満月にお月見団子ならぬお月見大福を食らう。
昨日、9月10日は満月でした。
ねぇやんち地方ではあいにくの雲多めの夜空。
お月様が雲に消えたり出たり、と
ある意味風流、ただし写真撮影には向かないお月見でした。
お月見にお団子をお供えするのはなぜ?
お月見のお供え物で、まず思い浮かぶのが月見団子。
月見団子は満月を模したもので、収穫への感謝を表しています。
月見団子も供えた後に食べることによって、
幸福や健康が得られると考えられてきました。
また、ススキやかぼちゃ、芋、栗など
その年に収穫された農作物を供えるのも一般的です。
これらも収穫に対する感謝を示す意味があります。
ただし、地域によってお供え物には違いがあるようです。
お作法完全無視の我が家。
お団子ではなく『丸い』大福をお供え。
だってー、お団子ってそんなに美味しくないじゃない?
みたらしとか、串に刺さって焼かれて味がついてるものは美味しいけれど。
お作法より味を優先。
あんこをひたすら丸める。
包む。これ結構苦手なのよねー。
均等な厚みにならない。
きな粉は丹波産黒きな粉。
15個のお団子を備えるのがお月見のお作法。
でも小さめサイズとは言え、合わせて30個も大福を食べるのは苦行。
と言う事で10個づつで3段に積む。
お月様遠いー。
みんなでお月見の後は、団子ならぬ大福をいただきまーす。
きな粉美味しーい。
正直、丹波産と他のきな粉の区別はつかないけれど…。
すりごまー。
ごま大好き。
今年のお月見も美味しゅうございました。
中秋の名月って?
中秋の名月ってよく聞くけれど、
まんま秋の真ん中のいいお月さまの事でいいのかな?
でも満月じゃなくたって、きれいなお月さまってあるのに、
なんで満月だけ?
十五夜と言われれば月齢15の月の事だから、
あってる気もするんだけれど…
中秋(ちゅうしゅう)の名月とは、旧暦8月15日の十五夜にお月見をするならわしです。
昔の日本では月の満ち欠けと太陽の動きを基に作られた
太陰太陽暦という暦を作り、農業や暮らしに役立てていました。
いわゆる旧暦ですねー。
旧暦って使わないからぴんと来ないけれど、
旧暦では毎月1日を新月とし、
そのため毎月15日には満月か、ほぼ満月に近い月が見られ、
旧暦では7、8、9月を秋としており、
その真ん中の日の8月15日を「中秋」と呼び、
またその晩に上がる月のことを「中秋の月」と言っていたそうです。
中秋の名月の別称である十五夜もこの旧暦の頃の名残です。
だから、中秋の名月、というのは満月を差すのね。
さらに、初秋は徐々に空気も冷たくなってきて、秋晴れが続くことが多く、
月もきれいに見えるので、中秋の名月と呼ばれるようになったそうです。
旧暦と新暦には1か月~2か月のズレがあるため
現在の中秋の名月は9月だったり10月だったりするんですね。
お月見はいつごろからある習慣?
古来から月を愛でる風習は日本にもありましたが、
十五夜のお月見が広まったのは「平安時代」。
貞観年間(859~877年)に中国から日本へ伝わり、
貴族の間に広がっていきました。
当時の貴族たちは、月を眺めながらお酒を飲んだり、
船の上で詩歌や管弦を楽しんでいました。
なんと雅な。
庶民の間にまで十五夜の風習が広まったのは、江戸時代に入ってから。
しかし、平安時代の貴族とは異なり、
収穫祭や初穂祭の意味合いが強く、
無事に稲を収穫できた喜びを分かち合い、感謝する日だったそうです。
また、一五夜の他に一三夜と言うものもあり、
十三夜とは、十五夜の後にやってくる旧暦9月13日のお月見のこと。
中国から伝わった十五夜に対し、
十三夜は日本由来の風習だといわれています。
十三夜には、栗や枝豆を供えることから「栗名月」「豆名月」とも呼ばれています。
十五夜と同様、十三夜の日にちも、その年によって変わります。
2022年の十三夜は、10月8日(土)です。
十五夜または十三夜のどちらか一方しかお月見をしない「片見月」は、
あまり縁起が良くないとされているんだそう。
できれば、十五夜と十三夜の両方の日にお月見ができると良いのですが、
雨だったり、お月様が見えない状況だったらどうすればいいのかしら…。
今日のヒメちー
あら、見事な満月がここに…。
満月と違います。
みんながお外を見てワイワイ騒いでるけれど、
鳥さんも見えないし楽しくありません。
テレビの方が楽しいかも…。
そうでもないですね…。
人の細胞サイクルって
旧暦に沿って行われてると聞いたことがあるけれど、
人よりも野生に近い猫。
満月ってどういう感じなのかしら…。
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