【ペットの体臭】犬と猫、人の汗のかき方の違い【汗腺の違い】

 

 

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体臭の秘密・猫が臭わないわけ

暑い夏がもうすぐやってきます。

夏は汗をかいて、匂う事が多くなり、嫌なものですね。

先日の【猫の舌の秘密】と言う記事で、

猫が臭わない理由はグルーミングにあると書いたのですが、

 

実は、グルーミングだけではなく、

体のつくりによって体臭が起きにくいのです。

 

 体臭のメカニズム

犬にも猫にも人間と同様に、

エクリン腺とアポクリン腺という2種類の汗腺があります。

エクリン腺はサラサラとした水状の汗が出る汗腺のこと。

猫や犬はエクリン腺が足の裏などごく一部のみにしかありません。

人は全身にあります。

エクリン腺から出る汗は、犬も猫も、人もほぼにおわず、

強い匂いを出すのはアポクリン腺であると言われています。

アポクリン腺は皮脂腺と直結していて、脂肪分を多く含んだ汗を出し、

この汗が皮脂とくっつき酸化することで強い臭いを発します。

犬はこのアポクリン腺が全身にあります。

このアポクリン腺から出る汗と皮脂が酸化し、

雑菌が繁殖したことで臭いが発生します。

さらに夏や梅雨といった湿度や温度が高くなる時期は、

微生物の活動が激しくなるため、より臭いが強くなる傾向にあります。

 

 犬と猫、人の汗腺

犬は全身にアポクリン腺があるため体臭が強くなることがあります。

ただし、猫と同じように肉球にしか汗腺がなく、

エクリン腺を使って全身で汗をかくことはできません。

遊んだあと、興奮しすぎた後、

犬が口を開けてハアハアと言う息をしますよね。

これは上がりすぎた体温を下げるため汗をかく、という行為のかわりのしぐさなんです。

一方、猫には匂いを発するアポクリン腺はありません。

猫の汗腺は、主に肉球に存在します。

あと、鼻に少し。

緊張しているときなど肉球を触ると湿っていることが多く、

まさに人間と同じく手に汗握る瞬間というわけですね。

このアポクリン腺、人間の場合は脇の下などごく一部にしかありません。

また、人は全身で汗をかくことによって、

強い匂いが分散する、という効果があって、

人の汗はさほど強くは匂わないのです。

また、犬や猫の額、頬、口周囲、顎下、耳、肛門周囲には、

皮脂腺という分泌物を出す腺があります。

分泌されている物質は、所謂、フェロモンです。

 

 犬と猫、人の口臭

口の中は通常唾液で潤っていますが、

口腔内の水分が不足すると唾液がねばっこく濃縮されて

口臭の原因になります。

水を飲む量が少なかったり、鼻炎などで鼻づまりになったりと

常時口を開けている状態では、

口の中が乾燥して唾液が濃縮され「生臭い」「魚臭い」といった臭いが発生します。

健康な犬でも、暑い季節では体内の熱を下げるために、

ハアハアと口を開けて呼吸をすることで

口腔内がいつもより乾きやすくなります。

また、鼻呼吸と違い、口呼吸は通常より多く体から水分が出て行きます。

犬は体温を下げるためですが、人の場合、

口を開け、口呼吸で寝る人も少なからずいます。

口呼吸で睡眠をとり、起床後の口の中は粘つきませんか?

口の中が乾燥し、唾液が濃縮されることで起きる現象で、

鼻呼吸の人よりも、口呼吸の人の方が、より、口臭がします。

ちなみに猫は口呼吸をしません。

猫が口呼吸を始めた場合、重篤な病気であることが考えられます。

犬も人も、暑い時期にはいつもより多めの水分補給をすることで、

口臭を抑えることができます。

夏場に口臭が気になる場合には、飲水量が足りているか、

室温が適切かどうかなどをチェックしてください。

 

 ひどい口臭は病気のサインかも?

また、ひどい口臭が続く場合、

口内に食べかすが残り、匂いを発している場合があります。

残った食べかすによって細菌が繁殖し歯垢ができると、

口の中に炎症が起き口臭が生じます。

口臭の原因のほとんどが口内トラブルによるものですが、

中には病気が原因となっているケースもあるので注意が必要です。

口からアンモニア臭がする場合は腎臓や肝臓の疾患、

甘い臭いの場合は糖尿病が考えられます。

そのような症状が出たらすぐに獣医さんに診てもらいましょうね。

 

 

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おまけ・人の加齢臭の原因

「加齢臭」というと、40~50代以降の特有の臭いだと思われがちですが、

60代を過ぎても無い人はいますし、まだ30代なのに臭う人もいます。

加齢臭は単なる加齢現象ではなく、

「カラダの酸化」に起因して生じる臭いです。

そのため、20代でもカラダの酸化が進行していれば、加齢臭を発するのです。

加齢臭の主な原因は、皮脂腺の中にある「ノネナール」という臭い物質です。

日頃の食生活や生活習慣が乱れていると、体内で「活性酸素」が増加します。

その活性酸素が、皮脂腺内にある「9-ヘキサデン酸」と結びつくと

「ノネナール」に変化します。

そして、この「ノネナール」こそが加齢臭の正体なのです。

加齢臭を予防するためには乱れた生活習慣/食生活の改善が有効になります。

 

 

臭いなんてさせないわよ、だってオンナノコだもの。

だいたいの猫はお風呂が嫌い。

たまに気持ちよさそうにお風呂に入ってる猫を見かけますが、

レアケースと呼んでいいと思います。

ヒメちーもお風呂に侵入してくるのは好きだけれど、

体を洗われるのは大っ嫌い。

一生懸命綺麗にしなくっちゃ。

お風呂に入れられちゃう。

ぺーろぺろぺろ…

カジカジカジ…

ヒメはきれいですよ?

それでもお尻をひどく汚した時とか、

どうしてもお風呂に入れなきゃならないことがあって、

もう、それはそれは大変…。

 

  

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