英語ことわざ【Cats hide their claws】能ある鷹じゃなくて能ある猫は爪を隠す。

 

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Cats hide their claws、鷹も猫も爪を隠す? 

 

先日、能ある鷹は爪を隠す、について調べた時に

類義語として「能ある猫は爪を隠す」(コトバンクより)

と言う言葉を見つけました。

 

なお、ここでの「隠す」は、

わざと悪い成績をとったり失敗するなど、本気で隠すというより、

見せびらかしたり自慢しないという意味で使われます。

Cats hide their claws、猫は爪を隠す。

ヒメちーは猫が主役であることに引っかかったらしい。

壮大なフラグも立てちゃったことだし、

ここは一つ、

「能ある猫」の「爪」について調べてみたいと思います。

 

 能ある鷹の鷹って誰?

能ある鷹は爪を隠すの鷹って、鷲と区別がつきにくいかと思いますが、

鷹とは、タカ目タカ科に属する鳥のうち比較的小さ目のものを指す通称で、

オオタカ、ハイタカ、クマタカなどの種がいます。

タカ科に分類される種にて比較的大きいものをワシ(鷲,Eagle)、

小さめのものをタカ(鷹, Hawk)と呼び分けていますが、

明確な区別ではなく慣習に従って呼び分けているに過ぎないのだそう。

知っていました?

わたしは逆に覚えていました。

だって鷹の方がなんか強そう=大きいじゃないですか。

鷲の方が大きい種類であるのに、なぜ、

能ある鷲、とは言わないのでしょうね。

これはその昔、「鷹狩り」と言う、

鷹を使って空を飛ぶ鳥を捕まえる狩猟が行われた際に、

鷲よりも小さな鷹の方が扱いやすく、

広く広まったためだと言われています。

実際には、鷹の他にイヌワシ、オオタカ、ハイタカ、

ハヤブサ科のハヤブサ等を訓練し、使っていたそうです。

「鷹」だけがことわざの栄光をゲットしたわけですね。

 

 

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Cats hide their claws、能ある猫は爪を隠すのはなぜか。

 

鷹が実は爪を隠していないと言う事は、

前回の記事で書いた通りです。

その類義語として、「能ある猫は爪を隠す」ですが、

鷹よりももっとわかりやすい理由がありました。

猫は主に小型動物を捕食します。

空を飛ぶ鳥を捕まえる事はありますが、そのほとんどは地上にいる時。

猫の狩りのスタイルは、忍び寄って間を詰め、飛びかかるもの。

爪を出しっぱなしではカチャカチャと音がして、

獲物に気づかれてしまいます。

音もなく忍び寄るには、

爪を隠し、音を出さないことが必要なのですね。

そして、獲物を狩る際には、

隠していた爪を使い、仕留めます。

爪は猫に捕って狩りの重要な武器。

常に研ぎ澄ませ、良い状態を保ちますが、

普段、爪を出すことはほとんどありません。

また、『A wise wolf hides its fangs』、

賢いオオカミは牙を隠す、ということわざもあるようです。

オオカミも動物を捕食しますが、

猫とは捕食方法もことなる進化の過程を経ています。

 

 

力も強く体も大きいオオカミは

常に牙をむいている必要はないからできたことわざですね。

また、これには敵を欺く、という意味合いもあるようです。

いずれにせよ、

鷹も猫も、犬も、強さをひけらかすことはしない、という

奥ゆかしくもまっとうな理由で出来たことわざなのですね。

 

 

今日のヒメちー

 

おかしいです。

猫の最大の武器であるはずの爪を、

どうしてこう頻繁に切られてしまうのでしょうか。

理不尽です。

納得がいきません。

ヒメちーの爪きり画像はよく載せているけれど、

これ、使い回しではないんですよ。

わりとしょっちゅう切っています。

肉球の間に収納されているかのような猫の爪。

けれど、伸びすぎると、

引っかかってしまったり、割れてしまったり、

猫にとっても良いことはないのです。

切りすぎないように、こまめに切ることが大事なんですね。

 

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