村上総務相「ペットは娘や息子よりありがたい」 災害時の同行避難で自治体との連携表明
災害時に避難所にペットを連れていける「ペット同行避難」。
これは自治体に差が大きくあり、
自治体が開設したどの避難所にもペットを連れて行ける市区町村もあれば
まったく設定されていない自治体、
実際避難するには難しい、最寄ではない避難所にしか設定の無い自治体もあります。
理想はどこの避難所にもペットを帯同できること。
けれどそれには多くのハードルがあります。
匂い問題。鳴き声問題。糞尿問題。
舞い散った毛によるアレルギー問題。
ワクチンを接種していない犬猫はどうするのか。
ノミやダニの駆除を行っていない犬猫はどうするのか。
狂犬病予防接種すら行っていない飼い犬もいると聞きます。
同じ「ペット飼い」同士だってちょっとこれは…と思うような飼い方をしているペットもいて
それでも「ペットがいる」と言うだけですべてを我慢しなくてはならないのでしょうか。
そんな「ペット同行避難」を巡り、村上誠一郎総務相は
9日の参院決算委員会で、自らのペットを「娘や息子よりありがたい」とした上で、
自治体との連携を表明した。
これは犬猫殺処分ゼロ議連事務局次長、
アニマルウェルフェア議連副会長を兼務する
日本維新の会の串田誠一氏への答弁。
村上氏は
「ペットは飼い主にとって家族同然で、かけがえのない存在だ。
私にとっては実の娘や息子よりもっとありがたい存在だと感じている」と述べた。
委員や閣僚から笑い声が起こると、
「これは笑いごとじゃありません。普段一緒に生活していて、
緊急避難的な状況になったときに、人間は弱い者を助ける存在だ。
置いていくのは人の道に外れるのではないか」と強調した。
その上で、地元の愛媛県今治市で3月に起きた山林火災の際、
ペット専用の部屋を設けた避難所があったことを紹介。
「総務省として、人と動物の共生する社会の実現に向け、
自治体と必要な連携、協力を頑張りたい」と述べた。
村上氏は4月9日の参院決算委でも串田氏の質問に、ペットの大切さを涙声で語っていた。
今まで自治体任せだったペット同行避難に、一筋の光が見えたような気がします。
「娘や息子よりありがたい」と言うのは少しオーバーな気もしますが。
ペット同行避難、飼い主側ができること。
避難所の数、大きさが、住人に対して潤沢であれば問題ないでしょう。
けれど、都市部ではなかなか難しい問題です。
実際わたしの住む自治体の避難所は絶対全員避難できないだろうという施設です。
なのでペット同行避難など夢のまた夢、
自力でできることはせねば、と、
車中泊避難できるように準備を整えています。
飼い主にとっては家族も当然だとは思います。
しかし、他所の人からしたらアレルギーの原因だったり
恐怖の原因にもなる存在であることを忘れないでほしい。
特に避難所はたくさんの方が来られます。
ペットの同行避難も大事ですが、
その為に他の方が迷惑を被らないような対策をしなければなりません。
飼い主の側ができること。
リードやケージ、クレートに普段から慣れさせておく。
シーツで排泄ができるようにする。
ノミやダニの駆除は当然。
犬は狂犬病などのワクチン、
猫は混合ワクチン。
大阪府堺市ではこのようなパンフレットが作成されています。
クリックで大きくなります
飼育環境が適切でないと犬や猫はストレスを感じて免疫力が弱くなってしまいます。
自分でできることはしたうえで、行政の対策を待ちたいものですね。
今日のヒメちー
その点ではヒメは優秀な避難訓練済みの猫ですね。
このようにスーパーの袋に入れても…。
箱に入れても簡単に持ち出せます。
このようにバッグを開いておいて置いてくれれば
自らすんなり入ります。
これはもう、災害ドーンと来い、じゃないですか?
いやいやヒメちー、
どんなに訓練を重ねて準備してたって、
避難しなければならないような災害は起こらないのが一番よ。
それにヒメちー、あなた大事なことがクリアできてないじゃない。
避難所ではおとなしくしてなくっちゃいけないのよ?
ヒメはスマホゲームさえあれば…。
まるで人間の子供だわ。
スマホの充電、切らさないようにしなくっちゃだわねー。
コメント
これはペットと暮らしている側にも、相応の備えは必要ですが、ぜひとも常設してほしいところですよね。
今の日本では、やはりペットがいる世帯といない世帯で避難場所を分けるのが選択肢としては一番可能性が高いのかなと思いますが、各地区に数か所、できることであれば一緒に暮らしているペット種である程度区画を設けて設置してしてほしいところ。
自分が経験した阪神淡路大震災では、ペット同伴の避難所ってのはなかった記憶ですので、そう考えると少しづつではあるものの、理解はされつつあるのかなと思います(*´ω`)