結論。猫は何をしていてもかわいい。
先日、猫のかわいいしぐさ「香箱座り」を紹介させていただきました。
リラックス状態を表す香箱座りですが、猫にはほかにもさまざまな座り方があります。
猫の座り方からリラックス状態なのか警戒状態なのかなど、
見極めることもできると思います。
ただ座ってるだけじゃない、猫の座り方には理由がある
スフィンクス座り
スフィンクス(Sphinx)は、エジプト神話やギリシア神話、
メソポタミア神話などに登場する、
ライオンの身体と人間の顔を持った神聖な存在あるいは怪物。
ライオンと言うことは、そう、ネコ科です。
「スフィンクス」と言う名の猫種もいますが、
これはエジプトのスフィンクスを模しています。
スフィンクス座りは、お腹を地面につけ前脚を前に出している姿勢です。
犬でいう「ふせ」に近い状態ですね。
落ち着いている状態ですが、何かあればすぐに動けるよう前脚を出していることが特徴です。
そんな動き出しやすいこの座り方をしているときは、
「ごはんがもらえるかな?」「遊んでもらえるかな?」など、
なにかに期待をしている状態なのだとか。
親父座り
人間がソファにふんぞり返っているように、
お尻で座り、後ろ脚を広げ上半身を起こしている姿勢です。
基本的にスコティッシュフォールドが良くこの姿勢をとるので、
「スコ座り」とも呼ばれています。
スコティッシュフォールド以外のネコがする場合は
「親父座り」「おじさん座り」などと呼ばれています。
親父座りは股や腹部の毛づくろいに適した姿勢です。
また、スコティッシュフォールドは、特に折れ耳タイプのスコティッシュフォールドは、
骨軟骨異形成症という遺伝性の関節症を発症関節の痛みがあるため
その痛みを和らげるために親父座りをすることがあると言われています。
痩せている猫よりは少しふくよかな猫がすることが多いようです。
猫が「スコ座り」をする理由として最も妥当なものは、
「腹なめや股なめをするため」というものです。
「腹なめ」と胸元から腹部にかけてのエリアを毛づくろいすることで、
「股なめ」とは排泄の後、股間をペロペロなめてきれいにする行為のことです。
ちなみにヒメちーはヒメのママに、お股を手入れすることを教わらなかったので、
親父座りはできません。いつもついたままです。
何がって?そこはレディの名誉のため差し控えさせていただきます。
横座り
横座りは後ろ脚を横に伸ばし、前脚は地面につけたままの姿勢です。
「女座り」「セクシー座り」とも呼ばれています。
比較的警戒心は低めで、これから寝ようという時などによく見られますよ。
体をだら~んと投げ出して座る「横座り」。
足やしっぽ、胴体の力を抜き、首から上だけを起こしている姿勢です。
“座る”というより“寝ころぶ”に近い「横座り」は、猫にとって楽で自然な休む姿勢なのです。
とてもリラックスしている状態であるため、このまま寝てしまうこともあるのだとか。
しっぽ巻き座り
座っている体に尻尾を巻き付けている姿勢です。
しっぽ巻き座りは警戒心が強い際にとる体勢です。
エジプト座りからの亜種で、エジプト座りは、猫が後ろ足を曲げて腰を下ろし、
前足を揃えて座る姿勢です。犬の「オスワリ」と似た座り方で、
エジプト神話に登場する猫の女神「バステト」に似ていることからこの名前が付けられました。
SNSではしっぽマフラーとも呼ばれていて、猫ならではのエレガントさを感じます。
ほかにも、防寒のためや、尻尾を汚れから守るという理由でこの座り方をすることがあります。
ただ座っていると言うだけで、人の興味を引き付ける猫。
猫の座り方には様々な意味があることがわかりましたが、
座り方で猫の気持ちを計って、より猫と仲良くなれるといいですね。
今日のヒメちー
ヒメちーのこの座り方…。
言うなればスフィンクス座りとセクシー座りの混合型でしょうか。
ヒメちーの前にはパタパタ。
これは遊んでほしいという意思表示のスフィンクス?
ぺろっ。
もちろん可愛いと知っていてやっています。
可愛さゆえに人を従えるという作戦ですね。
猫のやることには一つも無駄なことは無いのです。
おねだり顔だってしちゃいますよ。
こういう時は可愛く小さく「にゃ~ん」ですね。
ふう。
…ここまでやってもカメラを放さないとは…。
ねぇやん、ヒメのことスキスキーとか言う割に、
ヒメの気持ちがわからないダメなやつですね。
え?
あ、もちろん分かってるわよー、あそぼーか。
ただし写真撮り終わってからねー。
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