【ミツバチが絶滅の危機?】ミツバチの人の生活にとっての役割【ミツバチが絶滅すれば、4年後に人類が滅びる】 | ヒメとまいにち

【ミツバチが絶滅の危機?】ミツバチの人の生活にとっての役割【ミツバチが絶滅すれば、4年後に人類が滅びる】

 

ミツバチが絶滅すれば4年後に人類が滅びる アインシュタイン

 

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「ミツバチが絶滅すれば、4年後に人類が滅びる」

 

かの有名な理論物理学者アインシュタインはこう言いました。

「ミツバチが絶滅すれば、4年後に人類が滅びる」と。

ミツバチが絶滅すれば4年後に人類が滅びる アインシュタイン

この世からミツバチがいなくなったら…そんな想像をしたことがありますか?

 

 ミツバチがいなくなるとどうなる?

ミツバチが大好き!と言う人はそうはいないと思います。

わたしはミツバチに限らず、蜂は全般が苦手。

あのぶ~ん、と言う羽音に鳥肌が立つほどです。

けれど、ミツバチは、蜜を集めながら「受粉する」と言うことで、

人の暮らしに大いに役に立ってくれています。

さらにわたしたち人間にハチミツをもたらしてくれる。

もしミツバチが地球上からいなくなったら、

ハチミツが食べられなくなる?

ミツバチが絶滅すれば4年後に人類が滅びる アインシュタイン

それも大きな問題ですが、

わたしたちの食卓から多くの野菜や果物が消えてしまう可能性があるといいます。

ミツバチは花の蜜を集めるだけではなく、

野菜や果物など農作物の受粉を手助けしているからです。

そのミツバチたちが大量にいなくなるという現象が、

2005~2006年頃から世界のあちこちで起こり始めているとか。

いったい何が起きているのでしょう?

 

 

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ミツバチと人との関係は、遠く古代から

 

わたしたちが毎日食べている野菜や果物の多くは、

ミツバチの授粉のおかげで実ります。

「世界の食糧の9割をまかなう100種類の作物のうち、

70種以上はミツバチが受粉を媒介している」という報告もあります。

わたしたちが食べている食糧の約2/3が、

ハチなどの生物の受粉によってつくられているということになります。

ハチと人間の関係は、

スペインにあるアラニア洞窟の壁面に描かれた蜂蜜の回収風景からはじまり、

1万年以上前から蜂蜜は人間によく使われた

最も古い食料の一つであると言われていました。

エジプトやヨーロッパでは約5000年前から養蜂が行われ、

ひとつずつ取り出すことが可能な木枠に巣を作らせることにより、

従来のように巣を破壊しなくても蜜を回収することができたのです。

ミツバチが絶滅すれば4年後に人類が滅びる アインシュタイン

ハチミツの採集(第18王朝の高官レクミラ(Rekhmire)の墓の壁画

 

また、古代エジプトではミツバチが「太陽神ラーの涙」だと考えられました。

太陽神ラーとは、古代エジプトの神話で最も偉大な神で、

太陽の化身、エジプトの支配者などといわれています。

かの有名なエジプトのミイラの防腐剤には、

ハチミツと蜜ろうが使われています。

ミツバチが絶滅すれば4年後に人類が滅びる アインシュタイン

ファラオの「口開け」の儀式を描いた第19 王朝の『死者の書』

 

古代エジプトではハチミツと蜜蝋の効能を称えている医療分野のパピルスが数多く存在しており、

ハチミツと蜜蝋を用いた医学の訓練が神殿を中心に行われていたようです。

ミツバチが絶滅すれば4年後に人類が滅びる アインシュタイン

ミツバチと葦(Nesut bit:ネスト・ビト)の象形文字

 

アインシュタインは、今から100年も前に

「ミツバチが絶滅したら4年後には人類も滅びているだろう」と警鐘を鳴らしました。

4年後という数字はともかく、

万一ミツバチが絶滅すれば食糧不足で

人類もまた滅亡する可能性がないとは言い切れません。

人工授粉にも限りがあります。

ミツバチによって受粉されなければ、

その野菜や果物は命をつなぐことができず、

地上から姿を消していくことになるのですから。

 

 

世界中で数を減らすミツバチたち

 

