野良猫を餌付けする「餌やりさん」、困らせる人とそうでない人の「決定的な違い」とは

 

 

スポンサーリンク

餌をあげたい人、エサをあげては困る人、永遠に決着しない問題。

 

わたしの家の周りにはいわゆる野良猫と呼ばれる猫が多数います。

原因ははっきりとはわかりませんが、

春になると突然人慣れした成猫が出現することから、

引っ越し等で連れていけなくて捨てられるケースが多いのかと思います。

近くに大学生向きのアパートがたくさんあるしね。

中には猫と一緒に新天地へ、と言う人もいるのでしょが、

それは難しいことなのかもしれません。

この子達は3月の中旬に突然現れた茶トラ。

多分兄弟と思われる。

不安なのか寒い時期が過ぎてもいつもくっついている。

わたしは野良猫を見るとエサをあげたくなってしまうタイプ。

実際、子供の頃はあげていました。

その頃は今よりももっと野良猫の数が多く、

餌やりを不定期にする人も多かったように思います。

ところが、自由が過ぎると問題が出てくるのが世の常。

エサをあげたい人と、エサをやり、野良猫が増えて困る人とが次第にもめ始めます。

そもそも、野良猫に餌をやることは法律では禁じられていません。

禁じられているとしたら、市区町村の条例、マンションであればその規約などです。

長い時間、餌を置いたままにしておくことで

カラスやネズミが寄ってきて残骸を荒らすなど、不衛生な環境を生み出してしまう場合もあります。

エサがあると言うことで、違う地域に住んでいた猫がやって来て、

結果、猫の数が増えると言うことがあります。

また栄養状態のいい雌猫はたくさんの頭数を出産します。

その猫から生まれた猫たちは半年もすれば出産可能となり、

ネズミ算ならぬ猫算のように個体が増えて行ってしまいます。

地域猫でぶりんは自由に餌やりが行われてた頃に生まれた最後の子。

この子のお母さんは多産で、多くの兄弟猫がいました。

 

 

 野良猫と地域猫ってどう違うの?

 

野良猫は、一般的には「飼い主さんがいない猫」と認識されています。

野良猫の実態としては、特定の家を寝床にして自由に気ままに出入りしている、

飲食店など特定の人から日常的に餌をもらって生活していることもあり、

「明確な飼い主さんがいない猫」という場合が多いです。

地域猫とは、多くはボランティアさんが個体を管理し、

去勢、避妊手術を受けさせ、定期的にえさをもらう猫のことです。

野良猫は外で生活をしているので、毎日決まった時間に餌を食べられる保証はありません。

そんな野良猫がかわいそうと感じてしまう人も多いでしょう。

ただ、野良猫がかわいそうだからといって安易に餌をあげるのは「無責任」ともいえます。

わたしの住む地域のトラブルは、ボランティアの餌やりさんが

避妊、去勢手術を行い、定期的にえさをあげ、片付けもすることで落ち着きました。

わたしのうちでもボランティア活動のお手伝いに手を上げましたが、

ボランティアさんの意向で、大ごとにはしたくないため人の手は借りず、

ひとりでやっておいでです。

その行動には当然ですがお金がかかる。

わたしはアドセンス収入を、ままちゃんはへそくりを

支援活動に当ててもらっています。

先ほどの茶トラ兄弟も去勢手術が終わりTNRしました。

 

 

スポンサーリンク

 「野良猫」と「地域猫」とボランティアさん。

 

