【「ドリア」←実は洋食じゃない説】ドリアの発祥の地は日本だった | ヒメとまいにち

【「ドリア」←実は洋食じゃない説】ドリアの発祥の地は日本だった

 

ドリア 洋食じゃない ドリア 日本発祥 ドリア横浜ニューグランド

 

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これってどこの国の料理?な食べ物たち。

 

「焼き餃子」、「天津飯」や「冷やし中華」が中国生まれの料理と思いきや

実は日本でアレンジされ誕生した料理であるように、

カレーライス、トンかつ、コロッケ、肉じゃが、スパゲティナポリタン、

オムライス、など日本生まれの「外国風料理」は他にも存在します。

ケチャップライスやバターライスの上にベシャメルソースとチーズをたっぷりとかけ、

オーブンで焼き上げた料理といえば「ドリア」。

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老若男女に愛される洋食のひとつですが、これ、じつは“日本生まれ”なのです。

某イタリアンファミリーレストランでは看板メニューにもなっているだけに、

ヨーロッパ圏発祥の料理だと思い込んでいました。

でもよく考えると確かに。ドリアのライスの部分、

これはケチャップライスであったりバターライスであったり、カレーであったり、と

伝統を重んじるイタリア料理ではないことは明白ですね。

ドリアの起源は1927年に開業した老舗ホテル「横浜ホテルニューグランド」。

同ホテルで開業時から総料理長をつとめていた

サリー・ワイル氏こそが生みの親だとと言います。

「ワイル氏は総料理長として、メニューに記載されていないものでも
お客さんのリクエストに応えて料理を作っていたそうです。
ある日、お客さんから『体調が良くないので、
何かのど越しの良いものが食べたい』というリクエストが入りました。
そこで、バターライスに海老のクリーム煮を乗せ、
『ソース・モルネ』をかけてチーズをふり、オーブンで焼いた料理を作ったところ評判に。
いつしかホテルの名物料理にもなり、現在のドリアとなったという話が残っています」

体調がよくない時にドリアが食べられるか、と言う話は置いておいて、

ワイル氏はパリから来日したスイス人コック。

フランス料理をメインに手掛けていましたが、

故郷のスイス料理はもちろんイタリア料理など西欧料理全般が得意だったそう。

 

 

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日本で生まれたドリア、その名前の由来

 

料理名の由来はというと、これはイタリアから。

イタリアの港町・ジェノバの名門貴族『ドーリア家』から名付けられています。

11世紀から18世紀末頃まで存在したジェノバ共和国(現在はイタリアの1都市)のなかでも、

ドーリア家は建国以前から名家として知られる超名門貴族でした。

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イタリアのジェノバ 名門貴族の名が「ドリア」の名の由来

 

そんなドーリア家きっての有名人で、

ジェノバの海軍提督として活躍したアンドレア・ドーリア氏こそが

ドリアという料理名の由来とされています。

ジェノバは18世紀末の10年間ほどフランス領でした。

ドーリア家との関わりもあり両国の間には深い関係性が存在。

そうした背景もあり、フランスにもなんとドリアが存在します。

フランスにおけるドリアとは、パリのレストラン『カフェ・アングレ』が

ドーリア家のために作ったキュウリ・トマト・卵を用いた料理のことを指します。

フランス料理では、春野菜を使うと”プランタニエ風”、

カレー粉を使えば”スタンリー風”というように使う食材で名前をつける慣例があります。

そして”ドリア風”といえばキュウリを使った料理のことを指すのです。

日本もフランスもドーリア家が料理名の由来となっているにもかかわらず、

料理としては全く異なったものなのです。

ワイル氏が持つさまざまな料理の技術や知識によって作られたドリアは、

日本生まれの洋食というより『ワイル氏の料理』と表現する方が正しいかもしれません。

フレンチ職人のワイル氏によって日本で創作され、

料理名はイタリアの貴族が由来…と、なんとも不思議な誕生背景を持つドリア。

フランスやイタリアでの知名度・反応が気になるところですね。

 

 

様々な創作洋食の発祥の地、「横浜ホテルニューグランド」。

 

横浜ホテルニューグランドは「プリン・ア・ラ・モード」や「シーフードドリア」

「ナポリタン」の発祥の地でもあり、

シーフードドリアを考案した初代総料理長サリー・ワイル氏が

日本にはじめて来た日である10月29日は「ドリアの日」となっているそうです。

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なぜ横浜ホテルニューグランドで、様々な創作洋食が生まれたか。

これは横浜と言う立地と時代背景にあります。

終戦後、GHQ将校の宿舎として接収された横浜ホテルニューグランド。

その際にホテルには軍用食としてアメリカから多くのスパゲッティとケチャップが持ち込まれ、

米兵たちはそれらを塩・胡椒で炒めて食べていたそう。

GHQの接収解除後、ホテルには米兵が残した大量のスパゲッティが残されており、

その残されたスパゲッティを使って

「何かメニューに使用できないか、ただ、ケチャップではなんとも味気ない」と

当時の2代目総料理長入江茂忠(いりえしげただ)は考え、

生のトマト・水煮のトマト・トマトペーストを使用した

野菜の風味豊かなオリジナルソースを創作し

「スパゲッティナポリタン」として提供を開始。

この「スパゲッティナポリタン」も、イタリアのナポリとは何ら関係はありません。

トマトで味付けした料理は、元々フランス料理で「ナポリ風」と付けるのが一般的でした。

トマトソースのスパゲッティは、「スパゲッティ・ア・ラ・ナポリテーヌ」と呼ばれ、

その「ナポリテーヌ」が日本に伝わり、

いつの間にか日本では「ナポリタン」と呼ばれるようになったのです。

ナポリタンの発祥には諸説あり、「イタリアン」として生まれたパスタが「ナポリタン」になったとか、

最初に出したお店は横浜で開業したレストラン「センターグリル」だったとか、

元はフレンチの”Garniture à la Napolitaine”(ナポリ風ガルニ)だったとか。

いづれにせよ、日本人のたくましいともいえるアレンジ力のなせる業ですね。

 

ドリアもナポリタンもプリンアラモードも大好き。

偉大なる先人たちに感謝。

 

 

今日のヒメちー

 

昨日、ねぇやんち地方では何と札幌よりも最高気温が低かった。

寒がりヒメちー、それでも接触冷感のベットパットの上。

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この間のくま狩りから、

どうやらお気に入りになってしまっているよう。

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良きに計らえ、です。

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ヒメちー元々接触冷感素材は大嫌いで、

接触冷感素材のペット用ベッドなど、一度も寝ずにお蔵入り。

なにが一体違うのかしらね。

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そうですねー…。

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しいて言うならば、この、クマを制圧している感がよいのでしょうか。

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くまを狩ってる夢を見るとか?

ヒメちー、怖ーい。

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そう言えばヒメちーに買った接触冷感ベッドってお花柄だったかも。

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あれもくま柄だったらもしかしたら寝たのかしら…。

とは言え、そろそろ、と言うかいよいよ、と言うか秋。

月曜日には夏日だったけど。

せっかく気に入ってもらったのにごめんだけど、

そろそろ片付けなくっちゃねー。

 

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