4都府県に3回目の緊急事態宣言
今日は長いです。
緊急事態宣言に興味のない方はさらっと読み飛ばしてくださいね。
政府は、今日4月25日から5月11日までの期間、
東京、大阪、兵庫、京都の4都府県を対象に
緊急事態宣言を出すことを決定しました。
今回の緊急事態宣言の発出にあたって、政府は、
飲食の場面での対策をさらに強化することに加え、
変異ウイルスの感染者が急増していることを踏まえ、
人の流れを抑制する措置をとるなど、
大型連休に合わせて徹底した感染対策に取り組むことにしています。
4月24日の全国の感染者は5608人
1月に出された2回目の緊急事態宣言。
この緊急事態宣言解除後、
国内では新たな新型コロナ患者がうなぎ上りに増えた。
去年4月の1回目の緊急事態宣言は
解除後も、一気に感染者が増えるなどと言う事はなかったように思う。
2回目の緊急事態宣言は、
緊急と言う言葉になれて形骸化してしまったから?
不要不急の個人的なとらえ方が変わってしまったから?
意味のないものだった気がする。
出歩いてる人は出歩いている。
国会議員だって官僚だって、守れなかったものね。
3回目の緊急事態宣言の主な要請内容は以下の通りになります。
おおむね警戒レベル3を継続できたと判断された場合解除となります。
警戒レベル3って何ぞや?クリックで大きくなります。
出来れば大きく表示して確認してもらいたいのだけれど、
警戒レベル3って、都道府県境を超えての移動って、自粛なのね。
れべる2でも「できる限り回避」なんですって。
コロナの事はずいぶんと調べたような気がしていたけれど、
これ、知らなかった。
自由に都道府県間を行き来できるのって、レベル1なのね。
その割に、外国からの旅行者は自己申告で受け入れてるけど。
こういう矛盾が、混乱させる原因だと思う。
緊急事態宣言が出ていない地域でも現在の警戒レベルは3。
なのにこのゴールデンウィーク期間の国内線の予約数が
去年より3倍から4倍以上増えているんだそう。
4月29日から来月5日までの予約状況を航空各社が発表。
国内線の予約は全日空が約44万人で、
1度目の緊急事態宣言が出ていた去年の同じ時期に比べ、
なんと!4.4倍以上増えてる。
去年がみんな自粛を頑張っていたととらえるべきなのか、
今年は気が緩んでるとみるべきなのか。
どっちなんでしょうね。
人には「認知のゆがみ」がある
人は先天的に
「自分は大丈夫」
「これぐらいならOK」
「行動は変えたくない」と考えてしまう傾向がある。
これを「認知のゆがみ」というそうです。
代表的なものは、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、
過小評価してしまったりする「正常化バイアス」、
また物事を自身にとって都合よく解釈してしまう「楽観バイアス」、
さらに大きな変化や未知なるものを避け
現状を維持したくなる「現状維持バイアス」であると言われています。
行き過ぎた過剰な制限はどうかと思うけれど、
2回目の緊急事態宣言下の人の意識は、まさにこれだったのだろうと思う。
滝沢歌舞伎ZERO、公演中止
去年は緊急事態宣言で、公演を全面中止。
今年は、4月8日から5月16日まで新橋演舞場で、
6月2日から27日までを名古屋の御園座で公演予定。
その滝沢歌舞伎、4月25日から5月11日まで、
東京、大阪、京都、兵庫の4都府県に緊急事態宣言が発令されることを受け、
新橋演舞場で上演中の
Snow Man主演「滝沢歌舞伎ZERO」の一部公演を中止すると発表した。
もちろんチケットは払い戻しの対応。
劇場公演等はあくまで『要請』であるにもかかわらず
中止を決めた。
この期間のチケットを撮ってる人は、本当に残念だと思う。
わたしは、行きたかった公演だけど、泣く泣くあきらめた。
あきらめたのは自分の判断だけれど、
緊急事態宣言の前段階「マンボウ」が発令されてる都市から、
多くの人が、飛行機で、新幹線で、夜行バスで、観劇に来ている。
公演を見て、日程によっては一泊して、普通に帰ればいいのだろうけれど
たいていの人は聖地巡礼と称して、あちこち移動してる。
ちょっとだけ、それは違うんじゃないかと思う。
ひがみ根性満載だけど。
休業要請と協力金
百貨店にも休業要請が出て、都内では一部、食品売り場などを除いて休業。
鉄道なども終電の繰り上げを要請されてる。
協力金は大型商業施設には1日あたり20万円。
酒やカラオケ設備を提供する飲食店などに対しては
店舗ごとに規模や売上高などに応じて1日あたり4万円から最大20万円。
「売り上げ」から「売上高」に変更されたのはいいことだと思う。
それでもちょっと不公平を感じる。
売上高が1時間で4万円を超えない飲食店って山ほどある。
飲食店の協力金焼け太りは報道されてるけれど、
大きくは報道されてない、これ。
大阪市は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う
営業時間の短縮要請に応じた店に支給する独自の協力金について、
不正が疑われる事例が400件余り確認されたと発表しました。
飲食店がコロナを拡散させてるわけじゃない。
コロナは夜の間だけ活動するわけじゃない。
人の流れが、ウイルスを運ぶ。
我慢できない人々が、逆にどんどん生活を圧迫させてるのだと思う。
立派な、分別のある大人に、こんな呼びかけする?