ミツバチが数を減らしているのは日本だけではありません。

2018年、アメリカにおけるミツバチのコロニーの40%が死滅あるいは消滅しました。

今、アメリカにはミツバチのコロニーが250万しかありません。

これは1940年代の半分にも満たない数だということです。

世界中のハチの数が減り、貴重な存在になっています。

こうした事態になったのは、飼育されているミツバチと野生のハチが

過去数十年にわたって減り続けているためです。

国際連合食糧農業機関(FAO)によると、

花粉を媒介する動物が絶滅する速さは100~1000倍になっているということ。

花粉を媒介する無脊椎動物の約40%、

特にハチとチョウは世界中で絶滅の危機に瀕しているといいます。

 

 激減する二ホンミツバチの天敵は…?。

日本では、「二ホンミツバチ」と「セイヨウミツバチ」の2種類が生息しています。

世界中で作物の増収を期待した農薬(ネオニコチノイド系農薬)使用で

ミツバチの激減が危惧されていますが、

日本も無関係ではありません。

蜜蜂がいなくなったら食糧危機が起こる、と、

蜜を集める働き蜂が全滅するの使用禁止を求める運動が盛り上がっています。

これらの農薬の不使用化は、世界中で急がれていますが、

日本では世界に出遅れ、ミツバチと農薬の関係が研究され始めた段階にあります。

 

 日本ミツバチと、西洋ミツバチの違いとは?

二ホンミツバチとは古くから日本に生息する在来種のミツバチのことで、

日本では多くの野生種が生息しています。

一方、セイヨウミツバチは本来は日本では生息していなかった外来種。

では、具体的に、二ホンミツバチとセイヨウミツバチとは何が違うのでしょうか?

ミツバチが絶滅すれば4年後に人類が滅びる アインシュタイン

 

二ホンミツバチよりも、セイヨウミツバチのほうが生産性が高いことがわかります。

こうして、西洋ミツバチを蜜の採取に使うことによっても

二ホンミツバチはその数を減少させています。

セイヨウミツバチは、花から蜜を集めるばかりではなく、

他のミツバチの巣にある蜜を盗むことがあるのです。

盗蜂とは、ミツバチがよその巣箱へ蜜を盗みに入る行為をいいます。

この被害にあうと、そして相手がセイヨウミツバチの場合、

二ホンミツバチは無力になり、体内の蜜を吸い取られてしまいます。

最悪、二ホンミツバチの女王は殺され、群れは崩壊します。

とくに、蜜源が不足する夏から秋にかけて頻繁に発生します。

農薬と、セイヨウミツバチ。

この二つの要因によって二ホンミツバチはその数を減らし続けています。

また、二ホンミツバチの天敵としてはスズメバチがあげられます。

スズメバチは二ホンミツバチの巣を見つけると襲撃し、

ニホンミツバチの成虫や幼虫、卵を持ち帰ってしまいます。

スズメバチの幼虫のエサにしてしまうのです。

これは、池や川などで起きている、外来種による日本固有種の在来種や

その地域の生態系のバランスを崩してしまう現象と同じです。

元は生産性向上や食糧用として人が持ち込んだもの。

その人が持ち込んだ外来種によって、

日本固有の生物たちが数を減らす結果となってしまっているのです。

 

 

今日のヒメちー

 

大型のネコ科動物、すでに滅んでしまった動物たち。

人は動物を保護もしますが、

同じ手で絶滅もさせてきました。

ミツバチが絶滅すれば4年後に人類が滅びる アインシュタイン

猫もひとの手がなければ生きられない動物。

なんだかやるせない気持ちです。

ミツバチが絶滅すれば4年後に人類が滅びる アインシュタイン

ふう。

ミツバチが絶滅すれば4年後に人類が滅びる アインシュタイン

えーっと、ヒメちー、

最近ヒメちーの行動がハイレベルすぎて

ねぇやん、付いて行けないのだけれど、それは何?

ミツバチが絶滅すれば4年後に人類が滅びる アインシュタイン

巣に入ることで、ミツバチさんの気分を表しています。

ミツバチが絶滅すれば4年後に人類が滅びる アインシュタイン

…わかりづらい…。

人は人の手でいろんなものを作り出しているけれど、

同時にいろんなものを滅ぼしていることに気づかないとならない。

自分がもういない未来だから関係ないよー、では済まされないのよね。

 

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コメント

  1. この話は私も聞いたことあります。小さい存在なのに凄い影響だと驚きました。
    でも小さいだけに環境の変化の影響を受けやすく、気候や様々なことでハチがほとんど見られない年もあるそうです。
    人間が誕生した時から自然は破壊される運命なのかも‥ね
    ひめちー、ねえやん手作りのかごに入って可愛くて、救われる‥

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