「お金を使わない」、もしくは「食事を楽しむよりもその場所に行ったこと重視する」“ウィンドウダイニング客”
ウィンドウショッピングとは、
ショーウインドウなどに陳列されている品物を見て歩いて買い物気分を楽しむことです。
「ウインドウショッピング」と言う行為は、商品そのものを買うことを目的としていません。
が、次回来た時に買おう、とか、あちらのお店とこちらのお店、どちらがいいかな、とか、
そういった購買につながる行動も含まれています。
ところが昨今。
SNSが普及し、簡単に画像をアップできることから、
写真を撮るだけで満足し購入に至らない客が増えているそうです。
「映え」文化がそのもっとも足る要因と言ってよいでしょう。
「映え」文化の始まりの頃から、
飲食店などには、複数人で来店する。
ただし一品しか頼まない、という客が増えているそうです。
たとえば4人で来店して「メインディッシュを2品注文して、みんなでシェアをする。
おまけに飲み物は全員水だけ」。
2人で来店し1人は何も頼まず「水だけ」「大盛りをシェア」、など。
このように最小限の注文しかしない客を、
ウィンドウショッピングならぬ「ウィンドウダイニング」と呼ぶようです。
ウインドウショッピングも、お店の外から見てるだけではなく、
実際に店舗に入り、商品を手に取ってみる方もいるでしょう。
「ウインドウダイニング」もお店に入ることまではするのです。
ただし違うのは購買につながらないこと。
むしろお店の利益を損なっているのです。
食事で満足よりも、インスタ等SNS発信が目的?
「お一人様一品注文してください」。
このように表記する飲食店もあるようです。
飲食には、食事を提供するだけ、のみならず、
空間も場所も提供するのです。
もちろんそれは無料ではなく、経費が掛かっています。
なにも注文しない客一人が入店しなければ、
食事を注文するお客一人、入れられるのです。
それはそのまま、お店の利益につながります。
流行りの食事を複数楽しむ、複数の写真を撮るために、
数人で行ってシェア、を繰り返す客もいるようです。
A店では人気のパンケーキを一つ注文、三人でシェア、
B店では人気のラーメンを一人前注文、三人でシェア、
C店では映えスイーツを一つだけ購入し、三人でシェア。
「食べ歩き」と言う、ワンハンドの食べ物を提供するお店であればそれでいいでしょう。
けれどレストランでこのようなふるまいはどうかと思います。
テレビや雑誌では流行りのお店紹介番組が毎日のように放送されています。
2~3人のタレントでラーメン一杯とか、看板料理1品だけ。
こういう作りの番組もあります。
これはロケ時間中に複数の料理を紹介しなければならないからでしょう。
刷り込みで視聴者も許されちゃうと思ったりしちゃうのでしょうか。
テレビ番組はプロモーションを兼ねています。
お店のほうが承知でやっていることあらば何の問題もありません。
飲食業階は近年「新規レストランの約60%が初年度で閉店する」という厳しい状況にあります。
「その場所へ行く」、「目玉の料理を食べる、あるいは写真に収める」と
食事を楽しむ「以外の」目的化が起こっていると想像できます。
これはブッフェに行って、全種類の料理をテーブルいっぱいに並べて、
写真や動画を撮り、食べ残して帰って行く客も同じです。
飲食店のルールを厳しいと嘆いたり、
価格が高騰していくことを嘆いたり。
物価高や、ルールを説明しないと最低限のマナーすら守れない客が増え、
これを見過ごす対応をしていては
飲食店はさらに窮地に追い込まれることとなってしまうのです。
飲食店のみならず、映えスポットで撮影だけする客も。
厳しいルールは、お客の振る舞いによって生まれるのですね。
今日のヒメちー
さすがはねぇやん、
食べ物記事には厳しいですねー。
熱の入りようが違います。
ささ。
そのフラストレーションを、
ヒメとの遊びで発散しちゃいましょう。
今日はビニールに入ったまま、櫛で遊ぶスタイル。
この櫛、本ツゲで少し高いのよね…。
ツゲって静電気が起きにくいんですって。
猫との暮らしは静電気との戦いでもある。
なにをせこいことを。
ヒメが気に入ってる。
それだけで十分じゃないですか。
あ~ん
がぶっ。
…外れました…。
見えそうで見えない。
これが楽しくもあるのですが、リスクも大きいです。
じーっ。
がぶっ。
あ、ねぇやんになするですか。
せっかく噛んだというのに櫛を引っ張るとは…。
激おこですよヽ(`Д´)ノプンプン
…だってヒメちー、噛み千切りそうなんだもの。
こう言うのは、軽く噛むまでにしとこう。これがルール。
やり過ぎると、逆にいろいろ縛られちゃうのよね。
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