経済学の父、アダム・スミスの間違い。いつまで女性を縛り付ければ気がすむのか。

 

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「女性諸君、働きなさい、税金を納めるために」

 

牛を飼ってもいないし、ブドウを作ってもいない。
なのに私たちがステーキやワインにありつけるのは、
肉屋や酒屋の善意のおかげではなく、
それぞれが利益を追求した結果だ。

朝日新聞天声人語より抜粋

 

「見えざる手」を説いた経済学の父、アダム・スミスの有名な思想である。

はて、本当にそれだけか。

生涯独身だった彼がステーキにありつけたのは

今でこそ男の人も家庭で料理をする人もいるが、

彼が生きた18世紀には、まだまだ家事の担い手は女性。

肉屋さんや酒屋さんのおかげだけでなく、

台所仕事をしてくれていた母親のおかげでもある。

経済学は家事や育児を軽視してきた。

料理を作っても、食器を洗っても、部屋の掃除をしても、

子どもの寝かしつけをしてもそれは国内総生産(GDP)には反映されない。

介護や保育も。

家事、介護や保育は長い年月を経て外注できるようにはなったが、

かつては家の中だけにあった仕事の賃金は今でも低いままだ。

言うまでもなく、介護や保育を担ってきたのは圧倒的に女性である。

その価値や負担と向き合わないまま

「さあ。外で自由に働きましょう」と

追加発注掛けているのが今の状況ではないか。

わたしにはこれが二重音声でこう聞こえる。

「女性諸君、働きなさい、税金を納めるために」と。

 

 

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経済同友会「主婦年金」廃止を提言

 

公益社団法人経済同友会は

「第3号被保険者制度の廃止」等の抜本改革を提言しました。

現役世代の働く意欲を高め、将来の安心に備える年金制度の構築に向けて、

提言されたものです。

提言内容は以下の通り。

〇共働き・単身世帯への家族形態・ライフスタイルの多様化や
働く意欲・子育て支援に応じた仕組みの転換と
女性の潜在能力の発揮や自らの豊かな老後のための資産形成支援

〇第3号から第2号被保険者への移行と第2号被保険者保険料負担低減による公平中立な制度

〇世帯収入の捉え方や手当のあり方を世帯単位から個人単位へ

*改革の内容

〇将来的な第3号被保険者制度の段階的廃止とその時期を明示。
被用者保険の適用基準である企業規模要件の撤廃および非適用業種の解消。
5人未満の個人事業所への被用者保険の適用を拡大、
事業所要件を完全撤廃(賃金要件は国民年金保険料との公平性に留意)。

〇複数事業所勤務者はマイナンバー等の活用による収入等捕捉で、
第1号被保険者の第2号被保険者への移行を促進。

〇「年収の壁・支援強化パッケージ」の執行上の課題を整理・見直しの上、
期限延長し就労を加速。5年間の猶予期間を設け、
その初年度から第3号被保険者への新たな加入・適用は行わない。

〇これまで第2号被保険者全体で負担していた保険料を削減。
第3号被保険者は負担能力に配慮したうえで、保険料を負担し、老後の安心を確保。

 

要は専業主婦などやめて皆働きなさい。

働かない女性には年金廃止の罰則がありますよー、と言うこと。

なんことはない主婦を低賃金労働者にしたいだけではないか。

「専業主婦は年金・税金・保険料を納めていない。」

これは長く誤解されてきたことで、

専業主婦は世帯主が支払っています。

モデルケースを見ていただければ一目瞭然。

これで専業主婦は何も負担していないとなぜ言えるのか。

むしろ税制上、一番優遇を受けているのは103万円の壁内で働く主婦(主夫)です。

専業主婦主夫世帯は共働き世帯と同じ世帯収入だと仮定すると

意外と同等以上の社会保険料・所得税・住民税を

世帯主の収入から支払うのに第3号被保険者の新規加入や適用撤廃では

専業主婦(主夫)は年金が貰えない未来が来る、と。

保険料負担の公平化なら尚更、おかしいよね?

誰もが公平に働ける身体と家庭環境ではない。

働きたいのを我慢して、育児している親は多い。

「働きたい人が制約を受けずに働ける環境を」とあるけれど、

育児・介護・傷病等制約があるので働けない人が丸無視されている時点でこの提案は終わっている。

女の無賃労働にぶら下がるのもいい加減にしたらどうだろう。

こういうことをしながら相変わらず介護や家族の世話は「女性メインで」

というのは変えるつもりはないわけでしょ。公平じゃないよね、これ。

専業主婦を追い込んだら少子化が更に加速するでしょう。

これじゃあ出産適齢期女性も絶対に働かなきゃ生きていけなくなるものね。

中には男性がすべての家事を担ってる、と言うご家庭もあるでしょうけれど、

それはまだまだレアケース。

3号年金の段階的廃止の前に

外国人への生活保護や国内での生活支援金をすべて打ち切ってからにしてほしい。

老齢世代に手厚い年金救済策もね。

男性も出産・家事育児・仕事・地域PTA役員・介護して初めて平等だと思う。

全部女性に担わせといて何をぬかすのだろう。

わたしの周りのフルタイム共働きのご家庭は、

夫婦ともに残業の時やお子さんが熱を出した時の保育園のお迎えや看病を、

お祖母様がなさってることが多い。

これはお祖母様が専業主婦だから出来ることだと思う。

保育・介護の社会化はまだ進んでいない。

専業主婦(夫)なしで本当に社会は回るのか?

介護・育児・家事すべてを男女共同で行うべきと議論前には、

鶏が先か卵が先か問題と似たようなものがある。

家事が労働なら報酬を支払い、納税すべきです。

家事が労働でないというのならば、

支払いは発生せず、納税義務もない。これだけだと思う。

子供は勝手に育つと思ってるのかな?

介護は施設入れば良いじゃない。って思ってるのかな?

誰か(主に女性)が負担してるの、知らないのかな?

女性に、子供を産め。だけど納税しろ。

これしか思いつかない脳みその中を点検したほうがいい。

なにが無駄か、って?

むしろこんな発想しか浮かんでこないあなたたちの存在が無駄だわ。

 

 

今日のヒメちー

 

こ、これは…。

現在お仕事が忙しいのも相まって、

ねぇやんがブラックねぇやん化してしまいます。

こうなると非常に面倒くさいです。

だれかねぇやんに貢ぎ物(甘味)をお願いできないでしょうか…。

こういう時はヴィタメールのケーキが最適です。

しかし、ヒメは猫。

ケーキを買いに行くことはできないのです…。

とばっちりが来ないように隠れることしかできません。

ねぇやん、どんなにいらおこでも

ヒメちーに当たったことは無いはずだけどなあ…。

それにしてもイラっとする。

ニュース見て30分で書き上げちゃったわよ。

 



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