「猫が居なくなったとき」にする猫返しのおまじないがあるってほんと?

 

 

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猫が逃げ出してしまったら…勝負は最初の一日。

 

X(旧Twitter)のタイムラインに流れてくる猫の脱走、失踪、いわゆるロストの情報。

見ていると心が痛みます。

そのほとんどはひとの側の不注意や油断から来るものですが、

災害時など、ひとの手に負えず、やむを得ない場合があります。

猫が脱走した場合は、目撃情報を集め、見かけた方を募るのが効果的ですが、

玄関や窓にいつものごはんやオヤツ、匂い付けのために使用済みの猫砂などを置く、

などをする場合も多いでしょう。

ロストしてしまった猫の帰宅確率は約30〜40%と言われています。

そのほとんどが1週間以内に帰宅した、とも。

また、猫は本来夜行動物。

姿が見つかりやすい昼間は危険が多いため、夜間や早朝、夕方を中心に探すのも効果的です。

ロストしてしまった猫を探すのは48時間が勝負と言われます。

脱走した直後の24時間は、帰宅確率が最も高いとされています。

脱走した直後の24時間以内は、

脱走地点からほぼ1キロ圏内に隠れていることが多いのです。

猫は一日に2キロ近く移動することができます。

この音から遠くに逃げてしまう前に行動する、と言うことが大切なようです。

元々は砂漠で暮らし、毎日餌にありつくことはできなかった猫。

2日くらいならば食べずとも命の危険はなく、

慎重な性格ゆえ、身を隠しながら周囲の状況を探る、と言います。

家の中でだけで生きてきた猫にとっては、外の世界すべてが敵でしょう。

好奇心旺盛な子は外の世界に慣れることが早く動き回り、

他のネコの縄張りに入り込んで怒られたり、

バイクや車に轢かれる、ひとに追い回される、という怖い思いをすることもあることでしょう。

猫本人が望まなくても、追われ、逃げ、

まったく知らない場所へ追いやられることもあるのです。

動物のお医者さんより

 

外を歩き回らず、身を隠している状態の時が、猫を見つけるチャンスなのです。

 

 

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猫が帰ってくるおまじない?

 

猫が失踪したときにするおまじないが古くからあると言われています。

ある言葉を短冊に書いて猫のお茶碗(食器)の下に敷く。

または、玄関に貼り付けるというもの。

その言葉の正体は中納言行平が詠んだ和歌です。

『たち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む』

百人一首の十六番としても有名な和歌。

その意味は、離れ離れになってしまっても、

あなたが待っていてくれる聞いたなら、あなたの元へすぐに帰ります。というもの。

その意味合いからも、猫のみならず、恋人や友達などが

早く自分の元へ帰って来てくれるよう願いを込めたおまじないの風習です。

中納言行平が生きていた時代は西暦800年代です。

そんな昔から日本人に受け継がれて来たおまじない。

迷信ではありますが、何だか効果がありそうな気もします。

 

 

その他、飼い主ができること。

 

ロストの情報を伝えるのは、なにも人に限ったことではありません。

地域猫がいれば地域猫。

母猫の所在が分かっていれば母猫。

バカバカしいと思うかもしれませんが、

猫は意外と、ひとの言っている言葉が分かるもの。

試してみる価値はありそうです。

まずは脱走させない。これは当たり前ですが、もし万が一。

万が一のことがあった時には上記の和歌を思い出してみてください。

 

 

今日のヒメちー

 

家の中だけで暮らす猫が外へ出てしまうのは、

冷たいようですが人の責任です。

猫は好奇心旺盛な生き物。

常に外への興味も持っているのです。

ふう。

悲しいことですが、本能には抗えません。

けれど、ひとが猫の帰りを待っているように、

猫だって飼い主のお迎えを待っているのです。

できるだけ早く、迎えに行ってあげてください。

その別れが永遠の別れにならぬよう…。

ロストさせてしまった子の3割か4割しか戻ってこないなんて

なんて悲しい数字。

中にはたくましく、お外でも生きていける子もいるでしょうけれど、

餌の取り方すら知らない飼い猫。

外に出してしまうことは

もう会えないことかもしれないと胸に刻んで、

ロストせぬよう、気を付けて生活していかねば。

 

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