ランドセルをキャリー化した新商品「さんぽセル」。良い機会だから大人もキャリーの持ち方を学習しよう。 | ヒメとまいにち

ランドセルをキャリー化した新商品「さんぽセル」。良い機会だから大人もキャリーの持ち方を学習しよう。

 

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ランドセルをキャリー化した「さんぽセル」が物議を呼んでいる

 

小学生の心身への負担となる「ランドセル症候群」が問題視され、

その対策として、「ランドセルをキャリー化する」という

小学生の発想によって開発された新商品が話題になっているようです。

ランドセルをキャリー化した新商品「さんぽセル」 正しいキャリーの持ち方

これはランドセルに背負うためのキャリーを装着できるもの。

発想は素晴らしいと思うけれど…。

ちょっと現実的ではないな、というのが、

小学生をずいぶん前に経験したわたしの感想。

 

 ランドセルは背負うもの?根性論は受け入れられない。

ランドセルをキャリー化した「さんぽセル」については

ネットでも様々な意見が言われ、軽く炎上してる、と言っていい。

『小学生が発明「ランドセルをキャリー化」が炎上、

若者の芽を摘む人たちの3つのロジック』、なるネット記事も生まれた。

 

「ランドセルは背負うもの」という前提から

批判的な声がネット上で相次ぐという現象にたいして

小学生の実情を知らない大人たちが、

「根性論」を押し付けていると思われているけれど、

それは議論ではなく喧嘩。

インタビューに答える子供たちの発言も

いささか過激。

黄色いマーカーは大人の質問者、

赤いマーカーは開発した子供たちの意見。

「ランドセルを背負うのは両手を空けて危険がないようにするため」

「ランドセルは後ろに転んだ時に頭を打たないためにある」

「背負って歩けば下半身が鍛えられる」

「なんでキャリーを持ったまま転ぶって思うの?普通、手を離します」

「そもそもランドセルが重いから後ろに転ぶのでは?」

「灯油缶を毎日背負ってる大人のひとが言うなら許します。大人は軟弱にならないよう背負いますか?」

などと反論した。

「これを開発した人、子どものことをよくわかってないですね」

という問いかけに

「今、小学5年生です。作った時は4年生です。

子どものこと、よくわかってなかったらごめんなさい」。

「総理大臣や文部科学大臣にプレゼントするので、

寄付する相手を募集します」とクラウドファンディングも。

ランドセルをキャリー化した新商品「さんぽセル」 正しいキャリーの持ち方

クラウドファンディングで集めた資金で「さんぽセル」を製作し、

「ランドセルがだんだん重くなっていることを、それを“偉い人”に知ってほしいんで」と答える。

開発した子どもたちはウェブサイトで、

「もし、さんぽセルがいらないというなら、

小中学生の荷物の重さを半分にする指導をお願いします」とリクエスト。

ここには本当に大人の知恵は入っていないのだろうか。

開発をしたのは栃木県日光市の小学生と

サポートの大学生と「悟空のきもち」THE LABOと言う団体。

気になって、ホームページを見て見ると、

なるほど、大人への挑戦状とも思える文章が。

ランドセルをキャリー化した新商品「さんぽセル」 正しいキャリーの持ち方

「悟空のきもち」THE LABO HPより

 

「悟空のきもち」THE LABOではこのような

文章も記載されています。

子供たちだけで 大人を超える場所です。
ピーターパンたちは、アドバイスはしますが
やるのは全部、子供たち。
教育なんてしません。
子供のほうが優れていますから。

うまれる夢の世界を
ご堪能ください。

「悟空のきもち」THE LABO

子供たちの発想は時に大人を超える。

これはすごく正しい。

けれど、子供だけの意見で、ここまでの過激性は生まれるのだろうか。

 

 

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ランドセルをキャリー化した「さんぽセル」、わたしが思う疑問。

 