都は、公園や路上で飲酒し、騒ぐ人たちの対策に
公園を閉鎖したり、夜間の灯火管制を要請してる。
これに対して、Twitterなどでは
「令和の世で灯火管制とか聞くハメになるとは」
と盛り上がってる。ここまでしなくっちゃならない方を憂いおうよ。
ワクチン開発と税金の使われ方問題。
当初の予定では、5月中に国民全員のワクチン接種が終わっていた…はずだった。
遅れに遅れ、現在の見込みでは9月中、になるそう。
アメリカのトランプ前大統領には批判も多かったけれど、
早期に「ワープスピード作戦」を開始し、
有望なワクチン候補に1兆円規模の支援を決定した 。
アメリカでは新型コロナのワクチン接種の回数が目標より早く2億回に達した。
一方、日本では今月21日までにおよそ235万回。
OECD諸国では最下位。
欧米諸国でワクチン開発に税金を投入してるころ、
日本政府は例の「GoToキャンペーン」に2兆7千億円という巨額の予算を組んだ。
それがこの結果だと思う。
新型コロナを指定感染病2類から5類に下げろという声
現在、指定感染症として「2類相当」の措置などが取られているコロナ感染症。
区分は1から5まであって、数字が少ない方から重い措置。
インフルエンザ相当の分類に変更すべきとの声も上がっていますが、
「新型コロナウイルス変異種」
なるまたさらに未知のウイルスも出現して、
この変異種は従来のコロナに比べて
50~70パーセントの強い感染力を持ち、
また、子供などにも罹患しやすいという。
2類相当に指定してあるから医療は崩壊寸前なのだ、と言う声も聞くけれど、
これ、下げたら、病院を受診しない患者が増えるよね。
インフルエンザと同じ5類に引き下げれば、
医院でも治療することができ、ひっ迫している医療現場は少し余裕が出来るかもしれない。
目に見える感染者数も減るだろう。
けれど、新型コロナウイルスの恐ろしい所は、
「無症状」あるいは「軽症患者」が多くいること。
無症状の人から移ったら無症状だと思ってる人もいるようだけれど、そんなことはなく、
症状は人それぞれ。重症化リスクのない人、
と言われている世代の人にも重症患者は出ている。
CMで見たことないですか?
つらい風邪の症状を「自分だけ」抑えて
仕事に行こうって言うの。
これ、自分は良くなった気がしても、風邪を周りの人にはうつしてるのよね。
こういう事態にもなりかねない。
多分それは、「風邪くらいでは仕事は休めない」、という人が多くいるからなんだけど。
引き下げても患者数は減らない。
よりもっと蔓延する可能性が高くなる。
医療費も圧迫しているけれど、
見直しは慎重にしないとならない。
引き下げるとしたら、ワクチンを全員接種できてから。だと思う。
医療を立てれば経済が立たず。
経済を立てれば医療が立たず。になるけれど、
罹患者が増えれば、イコール経済損失にもなるのだから。
経済がー、と言う自由な人。
あなたが起こす経済効果っていくらですか?
荒んだ気持ちを鎮めるセラピー猫
パトラッシュ、ねぇやんもう疲れちゃったよ…。
ヒメはパトラッシュではありません。
ヒメちー、ねぇやんの疲れた心を癒してー。
なんと!ヒメにそんな機能が!
こんな感じでどうですかね?
足りませんか?ではこれは?
大サービスですよ?
一向に収まらないコロナに、いらいらしがちだけれど、
わたしは、わたしのできること、「自粛」を
さらに頑張るしかない。
コメント
目に見えるものですら防ぎようがない時があるのに、目に見えないものが相手なんで、やっぱそれだけ堅牢な対策する必要がありますもんね(*´ω`*)
ただ、今の日本では諸外国のように強い処置が取れずに、僕ら国民の意識が大きく作用されるのがつらいところ。日本人の国民性をガッチリ発揮して、本当に意識して、抑え込んでいかねばですよね・・・
なんでも諸外国の真似をしてきてるのに、
なぜこと、コロナに関してだけは良い所を真似できないのでしょうね(・・?
人々、個人の判断にゆだねます、なんて言ったら、
意識の差が出てきて当然じゃないですか。
政策批判するのは簡単だけれど、
批判しても声は届かないもどかしさ…(^▽^;)