【ぎなた読み】聞き間違えると面白怖い?。ぎなた読みの例と意味。

 

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ぎなた読みっていったい何?

 

最近の若者は句読点を使わない。

これは新聞の記事にもなるほどに浸透した、

ネット世代の若者の文章の書き方なのだそう。

そもそも句読点が必要なほどの長い文章を書かないのだそうだ。

LINEのように、一言ずつ送信する。

長文を書くのはおじさんの証拠でかっこ悪い事なのだそう。

実はわたしはこれがとても苦手。

すっごい長文は困るけれど、

ある程度の要件までは一回で送信してほしいと思っている。

加えて漢字離れ。

漢字は自動で変換してくれるけれど、誤変換も多い。

漢字の意味が分からないと誤変換にも気づけないからいっそひらがななのだそう。

ひらがな文章は、おかしなところで区切って読むと、

全く違う意味になってしまうことも…。

例えば、『ぱんつくったことある?』。

これは「パン作ったことある?」と「パンツ、食ったことある?」の

両方の意味にとらえることができます。

現実的にパンツは食わんやろう、という突っ込みは無しでお願いします。

こう言った、文章の区切りを間違えて読むこと、

またはわざと文章の区切りを意図的に変えて読むことを

ぎなた読みと言います。

これはえりゐさんのブログで教えてもらったこと。

 

初めて知ったー、面白ーい。

こうなると興味がむくむくわいてくる。

ぎなた読みとは言葉遊びの一種で

これにヒントを得たゲームやクイズがテレビ番組等で流行したり、

これを意図した歌詞のついた楽曲が存在します。

また、インターネットの普及とともに発音から生ずるものに限らず、

誤変換から生ずるものも含まれるようになり増えてきました。

このぎなた読みの由来は

「弁慶が、なぎなたを持って」という文を、

「弁慶がな、ぎなたをもって」と間違えて読んだことに由来するようです。

 

 

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ぎなた読みの例、あれこれ。

 

ぎなた読みは間違えるととんでもない意味になるものが多く、

だからより、面白く伝わっているのでしょう。

有名な、「ぱんつくったことある?」。

パン作ったことある?と

パンツ、食ったことある?

言葉にするとイントネーションでわかりそうですが、

なるほど文章だと全く違う意味に取れます。

 

「ここではきものをぬいでください」。

ここで履物を脱いでください。と、

ここでは、着物を脱いでください。

ぎなた読みで区切りを変えると「履物」が「着物」に変化してしまうのですね。

いきなり着物を脱げ、とはいささか乱暴です。

 

「ねえちゃんとふろにはいった?」。

ねぇ、ちゃんと風呂入った?と

姉ちゃんと、風呂入った?。

お風呂には入ったけれど、お姉ちゃんとは入ってないよー、

と言う何と答えてよいかわからない文章が出来上がります。

 

お風呂つながりで

「ふろにはいるかはいらないか」。

風呂に入るか入らないか、と

風呂には、イルカはいらないか。

 

「すずきさんじゅうななさい」。

鈴木さん17歳、と

鈴木、37歳。

これは大きく年齢が変わってしまいますね。

 

「おそらくもっている」。

おそらく持っている、と

お空、曇っている。

 

「くるまでまってて」。

車で待ってて、と

来るまで、待ってて。

単語の区切りを変えると名詞「車」から連体詞「来る」へ変化させることもできます。

 

「なんかいもみたい」。

何回も見たい、と

なんか、芋みたい。

感動モノの映画ならば一気に興ざめです。

 

「しんだいしゃをてはい」

寝台車を手配、と

死んだ医者を手配。

 

「あくのじゅうじか」

悪の十字架、と

(お店などが)開くの、10時か。

 

「たいじんきょうふしょう」

対人恐怖症と

タイ人、今日、負傷。

 

「ひらめいた」

閃いた、と

ヒラメ、いた。

なぞなぞ、ダジャレとして子供がよろこびそうですね。

こう言った言葉遊びのような文章が文化として生き残るには、

子供の存在が大きくかかわっています。

 

