節分は2月2日。大事なことなので繰り返す、節分は2月2日。
正月の次に訪れる年中行事といえば「節分」。
「鬼は外、福は内」でお馴染みの、
老若男女問わずみんなが参加できる年中行事です。
豆まきをしたり、恵方巻きを食べたり、いわしを飾ったりと
古くから伝わる風習が数多くあります。
節分とは、平安時代ごろに中国から伝わってきた文化が、
日本古来の考え方と合わさって生まれたと考えられています。
年に4回訪れる立春・立夏・立秋・立冬の前日を指す言葉。
しかしいつしか、一年の始まりであり、
大切にされていた「立春」の前日のみを「節分」と呼ぶようになりました。
悪いものを追い出し、縁起のよいものを食べて、新しい季節を迎えるための行事です。
節分と言うと2月3日なイメージ。
ところが節分は毎年必ずしも「2月3日」とは限りません。
あくまで「立春の前日」とされているため、
立春の日付が動く場合は節分の日付も変わります。
2021年の立春の時刻が2月3日23時59分で、2022年の節分は2月4日でした。
このため2022年には前日の2月3日が例年どおり節分となり、
これが2024年も2月3日が節分でした。
2024年がうるう年にあたることから、
翌2025年の立春は2月3日に早まり、今年の節分は4年ぶりに2月2日となるのです。
2月3日が節分だと思ってたあなた、
さあ、急いで節分の準備をしなくっちゃです。
節分には豆まきと恵方巻
節分と言えば豆まきと恵方巻。
豆まきは全国的な習慣として定着しています。
二十四節気において立春は新年の始まりで、節分は大みそか的な日。
旧暦の大みそかとも日付が近く(時に重なることも)、
江戸時代までは同じように一年の締めくくりの日でした。
元々の発祥は中国ですが、大陸文化が広く取り入れられた平安時代、
大晦日に宮中行事として追儺が行われるようになったと言われています。
これは疫鬼などを追い払うもので、
大晦日に陰陽師がきて厄や災難を祓い清める儀式。
…ヒメちー、それは桃太郎。
古くは「続日本書紀」のなかに、疫鬼払いとしての記述が見られます。
鬼を追い払う行事は、「おにやらい」(追儺)という宮廷の行事が発祥。
殿上人(てんじょうびと)と呼ばれる身分の高い貴族が、
桃の弓、葦の矢を持ち、鬼に扮した家来たちを追いかけて逃走させる…というものでした。
現代では、「鬼は外」「福はうち」の掛け声と共に豆をまき、
邪気を払い、福を呼び込むと言われています。
炒った大豆をまくのはなぜ?
邪気を払い、無病息災を願うのが「節分」という行事ですが、
ではなぜ豆をまくのでしょうか。
古来より日本人は、言霊の存在を信じ、
言葉と霊力に意味を与え、それを生活のなかに取り入れてきました。
節分に豆をまくようになったのは、室町時代とされていますが、
豆=魔目(鬼の目)を滅ぼすということに由来されているという説があります。
また、豆は五穀(米、麦、ヒエ、アワ、豆)の象徴であり、
農耕民族である日本人は、これらに神が宿ると信じてきました。
神様の力が宿った豆をまくことで、
邪気を払ったのですね。
節分のイラストなどでよく見る、イワシの頭を柊の枝に差したもの。
トゲトゲした柊の葉は触るとヒリヒリ疼き、
いくら鬼でも目に刺さったらひとたまりもない。
また、鬼は鰯の焼いた時の煙が大の苦手なのだとか。
玄関に小枝を指せば最強の鬼よけになり、鬼は絶対に近寄らないと言われています。
これは主に大阪や京都など、関西で行われている風習で、
瀬戸内西部地域では、柊の代わりにオニグイの枝を使うとか。
また、魔除けの意味を込めて、焼いた鰯を食べるのもよいとされています。
恵方の方角を向いて食べる
恵方巻きを食べるときは、恵方の方角を向いて食べます。
恵方は毎年代わりますが、
その恵方には歳徳神(としとくじん)と呼ばれる
幸福をもたらす神様がいるからと考えられています。
恵方というのは別名「吉方」とも呼ばれます。
その恵方の方角を向いて恵方巻きを食べることで、
恵方巻きを通して体の中に入ると考えられています。
だから、恵方巻きを食べている最中にしゃべってしまうと、
歳徳神からの幸福が外に逃げて行ってしまう。
こう考えられているのかもしれないですね。
今年の恵方は「西南西」。
間違えないようにしましょうね。
無言でしゃべらないで食べる。
「恵方巻きは無言でしゃべらないで食べる。」
こんな決まりごとがあるのは知っている方が多いと思います。
どうして黙ったまま恵方巻きを食べるのか、
そのルールにちょっと疑問を持ったりもしますよね。
恵方巻きを食べるときには願い事を思い浮かべながら食べると、
今年一年健康で仕事もうまくいくなどの願いが叶うとされてきました。
神社やお寺でお願い事をする時は黙って手を合わせて拝みますが、
ちょっと似たような感じがしますね。
昔から日本の国では、神聖な時間は無言で過ごすといった考えがあり、
恵方巻きを食べるときに無言でしゃべらない理由は
神様からの幸福をしっかりと取り入れるためだったんですねー。
1人1本まるまる食べる
恵方巻きって結構大きいのに、
それを一本まるまる食べるのって結構な苦行。
恵方巻きって縁起物として扱われていて、
そんな縁起物の恵方巻きを、包丁などで切るというのは
「縁を切る」
などといったような意味にも取られるので、
縁起が悪いと考えられているのです。
この習慣はお正月の鏡餅にも見られます。
鏡餅は丸ごといただくのには無理があるけれど…
切ったりせずに、割ったり、煮て取り分けたりしますよね。
恵方巻は割るのも煮るのも無理。
だから、まるごといただくようになったとか。
年齢が高くなっても年の数だけ豆を食べるのか…。
うちのままちゃんが、40歳を過ぎたころから、
「年の数の豆を食べるなんて節分って苦行だ」と言っています。
例えば80歳になっても年の数だけの豆を食べなくてはならないのでしょうか。
ご安心ください。豆が苦手な人や、数が多くなってしまう人は、
代わりに「福茶」を飲むといいとされています。
これは福豆を吉数と言われている3粒入れ、
さらに縁起担ぎの昆布や塩昆布、梅干しなどを入れたお茶のこと。
お湯を注ぐだけで、簡単に作れるので豆を無理に食べる苦労はなくなりそうです。
今日のヒメちー
ねぇやんちでは節分に合わせ、
ダイソーで豆まきバッグと言うものを購入しました。
けれど、これは豆を入れるためのものではなく…。
床になにか落ちてますね。
これはなかなか、手触りの良きもの。
う~~~む。
ふ…。
ふわ~~~~。
あ~~~~~。
あ~~~~~~~。
ふう。
…。
で、何の話でしたっけ?
うふふ、ヒメちー、
のんびりあくびしていられるのも今のうちよー。
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