まだまだある偶然が産んだ絶品。
あんバターの発祥は、
偶然にも、お客さんの行動が生んだものでした。
あんバターの他にも、偶然から生まれた食べ物、
今は当たり前のように認識している食べ物があります。
ヤマザキブリオッシュハット
昭和30年ごろ、高知県にあるベーカリーで
メロンパン制作中にビスケット生地をかけ忘れ、
代わりにカステラ生地をかけて焼いたところ、
偶然ご覧のような帽子の形になったとか。
![あんこ×バター あんバター発祥 あんバター歴史 あんバター元祖](https://i2.wp.com/mainichihime.com/wp-content/uploads/2023/01/eb22bf7a906b7f73af3d68cd620dade7-4.jpg?resize=500%2C384&ssl=1)
山崎製パン公式HPより
高知県では長いこと「帽子パン」の名称で親しまれたブリオッシュハット。
真ん中の丸い部分はふわふわのパン。
その周りの帽子のツバ部分は甘いカステラ生地になっています。
このツバの部分のカステラ生地が、サクッとして口当たりで抜群に美味しい。
ヤマザキでは、この「耳」の部分だけの商品もあります。
アイスキャンディー
夏には欠かせないアイスキャンディーですが、
これが発明されたきっかけは全くの偶然でした。
![あんこ×バター あんバター発祥 あんバター歴史 あんバター元祖](https://i0.wp.com/mainichihime.com/wp-content/uploads/2023/01/abf92b3a4c3eeb1db239b7fb8223bddd.jpg?resize=500%2C322&ssl=1)
「シャポン」の「バーアイス」
1905年、米サンフランシスコに住む11歳の少年フランク・エパーソンは、
ジュースに混ぜ棒を挿したまま、ついうっかり一晩中外に放置してしまいました。
その夜はとても寒かったため、
次の日の朝にはそのジュースは混ぜ棒が刺さったまますっかり凍っていました。
試しにそれを食べてみると非常に美味しかったので、
少年は同じものを作って近所の住民や友人に売り出しました。
これがアイスキャンディー誕生のきっかけです。
ポテトチップス
1853年、米ニューヨーク州のレストラン、
Moon Lake Lodgeにひとりの我儘な客が訪れました。
その客は、出されたフライドポテトの厚みが気に入らず
「もっと薄くしろ」と何度も作り直しを要求しました。
そのレストランで働くシェフ、ジョージ・クラムは度重なる要求にうんざりし、
遂にはポテトを極限まで薄くスライスしました。
それを油で揚げて塩をふりその客に出してみると、意外にも好評でした。
この新しい食べ物はポテトチップスと名付けられました。
![あんこ×バター あんバター発祥 あんバター歴史 あんバター元祖](https://i2.wp.com/mainichihime.com/wp-content/uploads/2023/01/9a046efd877e40523e68783b2a664035.jpg?resize=500%2C346&ssl=1)
カルビー公式サイトより
薄めの物が好き、いやしっかりとした厚めの物が好き、と
好みは様々だと思いますが、
1800年代のニューヨークで出されていたポテトフライが
どんなものだったかも気になります。
バゲット、フランスパン
バゲットはフランスパンの一種で、フランス語で「杖」 あるいは 「棒」と言う意味があります。
ひとつの生地から、形や大きさの違うパンが作られており、
バゲットやバタールなど、それぞれに
それぞれに異なった名前が付けられているのです。
クープ(切れ込み)が3本の物はバタール。
クープが3本でも、重量が1キロある大型の物はドゥ・リーヴル。
4本の物はパリジャン。
同じ4本でもより細いものはフィセル。
クープの数が7本の長いものはバゲットと呼ばれます。
![富澤商店 写真はクープが三本なのでバタール](https://i0.wp.com/mainichihime.com/wp-content/uploads/2023/01/8b296d4aeaa1aa9e17f90b729aa4a5ff.jpg?resize=441%2C325&ssl=1)
富澤商店 写真はクープが三本なのでバタール
さまざまな形に成形されたフランスパンは「パン・ファンテジー」と呼ばれ、サイズもいろいろ。
クープやサイズでそれぞれの名前が決まっています。
バゲットはその言葉通り、非常に細長いのが特徴です。
なぜこのような細長い形をしているのでしょうか?
俗説として、かの有名なフランス皇帝、ナポレオンが
「持ち運びやすいようにズボンのポケットにすっぽり入るような
形のパンを作ってくれ」と頼んだから、というものがあります。
ナポレオンについては、スーツの袖口についているボタンや
鉛筆、缶詰などもアイディアを出したと言われています。
日々、ただ食べてるだけじゃもったいない。
発祥を調べてみるとより美味しく食べられるかも。
今日のヒメちー
退屈ですねー。
ねぇやん、食べ物記事書いてる時は
生き生きとしていますが、
ヒメの事も忘れがちです。
ん?
終わりましたか?
ふう。待ちくたびれましたよ。
ヒメちー、普段ねぇやんと遊んでーとか言わないくせに
こう言う時だけはほっておかれたアピールするのよね…。
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