お米の訪問販売?が来たお話。

 

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備蓄米放出も豊かにならないお米事情。

 

2024年夏、スーパーの店頭からコメが消えるという騒動が起きました。

この騒動に対し、農水省は決して不作ではなく、

猛暑による精米歩留まり低下という供給の減少や

インバウンド消費などによる需要の増加などをきっかけとしたものと説明した。

日本人がお米を食べなくなった、と言われてはや半世紀。

朝食にはお手軽なパンが選ばれ、

学校給食もパン食が中心。

この騒動を起こした根源的な原因として

1970年から継続されているコメの減反(生産調整)政策がある。

農林水産省が公表した資料によると、

2025年4月7日週の全国のスーパーでのお米の平均価格は、5キロあたり4217円。

昨年2024年の4月と比べると倍以上になっている。

不足すると価格が上昇するのは需要と供給のバランスの崩れから来る正常な現象と言えます。

買いたい人が多いのに、売るものが少なければ、価格は上がるのは当然。

より多くの買取価格を提示した人に売ろうとするため

低い価格を提示した人には品物は回って来ません。

これは経済の根本なので、お米の価格上昇については

仕方ないのかな、と思わせる部分もあるのですが、

この高騰価格。生産者さんの手元へ本当に届いているのかが疑問です。

うちのぱぱちゃんの田舎は有名な米どころ。

お米を生産している親戚も多くいます。

ぱぱちゃんは4月に法事で田舎に帰ったのですが、

そこでもお米のことが話題に上ったそうです。

その親戚によると、玄米の買取価格は60キロで1万5千円相当、

この価格はもう5年ほど前から変わっていないとのことです。

政府による備蓄米放出も一般に流通したのはわずか1.4%とのこと。

いったい、誰が得をしているのでしょうね。

 

 

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お米の訪問販売が来た。

 

先日、うちに来た人。

「千葉の農家です」と名乗りましたが

この人が本当に農家さんなのかはわからないので

あえて「その男」と呼ぶことにします。

ある日の午前中、インターフォンが鳴り

帽子を目深にかぶった男の人が画面に映り、こう言いました。

「○○新聞です」。

○○新聞はうちで購読している新聞。

集金の記事でも更新の時期でもないけれど、

購読している新聞を名乗られたら出ずにはいられない。

出てみると、知らない男の人。

その男は「千葉から来た農家のものです」と名乗りました。

用件は「お米を持ってきてるので買わないか」と言うものでした。

手には2キロくらい?のお米をいくつか持っています。

その男は「スーパーよりもお得な値段で売ります」と言う。

「2キロ2000円。2袋買ってくれれば1キロおまけします」。

5キロ4000円の計算になるのでスーパーよりは少し安い。

けれど、「いつのお米かわからない」、

「農家の人が販売用パッケージされたお米をなぜ持っているのか」

「そもそもなぜ最初に新聞販売店を名乗ったのか」。

などの疑問がわき、購入はしませんでした。

農家の人が農協を通さず販売することは可能で

トラックなどで移動しながら米を販売する移動販売も可能だそうです。

仲介業者を通さず、直接販売することで利益率を高めることができます。

ところが、出所の分からないお米は盗難品であったり、

古いものであったりする可能性もあります。

夏になると駅前でリヤカーに乗せられた果物を販売している外国人を見ます。

市場価格の半額ほどで売られていて飛びつきたくなりますが、

これはそのほとんどが盗難品であるとも言われています。

このお米の出どころはどこだったのでしょうか。

もし万が一、善意の農家さんの申し出であったなら、

悪いことをしてしまったという気持ちもあるし、

そうでないのなら買わなくてよかった、と言う気持ちも残りました。

日本人の主食ともいえるお米。

既存の販売業者だけではなく他の業種からの中間仲介も増えているっといいます。

お米が投機の対象になってはいけない。そう思います。

 

 

今日のヒメちー

 

ここのうちでは三分の二が食べすぎ注意報です。

お米が高ければ食べる量を減らしてみてはいかがでしょう。

えー!

お米価格、去年の倍よ?

倍ってことは食べる量半分にしろってこと?

いくらなんでもそれは無理だわー。

う~ん。

と言うことは…

どうしたらいいんでしょうね?

まあ。ヒメは猫なのでわかりませんが。

だれかお米の行方について、教えてくれませんかねー。

ホントそれよ。

日本のお米を海外に輸出して、

海外からお米を輸入するなんて本末転倒よね。

…それにしても…。

あの訪問販売のおじさんのお米、

買った人っているのかしら…。

 



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