猫のかわいいしぐさ・香箱座りを英語で言うと…パン？

猫特有のしぐさ、「香箱座り」とは

猫のするしぐさはどれもかわいいものですが、

その中でも「香箱座り」と呼ばれる座り方があります。

香箱座りとは、両方の前足を折りたたんで

箱のような状態になった猫の姿勢を表した言葉。

香箱を作るとも言います。

その形がお香を入れる箱に似ている事からそう呼ばれているのだそうです。

香箱って見たことないけれど、こういうやつ。

香箱を作る際、目を細めていれば猫好きの間では完全体と呼ばれる事もあります。

香箱という文字からも想像出来るように、基本的には直方体に近い形となりますが、

中には四角では無く丸くなってしまう猫も多数目撃されています。

これは、肉付とか骨格とか…そういうものが関係していると思われます。

ヒメちーの香箱座りは亜種。

どう見ても長方形には見えません。

が、おててがしまってあれば「香箱」と言うことに認定しています。

…余計なお世話です。

上から見ると雪だるまみたいじゃない？

手の甲が地面、もしくは床に接する状態となる為、

咄嗟の危険に対応し辛い姿勢となります。

なので、野良猫や野生の猫科の動物が香箱を作る事は極めて珍しいとも言われています。

…もしかしてヒメちー、野生色が強すぎるのでは…。

香箱座りは猫好き発見器？

常に外部からの危険にされされている野良猫や

野生の猫科の動物がこの姿勢を取る事は極めて希なこと。

それ故に、香箱座りは飼い猫特有な姿勢とも言われます。

トラの香箱座り。

なんかコレジャナイ感が漂います。

香箱座りは猫にとってリラックスした状態で、

猫好きにとっても癒しの姿勢でもあるのです。

香箱座りという言葉はあまりにもメジャーワードであることから、

猫好きかどうかを瞬時に見極める発見器として利用することができます。

「香箱座り」と聞いてすぐに反応できる人は真の猫好きでしょう。

香箱座りは世界共通？香箱座りを英語では何という？

ハンターの血を引き継ぐ猫。そして行動は主に一匹で行います。

同じネコ科の動物であるライオンはチームで狩りを行いますが、

そのスタイルはネコ科と言えどライオン独特なものです。

単独行動を行うが故に、猫は周りにレーダーを張り巡らせて生活しています。

猫は、寝ている時でも緊張しているのです。

猫の俊敏な行動を忍者と例える人もいますが、まさに忍者のようですね。

そんな猫がたまに見せる香箱座り。

この体勢は直ぐに立ち上がる事は出来ません。

安全な空間でリラックス状態で無ければ出来ない恰好なのです。

その意味では、香箱座りを頻繁に行う猫は、

幸せな家庭に貰われた幸せな猫と言えますね。

その香箱座りを英語にすると「cat loaf（一塊のパン）」。

6枚切りを一斤ではなく、ひと塊り。

パンと香箱。共に箱型になった姿を比喩した呼び方ですが、

どうでしょう。どちらがピンときますか？

またこの香箱座り。関節の柔らかい猫特有のことと言われ、

犬にはできないだろう、と言われているのですが…。

なんと、猫に育てられたハスキー、タリーちゃん(メス)。

この子はわんこでありながら見事な香箱座りをするのです。

このタリーちゃん、猫よろしく段ボールに入るのも好きなのだとか。

犬に育てられた猫。猫に育てられた犬。

その特性よりも育ちなのか。不思議です。

今日のヒメちー

四角くないとか亜種とか余計なお世話です。

香箱座りは緊張から解き放された、リラックスした状態。

ならばヒメがなぜきれいな香箱を作れないかは…もうわかりますよね。

まあ、みなまでは言いませんが。

え…。

ヒメちーが香箱座りしないのは、

…もしかして、ねぇやんのせい…？