最近では、野良猫が不自由に暮らすことがないようにと、

「地域猫活動」と呼ばれる活動が行われるようになりました。

地域猫活動では、地域住民やボランティアが一体となって、

野良猫への餌やり、野良猫の糞尿の片づけなどを行っています。

こういった猫たちは「野良猫」と呼ばずに「地域猫」と呼ばれるようになりました。

ここでいう「餌やりさん」とは、文字どおり、飼い主のいない猫に餌をやる人のことを指します。

自分のお金で餌を購入し、定期的に猫に届ける。

地域の中には、猫好きで野良猫にごはんをあげたい人もいれば、

野良猫のことが大嫌いな人もいるでしょう。

ただし、どちらの人も「野良猫によるトラブルを防ぎたい」

「野良猫を増やしすぎたくない」という気持ちは共有できるのではないでしょうか。

野良猫問題も、地域猫活動も、地域の方の協力と理解が必要です。

野良猫に餌をあげる場合は、気をつけなければいけないことがあります。

 

 決まった時間・場所で餌をあげる

野良猫に餌をあげる場合は、時間と場所を決めて餌をあげるようにしましょう。

猫は習慣を守ります。毎日決まった時間や場所で餌をあげることで、

その時間と場所にしか野良猫が集まらなくなります。

まずは、自治体や保健所、その地域で保護活動を行っている団体などに

地域での餌やりのルールについて聞いてみるのもいいかもしれません。

 

 毎日キレイに掃除をする

野良猫に餌をあげた後は散らかることが多いです。

散らかっていると見た目はもちろん、悪臭が漂う場合があります。

野良猫に餌をあげた後は、後片付けをきちんとしましょう。

その他にも、野良猫の糞尿などの掃除もしなくてはいけません。

悪臭は、敷地に関係なく漂うので、近所トラブルが起こりやすいです。

餌をあげるだけで、あとは無責任な行動はやめましょう。

 

 自分の敷地内で餌をあげる

公共の場所は地域の人たちの共同の場所です。

野良猫に餌をあげる場合は、路上、駐車場、公園などの公共の場所で餌をあげることはやめましょう。

その他に、野良猫が他人の駐車場、敷地内に侵入して、

車などを傷つける被害なども起こりえます。野良猫に餌をあげる場合は、

自分の所有する敷地内であげるようにしましょう。

 

 近所付き合いをきちんとする

野良猫に餌をあげることで、近所トラブルが起こる場合があります。

近所トラブルが起こる前に、普段からご近所の人たちと

あいさつなどの付き合いをして交流しておくことも大切です。

もちろん中には猫が嫌いという人もいます。

自分がよくても他の人が嫌がることもあるので、他の人の意見なども聞いておきましょう。

餌をあげていれば、野良猫も懐いていくことも考えられます。

最後まで責任を持てないのであれば、

むやみに野良猫に餌をあげることはやめたほうがいいでしょう。

ただ、野良猫に餌をあげるだけではなく、野良猫を飼うという気持ちの覚悟が必要です。

 

餌をもらい続けることで、自分で餌を捕れなくなってしまう猫もいます。

雨の日、寒い日、暑い日。

自分が病気をしたらどうするか。

そこまで考えて餌やりを続けることが大切です。

 

 

今日のヒメちー

 

人に飼われ、エサの心配もなく育った猫は

自分で餌を獲ることができません。

外に出す、と言うことはつまり「死」を意味します。

目の前からいなくなればそれで終わりというわけではないのです。

心優しい人など、そう多くはいません。

飼うと言うことはその子の一生の責任を持つということ。

それを忘れてはいけません。

ヒメちー、すっごいいい事言ってるけど…。

その…。

段ボール、頭に突き刺さってるわよ。

ああ、これですか。

これは気になさらずに。

豊かな毛のおかげで痛くはありませんし、

なんなら閉塞感も楽しめるのです。

本当は地域猫の皆さんにも

段ボールハウスをお分けしたいところです。

餌やりに加えて寝床まで作ってしまったら

それはそれで、餌やりさんの負担が大きくなってしまう。

戸建てで、自分の庭に、と言うのならいいけれど。

ここにきて、また新規流入があったようで、

人のいい加減さ、無責任さにはほとほとあきれてしまう。

猫を捨てていい場所、なんてあるわけがない。

心優しいボランティアさんのおかげで、何とか生きながらえている子のことを想像してほしい。

 

コメント