猫が高い木から降りられなくなってしまう理由
先日、ヒメちーがカーテンレールの上の登ったのち、
降りることが出来ない、と言う話を書いたのですが…。
ヒメちーの名誉のために。
猫が高い所に登るのは好きだけれど、
降りるのはなぜ苦手か?と言うお話をさせていただきます。
高いところ、高い木に登るのが得意な猫。
猫は高い所に登るのが得意。
屋根の上だって木の上だって、タンスの上にだって自由自在。
それでも時折、降りれなくなってレスキューされるニュースを目にします。
なぜ登ったのか、と降りられない理由は、
- ネズミなど何かの小動物を追いかけて木に登り、
気がついたら降りられない高さまで登ってしまった。 - 犬や子供などに追いかけられて、木に登って逃げ切ったまではいいが、
降りられなくなってしまった。 - 遊びで登ったつもりが降りられなくなってしまった。
などが考えられます。
猫は体の構造上、
人間のようにお尻から降りていくということは難しい生き物です。
上を向いたまま、少しずつ手を降ろして、
掴まったまま下れば降りられそうですが、
ついつい反転して頭を下に下げてしまうんです。
猫は爪をひっかけて上に上りますが、
爪は弓なり、鎌のような形をしているため、
降りる時には引っかけることができません。
ひっかけても抜けちゃうんですね。
なので、降りるときには、飛び降りるしかありません。
猫はどのくらいの高さから降りられる?
ジャンプして降りられる高さならばいいですが、
例えば1メートルの高さの場所でも、猫にとっては体高の3倍ほどあります。
体長で言うと、1.5倍くらい。
自分に当てはめて想像すると、2メートルの高さからは…降りられません。
ただそこは、全身バネのような体を持つ猫、
自分の体長の2倍以上の高さから降りることは
決して難しくはありません。
ただし…それ以上となると、いくら猫とて躊躇します。
カーテンレールの高さはヒメちーの体高の6倍以上。
きっと、ずっと放っておけば降りられるのかもしれませんが、
安全のため、自分では降りない、と言う選択をしたのだと思います。
降りられない=だからさらに上る?
「降りられない」と分かったら身の危険を感じます。
降りるすべがなくなるので、「高い場所=安全な場所」と思う猫は
本能に駆られ、安全な場所を求めて、
さらに上へ上へと登っていってしまうのだと考えられます。
ヒメちーの場合は…
とか言いそうですが。
有名なフリーイラスト、「いらすとやさん」にもあるくらい、
猫が高い所から降りてくるのが苦手、と言うのは常識のようです。
猫が高い木から降りられなくなってしまう理由・まとめ
高い所が大好きな猫。
今日も悠々と下僕を見下ろします。
ただし、高すぎるところ、爪をひっかけるところがない場所からは、
簡単には降りてこられません。
家の中で暮らす猫の場合は
家具で段を作るとか、登るよりも降りてこられるよう工夫してあげましょうね。
今日のヒメちー
ヒメちー、ままちゃんに爪を切られる。
不機嫌。
なんで爪を切らないといけないのでしょうか…。
今ねぇやんが、爪だいじっていったのに。
たーすーけーてー
爪はねー大事かもしれないけど、
伸びすぎてるとね、この間みたいなことになっちゃうでしょ。
爪が引っかかっちゃって取れなくなったヒメちー。
もちろん助けてあげました。
家猫の場合、のび過ぎた爪は、却って、危なかったりもする。
一気にたくさん切るのではなくって、
こまめにちょうどいい長さを保つようにしましょうね。
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