「ごめん寝」とは一体なにか。
「ごめん寝」をご存じですか?
「ごめん寝」とは主に猫が、両手を顔の下においた状態で
うつ伏せになって寝ることを指します。 稀にわんちゃんもするそうです。
まるで土下座をしているかのように見えることから
「ごめん寝」と呼ばれるようになりました。
一日のほとんどを睡眠に費やす猫は実に様々な寝相で寝ています。
ごめん寝の姿勢で寝てしまうのは、
香箱座りやスフィンクス座りをしている最中に気持ちがよくて眠くなってしまい、
顔が地面についてしまったのだと考えられます。
外の猫ではもっと気を張っていないといけないので、
このような体勢で寝ている姿を見かけることはありません。
家猫が安全な場所で気が緩んだ末の姿勢だと思われます。
他にもこのような理由が考えられます。
光が眩しくてそれを避けるために顔を隠している
猫は眼球で光をキャッチする能力がとても強い、
タペタムという光を反射する場所が眼球の中に存在するため、
家の中の蛍光灯や外の日差しがとても眩しく感じられるのです。
また、動体視力が良い猫は、
人間がほとんど感じない蛍光灯の点滅がわかるといわれているほどで、
この蛍光灯の点滅も眩しく感じられるかもしれません。
そのため、ごめん寝の姿で顔を隠して眩しさを避けていると考えられています。
偶然が産んだラブリーな姿。
まるで土下座しているかのように見える寝姿からついた「ごめん寝」。
うとうとしていてそのまま前に頭を倒して眠ってしまった、
眩しいから目を隠しているなどさまざまな見解がありますが、
考えられる理由のひとつとして、
狭いところが好きという猫の習性が関わっているのではないでしょうか。
感覚と言うものは、体よりも、目で見て感じるもの。
自らの顔周りを狭くすることで安心感を得ている。
猫って自ら快適を手に入れる天才ですから。
体調が悪い時にも、猫はうずくまる。ごめん寝との違い。
ごめん寝の姿勢で寝る猫を見ると「苦しくないのかな?」と思ってしまいます。
人で言うならば気道が押しつぶされ、
さらに顔まで押しつぶされている。
どう見ても呼吸が苦しそうです。
硬い床であればまだしも、
毛布にうずまって寝ているさまは呼吸できているのか心配になるほどです。
猫は体が柔らかいので、さまざまな姿勢で眠ります。
ごめん寝の姿勢で顔を地面につけていても、
強く押し付けているわけではないので、それほど苦しいということはないでしょう。
もし苦しければ、猫は自分で体勢を変えます。
ですが、猫が具合が悪い時は、また少し違うようです。
具合が悪いときは、急所であるお腹を隠すように
丸くなって眠ることがあります。
狭い、暗い空間に行ったり、
また、足を地面につけたまま、うずくまる姿勢でじっと体を休めることもあります。
これは、何かあってもすぐに動けるようにという、
猫の野生の本能的な行動です。
猫の体調不良に気づくためには、
『今までと違う行動をする』ということが手がかりになることも多いです。
いつもと違う寝方をしている場合には、
注意して見る必要がありますが、
猫は眠りを妨げられるのを嫌います。
慌てず、騒がず、様子を見るようにしてくださいね。
ヒメちーはごめん寝をするのか。
ここまでごめん寝、ごめん寝と連呼して、
ヒメちーのごめん寝の姿がないじゃないか、とお思いでしょう。
実はヒメちー、ごめん寝をしません。
ごめん寝亜種。
ひとの寝方に文句付けないでください。
ごめん寝のように、床に顔をうずめるよりも
ベッドのふちなどに顔をつけることが多いです。
まぶしいと言うよりはねぇやんがうるさいので、
耳をふさいで寝たい気持ちです。
「ごめん寝」が可愛いということは知っていますが、ご心配なく。
ヒメはどんな寝方でも可愛いのですよ。
まぶしい時はこのように、尻尾で顔を隠すほうが効率的です。
尻尾にはいろんな役割があるのです。
「ごめん寝」をする猫としない猫の決定的な違いは分かりませんでしたが、
ヒメちーのごめん寝も見て見たいー。
この「ごめん寝」グッズも商品化されているんですよ。
マウスパッドや…。
ガチャなども。
こんなにもメジャーな「ごめん寝」、
できないなんて、猫としてどうなの?
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