「猫の集会」を開催する人間の集団
猫の集会と言えば、
夜な夜な、あるいは満月の日に
地域に住む猫が集まり情報交換や顔見世を行う会。
この猫の集会には家庭猫は当然ながら出席できないのですが、
中には猫集会に誘われた人間もいる、と言うまことしやかなうわさもたつほど。
猫好きならば一度は参加してみたい「猫の集会」。
何と猫医学会が設立した国際組織の名称としても使われているのです。
なんて素敵なセンス。
JSFMとはJapanese Society of Feline Medicineの略。
そのJSFMが主催する猫の特化した今までにない新しいスタイルの
獣医師と動物看護士向けの勉強会の呼称です。
「猫の集会」では、
・猫医学研究を推進し、その最新知見を紹介する基盤を構築する。
・猫に特化した病気の診断・治療に関する勉強会を、
臨床獣医師ならびに動物看護師向けに定期的に開催する。
・猫にやさしい病院づくりを目的とし、
国際的水準に即したCFC(Cat Friendly Clinic)の国内普及活動に貢献する。
を活動指針にしています。
また、キャットフレンドリークリニックとして、
「猫は小さな犬ではない」と言う治療方針のもとに活動していらっしゃいます。
Cat Friendly Clinic（CFC）は
国際的猫のチャリティ団体International Society of Feline Society(ISFM)によって確立された
国際基準の規格で、世界的に普及しています。
CFCに認定された動物病院とは、猫専任従事者を設けることで
より猫の専門性の高い知識と質の高い猫医療を提供することを猫のご家族に約束し、
猫にやさしい動物病院の“道しるべ”となります。
CFC取得には、国際基準を満たす必要があります。
CFC認定のクリニック一覧です。
皆様の通われる動物病院はこの中にありますでしょうか。
ヒメちーの通う動物病院は残念ながらCFC認定病院ではありませんでした。
CFC認定病院と、認定されていない病院とは、
具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
CFCキャットフレンドリークリニックとはどういう病院？
猫は犬と違い、長らく病院には行かない生き物として扱われてきました。
猫は体調不良を隠す生き物で、
病気であることがわかりづらく、
また飼い主による猫の意識も犬のそれとは違うものでした。
また、治療は犬のものと同じ。
猫は「小さな犬」として扱われてきたのです。
CFCに認定された動物病院には、次のような特徴があります。
・猫専任従事者がいる
・猫にやさしい待合室や診察室、入院室がある
・入院する猫には大きくてやさしいケージがある
・猫のストレスを軽減し、快適に過ごしてもらうための基準を満たしている
これはすごいことです。
実はヒメちーの通う動物病院の入院、預かりケージはわんちゃんと共有。
犬は猫の鳴き声を聞き、猫は犬の鳴き声を常に聞いていなければならない状態です。
もちろん待合室もです。
これはお互いにとってストレスだと考えています。
猫の病気の治療薬のほとんどは人薬。
体重によって加減して処方されるわけですが、
これ、正直言うと、かなりざっくりとした処方なのです。
例えばかゆみがある、と言えば人薬のステロイドが簡単に処方されます。
人医がそうですが、よりきめ細かい医療を受けるにはそれ相応の待ち時間が必要となります。
それでも細やかな医療・ケアが受けられるというのは素晴らしいこと。
CFC認定病院がもっと増えて、
どこででも猫に適した診療が受けられる世の中になって欲しいです。
今日のヒメちー
病院…。
病院と言うところには、いやな思い出しかありません…。
そうねー、それはねぇやんだって同じよ。
みんなできれば病院になんてかかりたくないと思ってると思うわ。
だからねー、普段からの健康管理が大事なのよ。うん。
さてさて、今日のヒメちーは…。
相変わらず細いわねー、まるでオコジョみたい…。
おちりもチェックしましょー、これ大事よ。
なんだかねぇやんの変態趣味を助長しているだけのような…。
気がします。
ヒメちー、それは誤解よー。
ねぇやんいつだって、ヒメちーの健康に気を使ってるんだからー。
コメント
私もねえやんの趣味に賛成！ひめちーのおちり大好き！画像じゃなくて本物を見たいくらいよ(←ヤバい)
動物病院の話、初めて聞きました。でも私も実家でワンコ飼ってた時行ったことあるけど、確かにほとんど患者はワンコだった気がする～。
もっと猫専門のお医者様が増えるといいな！