中国で生きた猫が自動販売機で売られている
日本は自販機(自動販売機)大国だと言われます。
冷えた、または暖かい飲み物から生鮮食品、
下着や旅行ツアーなども。
外国人の方が日本に来て驚くのはその自販機の多さです。
ありとあらゆる商品が自販機で売られる日本ですが、
陳列棚に生きた犬や猫を並べることはない。
中国の北京では、自販機の狭いケースに“生きた猫”が陳列され、非難が殺到しています。
中国では自販機が急増中、その背景は?
実は中国では、ここ10年の間に設置面積が少なく管理コストが安い
自販機、「無人自販機」が急速に普及しています。
大都市だけでなく、地方都市でも
生活スタイルに合わせた独自の自販機が設置されているそうです。
日本だと、築地にはもんじゃ、博多ではもつ鍋の自販機があるようなものでしょうか。
またワンタッチ決済などを取り入れた「ハイテク自販機」も次々と登場し、
人々のニーズに対応しながら進化を遂げているようです。
自動販売機はその便利さの反面、大量の電力を消費しています。
省エネ技術が進んでいるとはいっても地球温暖化への影響は無視できません。
さらに自動販売機で使用されるペットボトルなどの飲料容器は
ゴミ問題やリサイクルの課題を抱えています。
自販機で買われた飲料の空き容器はポイ捨てされやすいのです。
一方で24時間、いつでも商品を購入できるめりっとも。
食品が手軽に購入できる利便性だけでなく、
販売する側にとっても人手が要らないというメリットや、
職場であれば時間削減による業務効率化にも繋がります。
生き物を簡単に手に入れると言う事
使いようによっては非常に便利な自販機。
その自販機で新たに売られたものはなんと「猫」。
中国では生きたペットが陳列される様子が捉えられ、
SNSで動画や写真が拡散。怒りの声があがっています。
これはネットメディア『Oddity Central』などが伝えたものです。
猫の自販機が設置されたのは、中国・北京。
問題の自販機には12の陳列棚があり、
猫たちはそれをさらに2つに仕切った空間でうずくまっている。
売られているのは合計6匹で、心なしかぐったりして見えます。
フードボウルが見えるのが幸いではありますが…。
この自販機は「“中国初”の生きたペット用」と謳っています。
命を簡単に手に入れてはいけない理由
人は「簡単に手に入るものは簡単に手放す」傾向にあります。
日本では、お酒に酔った勢いで犬や猫を購入してしまう事や、
夜の街で働く女性がおねだりするものとして、
繁華街に、夜遅くまで営業するペットショップが多く作られていました。
午後8時以降、ショップ内でのペットの展示・販売が禁止され、
深夜まで営業するペットショップは姿を消しましたが、
繁華街のペットショップはつぶれず営業を続けているお店が多く残っています。
これにはからくりがあって、
やーん、かわいーい
この子と暮らしたいな…💕。
よしよしわしが買ってやろう。
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪、うれしーい。
~翌日~
あ、この子返品で。
まいど、あざーっす。
と言うやり取りが、行われているのだそう。
話は大きくそれましたが、
日本人にだって、生きた動物を商品としてみてない人がいる。
だから「中国がー!」と言うつもりはないけれど、
さすがコロナの時に、生きた猫を大量廃棄した国と言わざるを得ない。
いつかしっぺ返しが来ると思う。いや、来て欲しい。
今日のヒメちー
なんたることでしょう。
猫はひとの手で保護されて生きてきた生き物です。
人は、保護もしますが、
同じ手でこのようなひどいこともするのですね。
やるせない気持ちです。
自販機で売られていた猫たちは、幸せな暮らしができるのでしょうか。
ただ、すべての猫の幸せを祈るばかりです。
自販機で売られていた猫は、
可愛い、というその役目を終えたとき
ペットボトルのように捨てられてしまうのじゃないだろうか。
命は重い。
軽く扱ってはいけない。
どうしてこういうことが起きるんだろう…。
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