ことわざ・猫にまたたび、泣く子に乳
ことわざに、「猫にまたたび、泣く子に乳」と言う言葉がありますよね。
これは大好物の例え。また、効果てきめんであるという意味にも使います。
確かに猫は木天蓼(またたび)が大好きで、
日頃つんとすました顔をしている猫も、またたびを前にすると、
普段のツンツン顔は消え去り、すっかり変わった有り様になります。
元気のない時にも、一嗅ぎでパワーアップ?
では、ここで、実験をしてみたいと思います、ヒメちーさーん。
またたびどうぞー。
なんだか目がイっちゃてて怖いよ
いい感じに酔っぱらってますねー。
これってね、ぐねんぐねんしてるし、
隙だらけだからってうっかり撫でまわしちゃおう、なんて思ったら、
ひどい目に合います。まさに大虎。
大虎の語源
酔っぱらった人の事を、大虎ーおおとらーって言うでしょ、
大虎って、酔って怖いもの知らずになること。泥酔すること。
四つん這いになって手が付けられないことを言うんだけど、
ちなみに警察署にある泥酔者保護所をトラ箱というのもここから来てるそうです。
女房言葉で酒のことをささ(おささ)と呼んだらしいんだけど、
「ささ=笹」「笹に虎は付きもの」という連想から、
転じて酔っぱらった人のことを「虎(大虎)」と呼ぶという説もあるらしい。
日本にトラが入って来たのは明治20年のころで、
それより前の江戸時代のころには、見世物として、
中国から船で運ばれてくるようになって、
おとなしく運搬するためにまたたびを与えたんだって。
この見世物で虎を目にした人もいるのだろうけれど
当時のその人たちには、猛獣であるトラはどういう風に見えたのかしら。
酔っぱらった大きいネコ?
あ、文久元年のころには危険すぎる、と言う理由で虎の見世物は中止になったそうです。
虎を真近で見たことのない人のほうが多いのに、すごい想像力よね。
それ以前に虎が日本にはいなかったのかって言うと、
2万年くらい前、中国大陸土地続きだったころには居たとみられている。
縄文時代よりさらに時代をさかのぼった洪積世後期の地層(静岡県の石灰採石場)から
人骨片と一緒に虎の化石が発見されています。
人骨片には肉食動物にかまれたあとがあり、
虎に食われたと推定されているそうです。
古い蒔絵や掛け軸に虎が描かれてるのは、
平安時代に、中国の絵巻で人気の虎をまねて描いたものらしい。
想像だけで書くのってすごいよねー。
この状態の猫から大虎と呼ぶ不思議は解明できませんでしたが、
少なくともかわいい姿を見ることが出来たのでよし、としましょう。
今日のおやつ
ピスタチオがとうとう和菓子に!
ピスタチオわらび大福
もちクリームジャパンと言う素敵な名前の会社で作られている、
スーパーの生菓子コーナーで買えるもの。
ちょっとうまく切れなかったんだけど、おーいーしーい。
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