ままちゃんの物はヒメの物、ヒメの物もヒメの物
天気予報通りの暖かさ、とまではいかなかった昨日。
寒がりヒメちーはまたままちゃんのトレーナーをかぶっています。
何か問題でも…?
ストーブつけてくれたら解決しますけどね。
残念。いくらなんでもストーブはもう片付けたわ。
あれですかね、ねぇやんもしかして、やきもちでしょうかね。
ままちゃんの物はヒメの物、
ヒメの物もヒメの物、です。
やだわヒメちー、なんてジャイアン的思考。
そう言えば、この、
「お前の物は俺の物」と言う有名なセリフ、
ジャイアニズムの代表と言われているセリフです。
主人公・のび太の目線で描かれるジャイアンは、たいていとても理不尽です。
漫画を奪い、返してと言っても暴力で対抗してきて、太刀打ちできません。
そのジャイアンが発する言葉ですから、
自分勝手で横柄な態度を表した一言として、
現実のシーンでもよく引用されますね。
「お前のものは俺のもの!俺のものも俺のもの!」。
このセリフからはみんなの物を独り占めする
理不尽なガキ大将のイメージが想像出来ますが…
想像の通り、ジャイアンは暴君です。
でも実はこのセリフの裏には隠された感動秘話があるのです。
「お前のものは俺のもの!俺のものも俺のもの!」セリフに隠された真実
テレビアニメ版の「ドラえもん」にて放送された
「ハチャメチャ入学式」というストーリーがあります。
それは小学校の入学式。登校初日から早速寝坊をして遅刻してしまい、
何もかも上手く行かずに裏山で途方に暮れていたのび太。
すると、運悪くランドセルが転げ落ちてしまい、
山を転げ落ちたランドセルは
走行中のトラックの荷台に乗っかってどこかへ走り去ってしまいます…。
転げ落ちて行ったランドセルを必死に探すも見つかるはずもなく、
雨が降って来たり犬に噛まれてしまったりと災難続きで、
悲しすぎてとうとう心が折れてしまったのび太…。
そこにジャイアンが現れます。
ジャイアンはのび太が学校に来てない事に気が付いて、
もしかしたら裏山にいるのではないかと心配し探しに来てくれたのです。
のび太から事情を聞いたジャイアンは、トラックに乗ったのび太のランドセルを見つけて、
雨が降るなかドロドロになりながらも、
やっとの思いでランドセルを取り戻す事に成功したのでした。
ランドセルを無くし、途方に暮れるのび太を探し出し
雨の中ドロドロになりながら必死に取り戻したランドセルを抱えて、
「ほらよ!」とランドセルを渡してあげると
のび太は「ありがとう」と感謝の言葉を言いながら嬉しさのあまり泣き出してしまいます。
そんなのび太を安心させるべくジャイアンが言った言葉が…
「当たり前だろ、お前の物は俺の物、俺の物は俺の物なんだからよ!」
(だからのび太のものであっても、俺のものと同じように必死になるんだという意味で)
そう、こうしてあの名セリフが生まれたのでした。
友達の物も自分の物のように大事にするのが当然、
人の痛みも我が痛みのように感じ、人のために全力を尽くす!という、
ジャイアンの男気があふれた言葉だったのですね。
ちなみに、原作の漫画にはこのストーリーはなく、テレビアニメ版のオリジナルストーリーです。
ところが、このセリフだけが独り歩きしてしまい、
「おれのものはおれのもの、おまえのものもおれのもの」と
考えること全般を「ジャイアニズム」とし、また、
自己中心的な人に対し、時に皮肉を込めた意味で
「ジャイアニズム」と言う言葉が使われるようになってしまったのだとか。
いつもは横暴なガキ大将ではあるものの、
時折ものすごく男らしくて頼もしい一面を見せてくれるジャイアン。
素敵な名セリフも悪い意味に捉えられてしまう。
きっとものすごく不器用な人物なのだろうと思います。
そんな人間味溢れるジャイアン。
ヒメちーのジャイアニズムとは一味違いますね。
コメント
映画でもジャイアンはのび太を気遣って、助けたりする場面も結構ありますもんね(^^♪
ひめちーちゃんのジャイアニズムにもその真意には結構感動があったりするかも( *´艸`)
そうなんですってね。皆さんからのコメントで、
映画で描かれるジャイアンは良いやつエピソードがあるって知りました。
てっきりジャイアンって嫌なやつかと(^^;)