しっとりフィナンシェから考えるフィナンシェのあるべき姿。
生協のカタログで買った
「しっとりフィナンシェ」。
バター香るしっとりと焼き上げたフィナンシェって、もう最高よ。
これにクリーム挟まっちゃってるなんて想像できないけれど、
とりあえず美味しそう。
おーぷーん。
あれ?フィナンシェってこういう形でいいの?
これではまるでパンケーキサンド…。
けれどもすごくバターリッチな香り。
ふわふわかつクリームたっぷり。
これがフィナンシェかどうかは置いておいて、いただきまーす。
美味しーい。
バターたっぷりの生地にミルク感豊かなクリーム。
ふわっふわであっという間になくなっちゃう。
これはフィナンシェかどうかなんてどうでもいいわ、と思うくらい美味しい。
でもやっぱりどうでもよくない。
そもそもフィナンシェって、こういうものでしょ。
これはBABBIのフィナンシェ。
こう、長方形で、エッジがたった、
外はさくっと、中はしっとりとしたものをフィナンシェと呼ぶと思ってた。
どんな形でもフィナンシェなのかなー。
フィナンシェの由来は意外と面白かった。
フィナンシェはフランス発祥のお菓子で、17世紀頃から広まったといわれています。
フィナンシェの起源は諸説ありますが、最も有名なのは
フランス北東部のロレーヌ地方の聖母訪問会の修道女が作っていた菓子だという説。
当時教会に飾られた宗教絵画で主流だったのは「テンペラ画」というもので、
絵の具に卵黄を使用していたため、大量の卵白が余ることに。
そこで修道女たちは、その余った卵白を使ってお菓子を焼き、
それは聖母訪問会(ヴィジタシオン)にちなんで
「ヴィジタンディーヌ」と呼ばれ、フィナンシェの原型とされています。
フィナンシェ(financier)はフランス語で、
「金融家」「お金持ち」を意味する言葉で、
金融街で働く方々にとって縁起の良い金塊・金の延べ棒をイメージした
美しい焼き色と長方形が特徴となっています。
また、フィナンシェの形は金融マンが背広を汚さずに
片手で手軽につまめるようにパリの菓子職人が考えたといわれているのだそう。
食感は表面がサクサクとした軽い味わいで、中がふんわり柔らかいのが特徴。
と言うことは、この丸いフィナンシェはフィナンシェの定義からは外れてるのね。
まず形が違うものね。
形が違っていても、材料が一緒ならいいのかな?
でもそれだとマドレーヌとか、無限に似たお菓子はあるし。
フィナンシェの特徴は卵白
焼き菓子の基本材料は、薄力粉や砂糖、卵、バターなど。
フィナンシェはこれにアーモンドプードルが入ります。
焼き菓子に使う卵ですが、
フィナンシェが卵白のみを使用するのに対して、マドレーヌは全卵を使用します。
また、マドレーヌには溶かしバター、
フィナンシェには焦がしバターを用いることが多く、
仕上がりのイメージとしては、フィナンシェは香ばしくて軽い食感、
マドレーヌはふんわりと柔らかい食感になります。
また、マドレーヌの最大の特徴と言えば貝殻型。
多くはホタテの貝殻をイメージして作られているのだそう。
マドレーヌとフィナンシェの大きな違いは、形と材料。
フィナンシェにとても似ているお菓子に「ヴィジタンディーヌ」や
「フリアン」がありますが、
「ヴィジタンディーヌ」は形も丸型や楕円型、花型などで焼き、
「フリアン」は「美食家・おいしいもの」というのが語源になっています。
と、言うことはやっぱり、
丸い方で焼いたものはフィナンシェとは呼ばない、と言うことですね。
じゃあ、わたしが食べたのは何だったのか…。
謎だわ。
今日のヒメちー
ねぇやんは食べ物のこと考えてると幸せそうですね。
え?
ああ、まあ、うん、幸せね。楽しいもの。
ヒメちーは?楽しいと幸せにならないの?
楽しい…幸せ…。
どうでしょう。ちょっと考えてみます。
えーっと…何してるのかな。
箱にみっちみちに入ってみると楽しいか検証中です。
楽しくなくは…ないですね、うん。
楽しいと幸せの関係性についてはよくわかりませんが。
ただ、こうしていたら眠くなってしまったので、
ゆっくり寝ようかと思います。
…。
もしかしたら今、幸せかもしれません。
ひとも猫もね、
好きなことしてるときは幸せなのよー。
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