キャリーって大人が転がしていてもすごく迷惑。

もちろん自分も出張や旅行では使うけれど、

少なくともこの図のように後ろにおいて引っ張らない。

ランドセルをキャリー化した新商品「さんぽセル」 正しいキャリーの持ち方

キャリー、スーツケースは、自分の横に置き、転がすのが正しい。

けれども出来てない人、多いのよね。

ランドセルをキャリー化した新商品「さんぽセル」 正しいキャリーの持ち方

東急ハンズ 正しいキャリーの持ち方より

 

なんで後ろで引っ張る形をとるのかと言うと、自分が歩きやすいから。

自分の足に当たらなければいい、

例え他人の足に当たっても。

ランドセルをキャリー化した新商品「さんぽセル」 正しいキャリーの持ち方

東急ハンズ 正しいキャリーの持ち方より

 

子供が集団で、キャリーを後ろ手に持って歩く姿を想像してみてください。

絶対危ないから。

ガラガラと集団で引きずる音もうるさいでしょう。

小学校の通学路に住んでいたら、たまらない騒音でしょうね。

また、地域性もありますが、

小学校校舎と言うのはたいてい広域避難場所に設定されているため、

高台にある事が多い。

子供たちの回答で、

「なんでキャリーを持ったまま転ぶって思うの?普通、手を離します」と言うのがあるけれど、

それではキャリーは転がって行くでしょう。

誰かにぶつかったとしたら二次被害ですね。

 

 実は文科省は置き勉を認めている

文部科学省は、2018年から家で使わない教材などを学校に置いて帰る、

いわゆる「置き勉」を認めている。

しかし、運用は学校ごとの判断に委ねられているのが実情なのだそう。

子供たちの質問に

もし、さんぽセルがいらないというなら、

小中学生の荷物の重さを半分にする指導をお願いします」とあるのだけれど、

つまりはこれは勉強不足ですね。

まず、自分の住んでる自治体の教育委員会に訴えるべき。

わたしが小学生だった昔、小学校入学時に確かにランドセルは購入したけれど、

4年生の時には、軽量なナイロン製のリュックサックに替えていた。

特に何かを言われたことはない。

そんなにもランドセル至上主義の学校ってある物なの?

もしかしたら、親の方が

「小学生はランドセルを背負うべき」にとらわれてない?

キャリーを全面否定するわけではないけれど、

この開発した小学生たちの言動には、

少なからずあおりが含まれ、

大人の入れ知恵無しで起きる感情ではないように思う。

あ、でも、「背負って歩けば下半身が鍛えられる」と言う根性論には反対。

じゃあ、この根性論を持つ大人の人たち、

年を取って足腰が弱くなったら困るから、

満員電車ではずっと立って通勤しようね。

 

 ランドセルって義務?

ランドセルは義務ではありません。

入学の際になんとなく買ってしまうけれど、

保護者の方でもきちんと知っておきたいのは、

ランドセルの使用は法律や教育委員会で決められているものではない、ということです。

私立の小学校などには指定のランドセルがある学校もあります。

でもそれは好んで選択した結果。

子供たちの、自分たちで何とかしよう、という発想はとても素晴らしい。

けれどやり方を間違えると、

せっかくの良い物も世に知らされずに終わってしまう。

そう言った「うまいやり方」を教えるのも大人の役割だと思う。

 

 

今日のヒメちー

 

もういっそ、ビニール袋で登校したらいいのに…。

ランドセルをキャリー化した新商品「さんぽセル」 正しいキャリーの持ち方

軽いですしね、雨にも濡れませんよ。

ランドセルをキャリー化した新商品「さんぽセル」 正しいキャリーの持ち方

ダメ?

じゃあ紙袋はどうですか?

ランドセルをキャリー化した新商品「さんぽセル」 正しいキャリーの持ち方

いい感じですよー。

ランドセルをキャリー化した新商品「さんぽセル」 正しいキャリーの持ち方

両手が空く方が、危険に対処できていいと言うのならば、

教材を入れるサブバッグも全否定よねー。

なんか矛盾。

ちょっとねぇやん、人の話聞いていますか。

ランドセルをキャリー化した新商品「さんぽセル」 正しいキャリーの持ち方

き、聞いてるわよー。

でもビニールでいいじゃないかって、ヒメちーのあおりっぷりもなかなかよ。

 

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