【ロードキル】猫の死因の多くは交通事故死と言う現実。

 

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猫の交通事故死が、殺処分頭数を上回る。

 

飼い猫の死因の一位は腎臓病。

猫全体の死因の一位は「人の都合によるもの」でした。

 

犬や猫を飼いきれなくなった飼い主による、

保健所への持ち込み数は8万5897匹。

そのうちの3万2743匹が殺処分されています。

この統計の裏で、

全国で1年間に交通事故で命を落とすネコは約29万匹に及ぶということがわかりました。

岐阜市にあるNPO法人「人と動物の共生センター」の調査によると、

全国の41自治体で回収された遺体の数から試算した数は

同期間の殺処分数の約10倍に相当する、とのこと。

同センターは、2020年8~9月に、

全国の政令指定都市・中核市80市を対象に、

野外で死んだネコの遺体回収数を尋ねる調査を行った。

有効な回答のあった41自治体で、19年度中に、

計5万3736匹の遺体が回収されていたことがわかりました。

野外で回収される遺体は、ほぼすべてが、

自動車などにひかれた「ロードキル」個体。

クリックでモザイクが外れます。

朝日新聞より

 

19年4月時点で、28万9572匹が「ロードキル」によって死んだと推計されます。

これはあくまで、遺体が回収された数。

人知れず亡くなり、他の動物の餌になった場合もあるでしょう。

あるいは親切な人が埋めてくれたかもしれない。

実態数はもっと多いと推測されます。

また、この猫たちはすべて外猫ではない、と言う事実があります。

猫の遺体の回収数は、

人口が多い自治体に多い傾向がありました。

人口が多いと、人と密接な位置にある猫の個体数は増える。

ゴミや人からの餌付けでネコにとってのエサが増えることや、

家の軒下などネコの生息環境も増えることが要因の一つでもある。

交通量も多いため、道路上で遺体が人目につきやすいことも

都市部での猫のロードキル遺体の発見数が多いと考えられます。

 

 

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もし運転中に動物と衝突してしまったら?と言うサイト

 

友人が免許をとった時、

路上教習で、こう言われたそうだ。

「犬や猫が飛び出してきたら、轢きなさい」。

この言葉だけを聞くと、なんてひどい、と思う。

けれどこれには意味があって、

犬や猫をよけたがために事故を起こすということを回避するためなのだそうだ。

動物と衝突事故を起こした場合は、自損事故として判断される。

自損事故は自賠責保険の対象外となる。

犬猫に限らず、例えば北海道では、

野生のエゾシカとの衝突事故が増えている。

これは野生動物の生息域に道路を整備したことも大きな理由。

重大事故を防ぐため、無理によけたりせず、

轢いてしまうのがよいとされてるサイトを見つけた。

 

断っておきますが、これはサイトを非難するためのものではありません。

悲しいけれど、「人優先」の社会。

動物の命を守るため、急ハンドルを切り、

対向車線に飛び出し、対向車と衝突し、

ひとが命を落とすような事故はあってはならないのです。

このサイトにも書かれていますが、

動物を車で轢いてしまった場合、

安全に車を停めることができるのならば、車を停め、

安否の確認をしてください。

まだ、生きている場合があります。

道路上に放置していくことは、

2度3度、車に轢かれる、と言うことかもしれません。

 

 

犬や猫を交通事故から守るために

 

猫や犬を放し飼いにしているという人もいるかと思いますが、

放し飼いについて少し考えてみて下さい。

放し飼いとは、昼は自由に外で遊び、

お腹が空いたり夜になると帰ってくるというスタイルで、

一見猫や犬にとっても都合が良く、

飼い主からしても自宅の家具などへのイタズラやトイレの掃除なども減り、

両者に好都合のようにも感じるかもしれません。

しかし、放し飼いにする事で、愛猫が交通事故に遭ってしまう確率はどうでしょう?

家の中でだけ買う状態で、交通事故にあうことはほとんどないかと思います。

放し飼いにしている状態から外に出してあげられない事を

可哀想に思う飼い主さんもいるかもしれません。

ですが、愛猫が交通事故で車に轢かれ、

頭を打ち砕かれて内蔵が飛び出し、命を落とす。

それをカラスなどに食べられるか、または「生ごみ」として処分される。

そのことよりも可哀想なのかどうかという事を考えると、

答えは簡単かと思います。

 

 猫は交通事故に遭いやすい生き物。

犬と比べると猫は交通事故に合う確率が高い動物です。

それはどの猫にも共通するの猫の特徴が関係しています。

まず、猫は来た道を引き返せないという点です。

興味があるものに対して追いかけていたり、

道路の向こう側に行きたい一心で走り抜けてしまったりします。

狩りの習性で獲物に対して、それに集中して周りが見えなくなり、

獲物を見つけるとパッと瞬時に飛び出すという行動も見られます。

これは家の中だけで行動する猫にも見られる特徴です。

また、猫の視力は人間の10分の1程と言われており、

素早い動きをする虫などは良く見えますが、

車が近づいてくる距離感を見極めるのは難しいのです。

猫は夜行性なので車のライトなどにも目が眩んでしまって動けなくなり、

夜間に交通事故に遭う事も少なくありません。

猫を外に出さないということ。

それは猫本人のためでもあるのです。

 

 

今日のヒメちー

 

ヒメは生まれはお外ですが、

ままちゃんちの子になってからは一度も外に出たことはありません。

お外の世界は、楽しいのかどうかわかりませんが、

「外に出る?」と聞かれたら…。

出てしまうのでしょうか。

外には鳥さんが飛び、

虫さんもいます。

まあけれども、窓から外を見ても十分楽しいです。

窓がしまってるときはですね、こうすると…

って、台の上に物を置いたのは誰ですか?

まったくもう。

猫が窓の外を見たいと言ったら、

邪魔をしてはいけないのですよ。

…。

夜は何も見えませんね。

お外の世界には

お外の世界の楽しさがあるということは分かっているけれど、

短い猫の人生の楽しみを奪ってよいのかと言う気もするけれど、

事故を未然に防ぐには、お外に出さないのが一番だと思うのです。

 


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