「地球上で最も殺傷能力の高い」ネコ・クロアシネコ。
クロアシネコ(黒足猫、Felis nigripes)は
食肉目ネコ科ネコ属に分類される食肉類。
系統図からも、イエネコに近い種であることがわかります。
約340万年前に枝分かれしたイエネコの近親種です。
南部アフリカに分布する小型の野生ネコで、
足裏が黒いことからこの名があります。
成体でオス1.9 kg 、メス 1.3 kgと、
世界で最も小さなネコ類の1種です。
ミヌエット(ナポレオン)がおよそ体重2~4kg、
シンガプーラが体重2~3kg、
キンカローが体重1.3〜3kgと言われていますので、
どれほど小さいかわかるかと思います。
クロアシネコは、成長して大人になっても子猫程のサイズしかなく、
もこもこフワフワで足が短く愛らしい見た目です。
ネコ科の生き物は元来木登りが得意ですが、
クロアシネコは小柄で手足が短く、木登りに適した体型ではありません。
木登りは苦手ですが、陸上では俊敏に獲物を追いかけます。
クロアシネコの生息地では、餌となる生き物が減少し、
獲物を探し求めるために、日暮れから次の日の朝までに
なんと10km近くも移動する程のスタミナがあります。
クロアシネコは小さいながらも、勇敢で獲物を狙うハンターです。
キリンの頸静脈を狙って襲うこともあるぐらいワイルドな一面があります。
クロアシネコを自宅で飼うことは禁止されています。
絶滅の危機がある種類として指定され、
2011年に国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに登録されたためです。
可愛い見た目に騙されないで!実はこの子、ライオンやヒョウより凄腕のハンターなの。
「クロアシネコの狩りの成功率は60%以上」と言われ、
一晩で最大14匹のげっ歯類や小鳥を狩ることができ、
アフリカのネコ科の頂点、ライオンに比べて3倍の成功率。
「一晩で、ヒョウが6カ月かけて捕らえる獲物よりも多くの獲物を捕らえる」
能力を持っており、地球上で最も殺傷能力の高いネコの一種なのだという。
現地の人は「キリンをも襲う勇敢な猫」、
「おいつめられると激しく反撃する凶暴さもある」と言います。
「クロアシネコは常に狩りをしている」とその生態を表し、
猫科大型獣、いわゆる猛獣とされる動物よりも
凄腕のハンターなのだとか。
大きなくりっとした目。
小さく愛らしい体つき。
見た目の愛らしさから、
クロアシネコを飼いたいと願う人は多いようですが、
アメリカでクロアシネコの保護を行う「クロアシネコ・コンソーシアム」ですら、
現在29頭しかおらず、
繁殖に力を入れているのだと言う。
クロアシネコは南アフリカ共和国やナミビア、ボツワナなどに
生息している野生の猫ですが、
その性格は非常に用心深く、狭い穴倉での生活をしています。
そして、基本「おひとりさま」での単独行動を好みます。
繁殖時期の頃でも、オスとメスが一緒に過ごす時間が5~10時間と短い。
小さい体のわりにエネルギー消費量がかなり多いのが特徴的で、
なんと体重の6分の1、約250gの肉が必要です。
60kgの人間だったら10kgもの肉を食べるようなものです。
食べるために獲物を探す時間も多く、
集団で暮らしていると、十分な餌にありつけない。
それゆえ単独行動をとると言われています。
野生動物が生きていくために狩りの腕は必須。
狩りが上手でありながら生息数が減少するクロアシネコは
野生動物なのにこんな効率の悪い体のために
絶滅の危機にあります。
現在クロアシネコは日本で飼育されている場所はありません。
クロアシネコの繁殖に力を入れているアメリカでは、
約60頭が数か所の動物園で公開されています。
広いアメリカでたったの60頭。
その希少性がよくわかります。
小さな見た目で凄腕のハンター。
そのギャップにも人は魅了されるのでしょうね。
今日のヒメちー
狭い穴倉が好き。
ハンターとしての腕は一流。
攻撃力も高い。
これはまさに猫。
しかも見た目のラブリーさを備えているとは、
我ら猫族の誇り。
そうねー「たくさん食べる」と言うこと以外は
ヒメちーと似てるわね。
340万年前と言う、気が遠くなるほど昔に枝分かれしたクロアシネコ。
絶滅することなく、可愛い姿を見せてほしい。
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コメント
可愛さはひめちーと一緒よね
でもそんな凄腕ハンター猫さんがいるなんてつゆ知らず‥。顔可愛いからギャップ凄いわ!!
今日ちゅーるのフルCM見たんだけど、みんな可愛いけどこのクロアシネコちゃんとは対極ののんびりさだったわ‥