猫と言う名の神が作りし完全な生き物。
「猫」。
これは小さくてもふもふで、自由気ままな性格でひとを振り回す、
小悪魔的存在の生き物、猫の事です。
猫はなぜ「猫」と呼ばれるようになったのか。
ちょっと疑問に思ったことはありませんか?
物事にはすべて名称がある。
固有種にしろ、現象にしろ。
そんなことに疑問を持つのなんて、頭おかしいんじゃない?と言われそうですが、
気になったことは調べたくなる性質。
「猫」の名前の由来を調べてみました。
猫は寝子?じゃあ、コアラやナマケモノも猫になっちゃうよね?
猫は古く、平安時代に中国からやってきた、と言われています。
ところが、紀元前1世紀の頃の長崎県壱岐市勝本町のカラカミ遺跡からは、
猫の大腿骨など十数点の化石が出土していることから、
もっと古くから日本にいたのでは、と猫の歴史が覆るような発見がありました。
その頃の日本人、縄文人は文字を持たず、
正式な記録は残っていません。
猫の名前の起源として一番よく知られているものとしては、
猫のよく寝る習性から「寝(ね)」という字に、「子」を合わせたもの。
例えば中国では猫の鳴き声を(māo)マオと表現することから、
猫の呼び名は、(māo)マオとなります。
猫が日本へやってきたとき、最初は(māo)マオと呼ばれたかもしれません。
英語では猫は「cat/キャット」、子猫は「kitton/キトン」と呼びます。
イタリア語で猫または雄猫は「gatto/ガット」、雌猫は「gatta/ガッタ」、
子猫または雄の子猫は「gattino/ガッティーノ」
さらに雌の子猫は「gattina/ガッティーナ」となります。
フランス語で猫は「chat/シャ」、子猫は「chaton/シャトン」。
鳴き声とは関係の無い名前のようですね。
では日本の猫=寝子説。
これも鳴き声から来るものではなく、猫のその様子から来るものであったというのならば、
もしかしたらこう言うことかもしれません。
唐からやってきた猫はみな「マオ」。
このころ名前と言う概念がどのようなものだったかはわかりませんが、
他のネコ(マオ)と区別するために、
自分で決めた呼び名で読んでもいいはず。
そしてその名前を、生き物の名称だと誤解する人がいてもいいかも…。
ある人が付けた「寝子」と言う名が、
猫と言う生き物の総称になる。
こんなお話があってもいいのでは。
ねこま―「ま」=ねこ?ちょっと無理があるかも。
NHK大河ドラマ「光る君へ」では、
藤原道長の正妻・源倫子の愛猫「小麻呂」が登場し、話題を集めました。
平安時代の古い書物によると、猫はもともと「ねこま」と表現されており、
時代が進むにつれて「ま」がなくなって「ねこ」になったことがわかります。
「ねこま」がそもそもどういう意味だったのかについては諸説ありますが、
猫が丸まって寝るその姿から「熊(くま・こま)」、または、
「寝」「子」と動物を意味する「獣(ま)」が合わさって
「ねこま」という言葉になったのではないかという説があります。
猫と熊がイコールだなんてなんだか納得がいきませんが、
クマのしぐさにも可愛いものが多くあり、
狂暴と言う現実を取り払ってみると、クマは可愛い生き物なのかもしれません。
また、「鼠」の「ね」と「神(こま)」が合わさって「ねこま」になったという説もあります。
猫は日本では昔から鼠捕りとして大切に扱われてきた動物なので、
害獣の鼠から大切な食料や書物を守ってくれる守り神のような存在として、
そのような呼ばれ方をしていたのかもしれません。
または、鼠を好んでよく獲ってくること、鼠を狙ってジッと待っている姿から、
「鼠好(ねこ)」「鼠子待(ねこま)」となったという説もあります。
猫のかわいらしい鳴き声から?猫?
猫の鳴き声はにゃあにゃあと非常にかわいらしいものです。
「猫はにゃあと鳴かない」と言う映画もあったように、
この鳴き声の聞こえ方は個人差があり、
また、国によっても違います。
昔の日本人は猫の鳴き声を「ねうねう」と表現していました。
このことから、鳴き声の「ね」に愛称の「子」をつけて「ねこ」になったという、
さらに別の説もあります。
これは現代で言うところの「ニャンコ」や「ワンコ」と同じ発想なので、
なんだか親しみが持てますね。
人間を人と言うが如し、
その他動物の呼び名は総て人間が勝手につけた名称ですので、
何故猫を猫と呼ぶかは結局のところ、わかりませんでした。
もし猫が鳴き声から「がおー」とか「シャー」とか
見た目から「毛むくじゃら子」とか「ぼふぼふ」と言う名前だったら…。
それでも猫の可愛さに変わりはありませんが、
ちょっと猫に対するイメージは変わってしまっていたかもしれませんね。
今日のヒメちー
猫と言う呼び名の起源ですか?
それはいくらヒメが猫でもわかりません。
ねぇやんだってなぜ自分が「人間」かわからないでしょう?
世の中には知らぬ方がよいものもあるのです。
知らぬこと、わからぬことに
想像を張り巡らせる、なんと楽しいことか。
う~ん、なるほど。
「なんで」かを気にしだしたら、
世の中疑問でいっぱいになっちゃうわね。
ところで、平安の頃の人がこの姿を見たら…。
なんて言うかしら。
宇宙と言う概念はないわよね。
海底探査と言う言葉もない。
花粉症自体ないし…。
回り回って、「金魚鉢」と表現されたりしてね。
コメント
今日はねえやんの漫画が多くて嬉しい~♡ファンなもんで…。
日本語はもともとの和語と、中国からきた言葉のまざったものだけど、猫だけはあまりに違うから和語だと思ってたわ。でも漢字か~。中国語で猫を「mao」というのは知っていたけど、maoとねこが繋がらない~と思ってたら「寝子」か!
おもしろいね!
そしてひめちーの写真多いのも嬉しい♡