満月と猫
昨日、9月21日は十五夜でしたね。
ねぇやんち地方では、お月見は出来ないのでは…と言われていたけれど、
夜になると雲がきれて、丸いお月さまを見ることができました。
お月様とお月見だんごならぬお月見おはぎ。
お団子ってさー、あんまり味がしなくって好きじゃないのよねー。
串に刺して焼いたみたらし団子とかは好きだけど。
ちょうどお彼岸だし、一石二鳥。
ヒメちーもお月見…
なわけではなくて、みんなで外見てワイワイやってるから気になってやって来ただけ。
ほほう、あれが満月ですか…。
う~ん…。丸いですね。
お月様と同じ形ですね、なんですか?
クンクンクン…
これもそんなに楽しくないです。
中秋の名月って?
中秋の名月ってよく聞くけれど、
まんま秋の真ん中のいいお月さまの事でいいのかな?
でも満月じゃなくたって、きれいなお月さまってあるのに、
なんで満月だけ?
十五夜と言われれば月齢15の月の事だから、
あってる気もするんだけれど…
中秋(ちゅうしゅう)の名月とは、旧暦8月15日の十五夜にお月見をするならわしです。
昔の日本では月の満ち欠けと太陽の動きを基に作られた
太陰太陽暦という暦を作り、農業や暮らしに役立てていました。
いわゆる旧暦ですねー。
旧暦って使わないからぴんと来ないけれど、
旧暦では毎月1日を新月とし、
そのため毎月15日には満月か、ほぼ満月に近い月が見られ、
旧暦では7、8、9月を秋としており、
その真ん中の日の8月15日を「中秋」と呼び、
またその晩に上がる月のことを「中秋の月」と言っていたそうです。
中秋の名月の別称である十五夜もこの旧暦の頃の名残です。
だから、中秋の名月、というのは満月を差すのね。
さらに、初秋は徐々に空気も冷たくなってきて、秋晴れが続くことが多く、
月もきれいに見えるので、中秋の名月と呼ばれるようになったそうです。
旧暦と新暦には1か月~2か月のズレがあるため
現在の中秋の名月は9月だったり10月だったりするんですね。
今年の十五夜は8年ぶりの満月
十五夜は満月なのに、8年ぶりとはどういうこと?
って思いますよね。
実は、今年の満月は、朝8時55分に月齢14.1に達しました。
ん?月齢14.1って、じゃあ明日の方が満月じゃない?って思うでしょ。
月が見える夜には月齢15.7になってしまいます。
昨日、9月21日は夜の月齢は14.7。
より15に近いので、21日が満月なんですね。
去年の10月1日には、月齢13.7で満月を迎えています。
旧暦の一か月は29、または30日。
月の満ち欠けが29.5日。
さらに、日本で夜に見えるかどうか、と言う問題も絡まって、
ややこしいけれど、満月と呼ばれる日と、
十五夜は同じ日ではない事の方が多いんですね。
中秋の名月と満月は2022年と2023年も一致しますが、
その次に一致するのは2030年になります。
さて、お月様も堪能したことですし、
お月見おはぎ、いただきましょう。
おーいーしーい。
毎日がお月見でもいいね。
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