森まさこ議員と経済産業省のブライダル補助金案
「森昌子」さんと言う歌手の方がおいでですが、
これは自民党の森まさこ議員のお話。
経済産業省は、2022年度第2次補正予算案に12億円を計上し、
ブライダル関連の事業者を支援することを発表しました。
少子化に伴う結婚式場の利用の減少や、
新型コロナウイルス感染症の影響で
ブライダル産業は国内市場が縮小。
そこで、政府が目論むのが、
インバウンド需要の取り込みを強化することによる
ブライダル産業の収益力回復なのだそう。
経産省によれば、コロナ禍前には沖縄や京都など
観光地での結婚式を希望する外国人が少なくなかったそうで、
今後、見込まれる外国人観光客の増加にともない、
国内で式を挙げる外国人が増えることが期待されるという。
政府は、こうしたインバウンド需要への受け入れ準備や、
海外への情報発信にかかる費用の2分の1を補助する方針で、
対象となる要件として、海外のブライダルイベントへの出展や、
外国人を受け入れる体制の整備などを想定している。
え?日本人の少子化対策のお話じゃなかったの?
大事なことなのでもう一度言います。
《外国人による日本での挙式を促す補助金。
これは少子化対策ではない。単なるブライダル利権》。
森議員はすでに先日、経産省サービス産業課よりレクを受け、
自民党議員連盟(議連)の要望が叶い新設された
ブライダル補助金の第一次、第二次公募の結果について報告を受け、
夏の概算要求に向けた対応も説明を受けました。
これを受けて秋に議連を開いて議論して参りたいと思います、と述べている。
さらに結婚式場業界団体の理事らと意見交換をし、
少子化とコロナ禍で結婚式が減少しているん過実施したアンケートでは
よると未婚の方たちが結婚したいと思うきっかけは
『友人知人の結婚式に出たとき』が多いとの結果を受け、
結婚式を挙げたいのに様々な理由で挙げられないと言う
方々の応援をしてまいりたいと思いました。と述べている。
いったいどっちなの?日本人向けなの?
日本人だけじゃ「差別」だから外国人にも門戸を開くの?
結婚式場ビジネス界隈を支援という意味なのは分かる。
インバウンドによる資本呼び込みは外国人が対象。
それと少子化対策ってのはどう繋がるのか。
正直情報が錯綜している感があるけれど、
これだけは言える。
「若者が結婚しないのは結婚式にかかる費用を捻出できないからじゃない。」
また、この補助金で、
「じゃあ結婚しようかなー。」と思う人がいるとは思えない。
元々結婚式を挙げる予定だった人が、
「ラッキー」って補助金を使う。
「ブライダル補助金!やったー結婚式派手にやろう」となるの?
だから何の少子化対策、結婚式需要増にはならないと思う。
国民から徴収した税金は誰のものか
わたしたちは、すでに生きているだけで税金を納めている。
国の事業の予算はすべて税金から。
つまりわたしたちのお金。
結婚式場業界団体の理事らと意見交換をし、とあることから
斜陽となった披露宴事業者を援助するための補助金。
しかも少子化対策ですらなく、インバウンド対策になっていて
外国人による日本での挙式を促す補助金になっている。
これは少子化対策ではない。単なるブライダル利権だ。
理由を作って企業団体業界に補助金をばら撒く。
補助金を受ける側は政治家先生に感謝するし、
補助金を継続してもらう様に頭を下げるし献金をするし選挙活動も頑張る。
1000人に一万円配っても貰った人はそんなに喜ばない。
自民党の為に選挙活動を頑張ろうとはならない。
けれど、一つの企業に一千万円ぶち込むと、
その企業の経営者は心の底から感謝する。
そういった選挙対策の図式が浮かび上がる。
少子化対策を考えた結果が、ブライダル補助金。
ただしそれは日本人のためではなくインバウンド需要。
ただただ、
ウエディング業界に税金がジャブジャブ流れていく。
そもそも結婚費用すら補助金に頼るカップルがいたらそれはそれで心配になる。
本当に日本の政治家ってズレてる。
ずれているというより、もともとの思考がおかしいのか。
意地でも減税はしないのに税金の無駄遣いばかり思い付く。
結婚しない若者の率直な感想。
実はわたしもいわゆる結婚適齢期に足を突っ込んで
ずいぶんになる。
なぜ結婚しないのか。
したくないわけではない。
結婚したとしても、業界団体が望むような、派手な結婚式、披露宴はしない。
バブルの頃はそれはもう、ど派手な披露宴をすることが、
ある意味ステイタスのようなものだったらしい。
小規模結婚式の需要が高まる中、
少子化対策にすらなっていないブライダル補助金。
2023年1月に岸田首相が年頭会見で検討を表明した
「異次元の少子化対策」とは、これなのか?
少子化対策は雇用対策の強化あるのみ。
収入がなければ、結婚、妊娠、出産、子育てどれも苦しい。
非正規雇用が多数を占めるなか、
収入が安定しなければ、子どもを儲けるという発想にはならない。
今の政府の政策は少子化対策というよりお金をばら撒いての
一時しのぎ的な子育て支援。
安定した収入を確保して、子どもを育てるという考えが得られないから
少子化がどんどん進むのだろうと思う。
今や勤めているだけど、右肩上がりに収入が増える時代ではない。
国民の一般的な感覚を、どこまで理解できているのだろうか。
今日のヒメちー
まあよくも次から次へと…。
異次元の少子化対策って、
「異次元レベルの提案で」少子化対策を行うのじゃなくって、
異次元の人たちが考える少子化対策なのでしょうかね。
まあ、ヒメは猫でよかったです。
生まれ変わっても猫がいいですねー。
ねぇやんがいないおうちの。
ヒメちー、今日の毒舌は突き刺さるわ…。
でもわたしも実はそう思う。
来世はお金持ちの、子供のいない人のうちの猫になりたい。
コメント
なんか最近ちぐはぐに感じる対策、多いですよね(;^_^A
ひめちーちゃんの、異次元の人が考えるってのが、的を得過ぎて( *´艸`)
ほんと上の人たちの考えることって・・ねー・・