【猫の寿命が倍に伸びる?】猫の死因第一位、腎臓病が直るかも、起きないようになるかもしれない。 | ヒメとまいにち

【猫の寿命が倍に伸びる?】猫の死因第一位、腎臓病が直るかも、起きないようになるかもしれない。

 

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腎臓病で苦しむ猫たち。

猫の死亡原因として上位に挙げられる「腎臓病」。

一説には、猫は元々砂漠の動物であったため、

水分を有効に使うために尿を濃縮して排泄するようにできています。

猫の尿の臭いが他の動物より強いのは、毒素が濃縮されているからで、

それが原因で、犬よりも腎臓に負担がかかりやすいのでは、

と言われていますが、実際のところはよくわかりません。

体のサイズに比例して、内臓の大きさは変わりますが、

猫の腎臓はあまりにも小さいため、とも言われています。

猫 腎臓 内臓

猫を飼った経験のある人の多くはご存じだと思うのですが、

ほとんどのイエネコは高齢になると

症状の強弱はあるものの、腎臓病を発症します。

そして、腎臓の機能は一度失われると回復せず、

長く苦しむネコも少なくありません。

ライオンやチーターも含め、ネコ科の動物は

腎臓病にかかりやすいことが知られていますが、要因は謎でした。

 

 腎臓病のメカニズムの解明

愛猫家の心を痛めるこの問題で、発症の原因を解明し、

治療法を開発したのが

東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センターの宮崎徹教授(59)。

現在はネコ用の腎臓病治療薬を世に出すために奔走しています。

その、猫の腎臓病の治療をめざしている東京大学のチームの研究に突然、

2日余りで約2900件、約3千万円の寄付が集まり、

今も申し込みが殺到し続けています。

猫の腎臓病治療薬 東大 宮崎教授

朝日新聞デジタルより

 

通常、東大への寄付は年間1万件程度で、

寄付の事務担当者も「史上初めての出来事」という

前代未聞の事態のようです。

東京大学のチームの研究にいったい何が起きたのでしょうか?

 

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宮崎教授による腎臓病の研究

宮崎先生は獣医師ではなく人医。

人間の病気を治すお医者さんなのに、

なぜネコの腎臓病治療に取り組まれたのでしょう?

30年ほど前、病院で患者さんを診療する臨床医から、

病気の成り立ちや難病の治療法を解明する基礎研究者に転じました。

1995年からのバーゼル免疫学研究所(スイス)在籍時に、

ヒトやマウスなど動物の血液中に共通して存在する

「AIM」というタンパク質を発見しました。

AIMは、腎臓を詰まらせる死んだ細胞などを排除し、

腎機能を維持する働きをもつことがわかりました。

ネコ科の動物はAIMをもっているものの、

AIMがうまく働かない状態で存在していることを突き止め、

腎臓病が起きやすい一因だと2016年に発表。

宮崎教授は、「AIMが機能しないので、猫は生まれた瞬間から腎臓が悪くなっていき、

やがて腎不全を発症する」と説明する。

宮崎教授は研究成果をもとに、

機能するAIMを猫の腎不全の治療薬として開発することをめざした。

企業の支援を受けて、実際に猫で有効性や安全性を確かめる

臨床研究(治験)のめどが付き、

「順調にいけば来年初めごろに販売できる段取りだった」

だが、新型コロナウイルスの影響で、治験の計画が止まってしまった。

宮崎教授は「どうしても数億円はかかるので、

コロナで苦境に立つ企業が新しいビジネスに乗り出すのが難しくなった」と話す。

こうした研究内容や現状について、時事通信社が

宮崎教授のインタビュー記事を配信し、

7月11日に大手ウェブ検索サイトのヤフーのニュースに掲載された。

すると、全国の猫の飼い主や猫好きから東大に、

「支援をしたい」という問い合わせが殺到した。

寄付を担当する基金事務局は急きょ、

寄付金の使途を指定できる項目に宮崎教授の研究を追加した。

12日から14日午前9時までに、約2900件、約3千万円の寄付があった。

東大基金のウェブサイト(https://utf.u-tokyo.ac.jp/voice/ayn)には、

寄付者から「どうか未来の猫たちの幸せにつながりますように」

「一日も早くこの薬が世に出て、苦しむ猫が減るよう祈っています」

「家の猫には間に合いませんでしたが、

猫の腎臓病が克服できることを願っています」などのメッセージが集まっている。

 

 AIMって何?

人間の体には、体内に侵入した細菌や異物を食べて

病気にならないように守る免疫細胞「マクロファージ」が備わっています。

AIMは、「マクロファージを死ににくくする・元気にする」という意味の英語の頭文字。

宮崎教授の研究によると、以下の事までが解明されています。

最初のうちはAIMが体内でどんな働きをしているのか、さっぱり分かりませんでした。
10年ほど研究を続け、動脈硬化の成り立ちに関係したり、
脂肪細胞にたまっている脂肪を小さくしたりすることなどが判明しました。
ある時ふと「人間以外の動物もAIMを持っているのだろうか」と考えて、
イヌやネコの血液を調べてみると、ネコだけAIMを持っていませんでした。
正確には「持っているけど、他の動物のように機能していない」ということです。
腎臓で血液の中の老廃物をろ過して尿として体外に流していきますが、
多くの腎臓病は、その尿の通り道の最初の部分がゴミで詰まってしまい、
腎臓が徐々に壊れていくために起こります。
でも、AIMがきちんと働いていれば、
そういった詰まりはその都度、AIMが解消してくれるのです。
腎臓はキャパシティーが大きな臓器ですから、
ある程度の部分までは壊れても機能しますが、
詰まったゴミがうまく取り除かれないと、
腎臓の破壊が何年もかけて少しずつ進み、ある時、腎不全を起こします。
ネコの体内に、きちんと機能するAIMを注入してやれば、
腎臓病の進行を止められる。
もともとAIMが機能していないネコに、きちんと機能するAIMを
若い時期から投与すれば、腎臓病にはならず、長生きできるわけですね。
ネコの平均寿命の2倍、最長で30歳くらいまで生きるようになるということです。
それに何よりも、腎臓病で長く苦しむことがなくなります。
AIMはタンパク質です。
タンパク質製剤は化学合成できる粉薬や錠剤と違い、
生きている培養細胞に作らせて、そこから純度の高いAIMを精製する必要がありますから、
莫大(ばくだい)な労力とコストが必要になります。
治験薬を作り国から薬としての承認を受ける治験を行うめどが立つところまでは、
数年かけて進んでいました。
ところが、新型コロナウイルスのせいで社会全体が経済的な打撃を受けたことで、
プロジェクトはいったん中断しています。

宮崎教授インタビュー抜粋

 

東大、宮崎教授の募金ウェブサイトはこちらになります。

 

 

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ヒメちーからのお願い

どうか、一人でも、病気で苦しむ猫が減りますように。

東大 猫腎臓病 治療薬

微力ながら、わたしも寄付をさせていただきました。

一人一人の力は小さくても、

たくさんの人に届くことで、

大きな力になることを願っています。

 

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