり広く全体を見渡すことが得意な目を持っています。

犬科の動物はグループで狩りをするため、

周りの仲間をよく見ながら行動することに特化した

目の構造が発達したのではないかと言われています。

ちなみに、馬をはじめとする、平野で暮らす草食動物の視野は犬よりも広め。

これは、天敵である肉食獣の接近をいち早く感知するため、と言われています。

 

 猫は色盲?人間とは違う色彩の世界

わたしたち人間は、色彩豊かに物を見ることができる目の構造を持っています。

それは、色を感じ取ることができる錐状細胞が

網膜にたくさん存在するからです。

主に赤・青・緑の3種類の色の波長

猫に限らず、ほとんどの動物は、多くの色を認識しません。

猫の場合は、緑と青を認識しているようです。

人間をはじめとする霊長類は、

赤と緑と青(光の3原色)を認識する錐状体と言うものがあり、

赤青緑の三原色が組合わさることで様々な色を見ることができると言われています。

ブラウン管のカラーテレビもこの原理ですね。

しかし、猫には「赤色」の錐状体細胞がないので

赤系統の色は見えていないと言われています

人間の視神経が約120万本に対して、

犬や猫は約12万~20万本しかありません。

まるで精度が違います。

諸説ありますが、ぼんやりとした灰色や黒、

あるいはピンクや茶系の色、またはグリーンに見えているのではないかと言われています。

ですが、本当のことは猫に聞いてみないと分かりません。

同じように錐状体細胞がない犬には、

「明るさ」しか認識出来ていないのではないかと言われて来ましたが、

実際には青と黄色は見分けられています。

因みに赤は認識しません。

人間は様々な色を判別することができますが、猫はどんな色が見えているのでしょうか。

猫と人間の見え方の違いを

可視化した画像があります。

域の光を

錐状細胞が受け取った刺激の割合から、脳は色を判断します。

犬と猫は青と緑の2種しか持っておらず、

また錐状細胞の数も少ないため、

赤や緑を人間が見ている色として識別することが難しいとされています。

猫は色盲と呼ばれるのはこのためです。

が実際まるきり色を認識できないわけではありません。

動物の色の見え方を可視化した画像があります。

人と比べると、ずいぶんと色の少ない世界を見ていることがわかります。

カラパイアより

カラパイアより

 

この事から、キャットフードに着色料などが使われて、

カラフルに色がついていることがありますが、

猫にとっては視認できない色なので、

実は食欲をそそる効果などはないことがわかりますね。

 

 

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猫の特徴的な瞳孔のひみつ

 

猫は犬とは異なる特徴的な瞳孔の動きをします。

瞳孔とは目に入る光の調整をする役割をもっている目の部分を示します。

犬の瞳孔は丸い形をしたまま光が多すぎれば小さくなり、

光が少なすぎれば大きくなりますが、

猫の場合は縦に細長く小さくなったり大きくなったりします。

このような特徴的な瞳孔の動きがあるからこそ、

猫の目は効率よく光を取り込むことができ、

より暗がりでも目がよく効きます。

 

 視力は良くないけど動体視力は抜群!

犬の視力も猫の視力も人と比較すると0.1~0.3と

決してよいとは言えませんが、どちらも動体視力は抜群です。

空中を素早く動くフリスビーは、犬にとっては

まるでスローモーションで動いているように見えていると言われるほどです。

この優れた動体視力はハンティグをする際にたいへん役に立ちます。

動体視力とは、読んで字のごとく「動いている物体を視認する能力」のことです。

プロの野球選手は飛んでくるボールの縫い目が見えたり、

プロのテニス選手は時速250キロを超えるサーブに追いついて

的確なレシーブができたりします。

これらは動体視力の良さによるもので、

動体視力が優れているほど、素早く動く物体を目で追って反応することができます。

猫の動体視力は人間の4倍ほどであると言われています。

動体視力を数値として比較する単位がないので説明するのは難しいのですが、

猫の動体視力は1秒間に4ミリというほんの少しの動きでも感知できるとされています。

人間の4倍ほどの動体視力が際立って発揮されるのは、

遠くの獲物に対して使用される時です。

30メートル以内の動いているものは、

視界に入っていれば小さな虫でも見つけることが可能だそうです。

まさにハンターとしてぴったりの能力です。

ただし…。見てるだけで捕まえるかどうかは猫の気分次第です。

見ているだけですが何か?

家の中に入ってくる虫を全部退治してくれたらいいのに…。

 

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