【紅麹、ちゅ~る」にも使用疑惑が?】ペットフードに着色料は必要ない。使われている理由は何?

 

 

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小林製薬「紅麹」原料、国内外の52社に供給

 

小林製薬が製造した「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が、

腎臓の病気などを発症したことが問題になっています。

事の発端は原材料の「紅麹」。

小林製薬中央研究所HPより

 

古くから食品の着色料などとして使われてきた紅麹ですが、

近年ではその成分にコレステロールの抑制作用など

健康に役立つ効果が数々あるとされ、紅麹由来の健康食品などが多く出回ることに。

そんな紅麹菌の中には「シトリニン」というカビ毒をつくるものもあり、

腎臓の病気を引き起こす恐れもあるということです。

ヨーロッパではすでに、

「紅麹で発酵させた米に由来するサプリメント」の

摂取が原因と疑われる健康被害が報告されており、

欧州連合(EU)では、利用可能なデータに基づき

遺伝毒性及び発がん性の懸念を排除することができないと結論づけています。

 

 紅麹健康被害者はすでに26人。

小林製薬の紅麹成分を含む健康食品を摂取した人の中で、

腎臓の病気などを発症し入院した人数は、

25日時点で26人にのぼるということ。

対象の食品を摂取した人や診察した医師から

最初に健康被害が疑われる報告があったのは、今年1月15日でしたが、

小林製薬が自主回収を発表したのは今月22日で、

最初の報告から発表までには2か月余りかかっています。

これについて同社は、

「健康食品が原因となった可能性がある」とはわからず、調査に時間がかかったとしています。

小林製薬では2016年から商社や食品メーカーなど52社に

同社製造の紅麴を供給したとしています。

自社製品への使用は約2割で、約8割は他社に原料販売していたということです。

この紅麹が供給された会社、使用された商品は未だ公開されていません。

 

 

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まさかちゅ~るにも紅麹が?…使われていました。

 

一方で25日には、あのネコ用おやつとして著名な「CIAOちゅ~る」にも、

紅麹が含まれているのでは…といった噂が、

SNS上で拡散するといった事態も発生。

ちゅ~るの原材料名の表示を見ると、確かに「紅麹色素」との記載があります。

ちゅ~ると言えば、かねてからマタタビ、

あるいは他の良からぬ物質が入っているのでは…とも取沙汰されるほど、

ネコの食いつきが良いため、飼い主からの人気も絶大な商品です。

うちではあまり食に対する興味のないヒメちーも

積極的ではないものの、唯一食べるおやつです。

それにまさかの紅麹が…ということで、

多くのネコ好きの間で衝撃が走る格好となったというのです。

この件に関しては、25日時点で製造元のいなば食品、

また販売元のいなばペットフードから、

同社では小林製薬の紅麹は使用していないということが発表されました。

また、いなば食品では、人間向けの食品でも紅麹色素を10年以上使用していますが、

現時点で健康被害の報告はない、との回答をしています。

 

 紅麹色素が使われているちゅ~る

紅麹色素が添加物として使われているちゅ~るは

どれくらいあるのでしょう。

いなばペットフードのホームページで確認しました。

・まぐろ、かつお、宗田かつお&かつお節、まぐろ&ほたて貝柱、

とりささみ&いか、まぐろ&タラバガニ、まぐろ&まぐろ節、

とりささみ&甘えび、まぐろ&贅沢サーモン、いわし&まぐろ、

とりささみ&黒毛和牛、サーモン&とりささみ、まぐろ&贅沢ロブスター、

まぐろ&贅沢本まぐろ、11歳からのまぐろ・かつお、

1歳までの子ねこ用 とりささみ、毛玉配慮 まぐろ、

毛玉配慮 とりささみ、下部尿路配慮 まぐろ、

下部尿路配慮 とりささみ、腎臓の健康維持に配慮 まぐろ、

腎臓の健康維持に配慮 とりささみ、総合栄養食 まぐろ、

総合栄養食 とりささみ、総合栄養食 かつお、

総合栄養食 まぐろ&ほたて貝柱、エナジーちゅ~る まぐろ、

エナジーちゅ~る かつお、エナジーちゅ~る とりささみ、

乳酸菌入り まぐろ、乳酸菌入り かつお、乳酸菌入り とりささみ、

焼かつお かつお節味、ちゅ~るタイプ ほたて味、

とりささみ&日本海産かに、とりささみ チキンスープ味、

まぐろ&国産真鯛、かつお&国産あごだし、水分補給 まぐろ、

水分補給 とりささみ。

 

 紅麹色素が使われていないちゅ~る

・とりささみ、11歳からのとりささみ、1歳までの子ねこ用 まぐろ、

ピュアちゅ~るシリーズ まぐろ、かつお、まぐろ&貝柱、かつお かつお節入り、とりささみ。

 

ほとんどのちゅ~るに紅麹着色料が使われていました。

犬用のちゅ~るも同様で、

「さつまいも かぼちゃ入り、さつまいも」のみ、

紅麹色素が使われていないことが確認できました。

 

 

ペットフードに着色料を使うのは何のため?

 

紅麹色素とは食品を黄色や赤に染めるときに用いられる着色料です。

ベニコウジカビの培養液から得られた「アンカフラビン」、

および「モナスコルブリン」を主成分とするものはベニコウジ色素、

キサントモナシン類を主成分とするものはベニコウジ黄色素と呼ばれます。

成分の分類上は「着色料」に属し、

フードの色合いを調整して犬や猫の食いつきを良くする作用を持っています。

ペットフードの原材料には主に天然素材が使用されるため、

季節や産地により色合いが変わってしまうことがあり、

見た目を安定させるために主に使用されています。

また、緑は野菜を、赤は肉を連想させる色として用いられます。

ですが、犬や猫は人間ほどはっきりと色の違いを認識しません。

 

犬や猫は食べるときに匂い、香りを重視しており、

カラフルなフードを見て、うわぁー、美味しそう!!とは思いません。

この、ペットフードへの着色は

飼い主である「人を満足させるため」についているのです。

問題の紅麹色素は小林製薬が製造したものだけが問題があるのか。

それとも他のメーカーが作ったものも同様か。

わたしたち消費者は発表されたこと以外知る術を持ちません。

食品添加物を一切摂らない生活と言うのは

限りなく無理に近いこと。

早い根本原因の究明を望みます。

 

 

今日のヒメちー

 

動物と言うのは、野生下で生きていない限り、

ひとの与えてくれた食べ物を食べることになります。

ひとがくれるものを信用するしかありません。

もちろん、用心はしますが…。

何ですか、それ。

クンクンクン…。

節分の残りの落花生じゃないですか。

こんなもの匂わせるなんてひどいです。

ヒメはままちゃんが差し出す物の匂いは

嗅いでしまう習性があるのですよ。

毒もまた薬になる。

紅麹はカビから生まれた。

安全性への確認は、

差し出されたからオッケー、というわけにはいかないのです。

 



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