【ことわざ】犬も猫も雨を降らす?雨を降らす動物たち。

 

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猛暑続きに猫に雨乞いをさせる

 

関東地方は猛暑が続いています。

梅雨の間は、早く晴れた夏が来ないかなーと願っているのに

どこまでもわがままなわたし。

ここのところかーっと暑い晴れか、局地的な雷雨が多く、

涼を取れるようなものではありません。

ただ蒸し暑くなるだけ。

一雨降って、涼しくならないかしら…と願うも、

お天気はわたしの願い通りにはなってくれない様子。

 

 

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猫が顔を洗うと雨?

以前、「猫が顔を洗うと雨が降る」と言うことわざの記事を書いたのですが、

 

ほぼ毎日のように顔を洗う猫。

毎日雨ではたまったものではない。

お天気予報としてはまるで使えないものでした。

古くから伝わることわざには、きっとそれだけの理由があるはず。

猫が顔を洗う理由については、以前の記事を読んでいただくとして、

そういえば、動物×天気のことわざは他にもあるのかな?と調べてみると

「犬が鼻を舐めると晴れ」

「すずめが水を浴びると晴れ」などのことわざがありました。

 

 

犬が鼻をなめると雨

ワンちゃんってさ、いつも鼻をなめているイメージ…。

チワワのルナの成長記様より

犬の鼻は、主ににおいを感知するための大切な器官。

嗅覚は人間の100倍から1億倍といわれています。

犬の鼻の中にはにおいをキャッチする嗅覚受容体がたくさんあります。

雨さえ降らなければ、1週間はにおいの痕跡でも追跡できると

警察犬訓練士の方に聞きました。

そんなにおいに特化した犬の鼻ですが、

鼻を舐めるのはどんな時かというと、

目の前のにおいをより詳しく知りたい時です。

チワワのルナの成長記様より

鼻が湿っていることでよりにおいをかぎ分けやすくなるので、

目の前に好物があるとまずしっぽを振りつつ、鼻をなめます。

あとは嗅いだことのないにおいをかいだときも。

また、緊張を感じた時に鼻を舐める傾向にあります。

カメラを向けられた時に鼻を舐めるのはきっと緊張のせい?

「お留守番していてね」などと声をかけた時に、鼻をなめることも多いようです。

これは転位行動と呼ばれます。

舐めるという行動自体は接触につながるので、動物にとってすごく気持ちいい行動。

舐めることで自分を安心させようとします。

猫が、おもちゃの狩りに失敗した時に急にあくびをしたり、

高い所に登るのに失敗した時に、何でもなかったようなそぶりを見せるのも転移行動です。

犬は猫と違って群れ生活が基本。

荒野で群れになって獲物を狩ろうとする時に自分だけ置いていかれると、

それは死に繋がるので、本能的に置いていかれるという状態にすごく焦りを感じます。

また、気圧の変化を不安に感じたりして

鼻を舐めたりするんじゃないかな、と考えられます。

よって、ワンちゃんも無罪。

 

 

すずめが水を浴びると晴れ

鳥が水浴びするのはどんな時でしょうか?

基本的にはお手入れのためです。

猫や犬と同じくグルーミングと考えていただけたら、わかりやすいかも。

飼育下では寄生虫なんてそうそういないと思いますが、

やはりゴミはつくので、水を通すことできれいさっぱり落としてしまいたいのでしょう。

鳥の羽根には、ホコリや寄生虫、

脂粉といわれる細かな白い粉などがだんだんと積もっていきます。

鳥は水浴びによってそれらを落とそうとしているといわれているんですね。

脂粉が出る量は鳥種によって差があり、

その量が多い鳥種ほどよく水浴びをする傾向にあるようです。

そしてこの脂粉というのは未成熟な羽毛を包むケラチン物質であり、

それが落ちた後に柔らかな綿布が姿を表すと考えられています。

このように、脂粉をきちんと落とすことは鳥にとって大切なことであるため、

水浴びをしにくい環境にいる鳥はそれが原因となって病気にかかることがあるようです。

また、鳥はずっとかごの中にいることでストレスや

欲求、不安がたまります。

水浴びはエネルギーを発散する1つの術といえます。

鳥は穀物主体の餌を与えすぎるとエネルギー過多になりやすいです。

外を飛び回れない鳥にとって、主要な運動は水浴びということになります。

鳥天国のお気楽インコ様より

 

「すずめが水浴びをすると晴れ」といわれるのは、

雨の日はすでにからだが濡れていて水浴びの必要がないため。

晴れの日は水浴びをしてからだについたゴミや寄生虫を落とさないといけないから。

単に、雨の日にはからだが濡れるから水浴びが必要はないので、

晴れた日に水浴びが目撃されるということですね。

このことわざは「野鳥に限る」ということでいいのかもしれませんね。

 

 

動物の天気にまつわることわざ まとめ

日本には「猫が顔を洗うと雨が降る」「犬が鼻を舐めると晴れ」など、

動物の行動によって天気を予測することわざがあります。

これは動物行動学的には維持行動に分類されます。

維持行動と言う事は頻繁に見られるもの。

例えば晴れているのに雨が降る、

「狐の嫁入り」のようにめったに見られないもの同士を

掛け合わせたことわざもあります。

きつね、きつね、きつねがとおるより

 

昔の人にとって、犬や猫、鳥はそれだけ身近であった、と言う事から、

犬や猫、鳥に関することわざが多く言われてきたのかもしれないですね。

 

 

今日のヒメちー

だらしなく開いてるわねー。

猫の開き?

ちょっと…飽きちゃったもので…

猫がへそ天で鼻をなめると夏。

とか言うことわざないですかね。

う~ん…ないかも。

なーんだ。

ヒメちーが開いてるときは確かに暑い日。

何かいいことわざないかしら?

 

  

 

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