平均よりはずっとちびっちゃいまんまだったけど
元気にぐんぐん大きくなって
遺伝性のものではないけれど、一応ヒメママにも危険はあるのだから伝えに行くと
ヒメママはまた子供を産んでいた
今度は７匹。大きく見えるけどまだ子猫です
さすがにもう引き取り手は見つからないらしく
○○さんのお宅では持て余している様だった
柔らかいお布団の上で眠るヒメちーを見てると
固いダンボールの上で寝るヒメママのことを思い出してしまう
ままちゃんは自分がママのせいもあるのだろうけど
よりいっそう、ヒメママの事を思ってしまうらしい
この頃、ままちゃんの具合も良くなって来ていたし
何よりやっぱりヒメママの人生が気になって仕方なくて
残りの人生は、快適かどうかはわからないけれど
これ以上子供を産み続けることなく
暑さ、寒さの心配をすることもなく
ゆったりと過ごしてほしい
○○さんにそのことを伝えると
子猫はともかく、ヒメママには愛情があった様で
ちょっと渋られたけれど
子猫も一緒に引き取るということで納得してもらった
ヒメちーにとってはママだけど
覚えているかどうかわからないし
うまくやっていけるかどうか不安だったけれど
受け入れ準備を整えて、もらいに行くと
誰かがヒメママと子猫たちを持っていってしまっていた
ここでも食い違う話
すぐに近隣の保護団体に問い合わせをし
遠くは埼玉や千葉の保護団体の保護記録も見たけれど
ヒメママと、子猫たちは見つからなかった
ずっと、のどの奥になにか棘の刺さった様な
飲み込めないもやもやした気持ちのまま
ヒメママと子猫たちが幸せに暮らしてくれていることを願っています
ヒメママと出会えたから
今、ヒメちーはうちの子
ヒメちーを産んでくれてありがとう
３回目のうちの子記念日を迎えることができて
妹だったはずなのに
いつのまにかヒメちーの方がお姉さんになっちゃった
それでもずっとヒメちーはわたしの可愛い妹だよ
これからも何回もうちの子記念日をお祝いして
いつかヒメママ似あえる日を願って
ヒメとまいにち
楽しく過ごします
後味の悪い話でごめんなさい
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