「うんこのけーきおいしい」。

 

うん、このケーキ美味しい、と

うんこのケーキ、美味しい。

ありえない話ですがお子さんは好きそうですね。

 

「きょうふのみそしる」

恐怖の味噌汁、と

今日、麩の味噌汁。

 

「のろいのはかば」。

呪いの墓場、と

のろいのは、カバ。

実はカバは時速40キロで走ることができるのですが、

見た目からかゆっくりとした動作からか、のろいと思われがちです。

 

「あくまのあしあと」。

悪魔の足跡、と

あ、クマの足跡。

どちらもあったら怖いです。

 

「あくまのにんぎょう」。

悪魔の人形、と

あ、クマの人形。

ずいぶんと可愛さに違いが出てしまいます。

 

「ししゃもくうおばあさん」

ししゃも食う、おばあさん。と

死者も食うおばあさん。

漢字が違うだけで恐ろしい食べ物になってしまいます。

 

このように、ぎなた読みと言うのは、

声に出して読むことよりも

文章にした方が面白い言葉になります。

少し前にテレビで「言いまつがい」と「聞きまつがい」と言う

言葉遊びのような番組をやっていましたが、

言葉は身近であるからこそこう言った言葉が発展するのでしょう。

お下品な方向へは間違えられないようにしなくては。

ぎなた読みされてしまうのを防止するために書き手がすること

やむを得ず「ひらがな」ばかりで文章を書く場合は、

意味の区切りで句点を入れる。

あるいはスペースなどでわかりやすく

途切れているという事がわかるようにした方がいいでしょう。

 

 

巨人の星に見るぎなた読み。ああ勘違い。

 

国民的スポコンアニメ、巨人の星。

川崎のぼる・講談社

 

テレビアニメ『巨人の星』のオープニング主題歌「ゆけゆけ飛雄馬」。

アニメはちゃんと見たことの無いわたしでも知ってる歌です。

この歌の歌詞に「おもいこんだらしれんのみちを」という部分があります。

正しい歌詞、正しい解釈は「思い込んだら 試練の道を」ですが、

リズムのある曲に歌詞を載せているせいか、

「おもい~ こんだ~ら」と聞こえます。

また、この歌詞の部分のアニメーションは

整地ローラーを引く姿が描かれているのですが、

それを「重い コンダラ…」と聞き取る子供が続出し、

「あの器具の名称は“コンダラ”だ」と誤解してしまった子供たちが多数いたそうです。

また、「コンダラ」ではないことを知っていても

ふざけて、整地ローラーのことを「こんだら」と呼ぶこともあったそうです。

 

古くは平安時代から、言葉の持つ音の響きやリズムを楽しんだり、

同音異義語を連想する面白さや、

可笑しさを楽しむいろいろな言葉あそびがありました。

学術用語では言語遊戯とも言うそうですが、

ぎなた読み、これはその単純さから、

庶民に多く広まり、現代でも進化し続けているのですね。

 

 

今日のヒメちー

 

あれですかね、

ねぇやんがヒメの事を

「ヒメちー」

「めちー」

「ひめのもちー」

「もっちりー」

と呼ぶのも言葉遊びの一種なんでしょうか。

最後は一文字もあっていませんが。

え。いや、これはただ、可愛いかなーと思って。

ふう。

ねぇやんには付き合っていられませんね。

ひどく疲れましたよ。

やっぱりねぇやんなんて相手にするのではなかった…。

そう言うわけでおやすみなさいです。

えっと、ねぇやんこれから踏み台しようと思ったのだけど…。

きっとあれね、

今回のお話にはヒメちーが出てこなかったから拗ねてるのね。

わかりやすくってかわいいぞ。

 

コメント

  1. これは面白い(≧▽≦)
    タイピングで変換すると、たまになんでそんな変換になるのw
    ってのありますもん( *´艸`)
    それにしても、けっこうあるもんですね(≧▽≦)

    僕もLINEとか、けっこう長くなりがちなんで、気をつけないと(T▽T)